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早めの十両昇進発表の意味

本日十両昇進が発表された。幕下の十両昇進
候補は4人いた。
東筆頭 貴源治 4勝3敗
西筆頭 北太樹 4勝3敗
東2枚目 翔猿 5勝2敗
東3枚目 舛の勝6勝1敗
これに対し十両からの陥落候補は3人いた。
東12枚目 北はり磨 5勝10敗
西13枚目 矢後 7勝8敗
西14枚目 希善龍 6勝6敗3休
170923十四日目十両幕下以下 467
<九月14日目天空海を倒して6勝目をあげた舛の勝>

一人は幕下据え置きだが、3人はめでたし
めでたしの入れかえかと思いきやそうは
いかなかった。十両に昇進したのは舛の勝
改め隆の勝と再十両の貴源治の2人であっ
た。ということは西筆頭、4勝3敗の北太
樹、東2枚目、5勝2敗の翔猿は幕下据え
置きで西13枚目、7勝8敗の矢後は十両に
留まったと推測できる。
170924千秋楽十両幕下以下 585
<九月千秋楽 矢後、木崎に勝って7勝目>

十両昇進が場所後の番付編成会議後発表され
るようになったのは、そもそも昭和46年7月
からである。つまりそれ以前は番付発表で
十両昇進が判明したわけである。なぜ、十両
は場所後の発表になったのか。それは、新十
両は化粧まわし、締め込み、紋付羽織袴など
準備が必要であるからだ。早めに発表する
から早めに準備しなさい、というわけである。
しかし、今まで幕下にいて無給で場所手当て
しか受け取っていない者にとって自力では
とても用意できない。そこで早くから後援会
や母校などに力添えをというわけである。
しかし、これではいかにも人任せである。
関取の資格は与えるが、協会が何もしない
カタチで果たしていいのだろうか。思わず
考えさせられてしまった早めの十両昇進発表
であった。

4キロ歩いてしまった。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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