大相撲

低空飛行を脱却できるか鶴竜・日馬

2017年5月5日

52勝23敗15休
60勝22敗8休
これは鶴竜と日馬富士のここ1年間(平成28
年五月場所から平成29年三月場所)の成績で
ある。稀勢の里がここ1年間74勝16敗の成績
をあげているのと比較すると、いかにも低空
飛行の数字である。鶴竜と日馬富士は横綱と
しての責任を十分果たしているとは言いがた
い。
170317六日目幕内 905
<H29年三月場所 松鳳山に敗れた鶴竜>
 
一月場所はともに途中休場。三月場所は白鵬
が途中休場で優勝のチャンスであったはず
だが、関脇以下にともに4敗して、早々と
優勝戦線から脱落してしまった。今年にはい
って鶴竜、日馬富士ともに期待に応えていな
い。日馬富士は33歳に、鶴竜は8月に32歳を
迎える。年齢的に大きな期待を抱くのは難し
くなってきているのは、確かである。
170314三日目幕内 1008
<H29年三月場所 蒼国来に残され、前に落ちた日馬富士>
 
それでいて、両横綱とも何か捨てがたい要素
をもっている。鶴竜、日馬富士はこの1年間
で優勝している。また、稀勢の里戦で目が
覚めるような相撲を見せられると、もうひと
働きできるのではと思えてくる。ちなみに
鶴竜は稀勢の里にこの1年3勝1敗、日馬
富士は3勝2敗の成績を残しているのだ。

鶴竜と日馬富士に明確な目標が聞こえてこな
い。例えば、日馬富士なら2ケタ優勝を狙う。
鶴竜なら5回の優勝を目指す。など目標に
向かって邁進している姿勢を明確に打ち出す
と違ってくるのでは。北の富士は横綱として
2ケタ優勝しといたほうが、という周囲の
期待に応えて10回の優勝を達成した。白鵬は
大鵬の最高優勝回数32回越えを目指した。
161127千秋楽幕内表彰A 694
<H28年十一月 3回目の優勝の鶴竜>
 
鶴竜、日馬富士が優勝する条件は何か。まず、
取りこぼしをしないことである。鶴竜の場合、
引き技は負けを呼ぶ。しのいで有利な体勢を
つくるために、しつこく組み勝つことである。
日馬富士は立ち合いの鋭さと集中力の相撲を
増やすことである。後手を踏んでも、ねばっ
て動いて、あっさり負けをしないことである。
160724千秋楽パレード 036
<H28年七月 日馬富士(右)の優勝パレード >
 
風薫る五月場所。鶴竜、日馬富士は今度こそ
ここ2場所の不成績を挽回して、優勝争いに
ぜひ加わっていただきたい。

デストロイヤーの自伝は何度読んでも
興味深い。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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