大相撲

高安 カモと苦手

2017年5月6日

五月場所、注目されるのが高安の大関昇進
なるか、である。高安は入幕して5年5場所
経過した。その間、三賞は殊勲賞3回、敢闘
賞4回、技能賞1回、計8回受賞している。
三役は小結4場所、関脇3場所務めている。
現在5場所連続三役である。

それでは5年5場所間の対戦相手別成績は
どうか。高安のカモと苦手を調べてみた。
苦手といっても横綱は別格なので除外した。
また、すでに引退した力士も今後対戦する
ことはないので、対象外とした。
111126十四日目幕内 409
<H23年十一月 宝富士対高安(右)の初戦>
 
高安が勝敗差で7と引き離している力士に
宝富士がいる。現在11勝4敗である。初対戦
は、高安の入幕3場所目である。初戦から
高安が3連勝している。ここ1年間でも4勝
1敗の成績である。もう一人勝敗差が7の
力士がいる。隠岐の海である。対戦成績は
10勝3敗である。こちらも初戦から3連勝と
今後を暗示していた。五月場所は3場所ぶり
の対戦となる。
120113六日目幕内後半 108
<H24年一月 隠岐の海対高安(右)の初戦>
 
しばらく対戦はなさそうなのが、北太樹で
ある。対戦成績は8勝2敗である。新入幕
から対戦しているが、平成28年一月場所が
最後の対戦になっている。北太樹が五月場所
から十両へ落ちたままだからである。高安が
好成績をあげている力士に臥牙丸がいる。
対戦成績は6勝2敗である。対戦成績が少な
いのは、臥牙丸が幕内と十両を往復するケー
スが多いからである。
110718名古屋九日目幕内 454
<H23年七月 栃煌山対新入幕高安(右)>
高安最大の苦手は、栃煌山である。対戦成績
は5勝18敗である。ここ1年でも2勝2敗で
ある。高安にとって23回の対戦は現在最多の
数値である(1不戦敗有)。なお、次点は豪栄
道の22対戦である(1不戦勝有)。妙義龍戦
も4勝11敗と大敗している。5連敗したこと
もある。だが、五月場所、通常ならこの両力
士との対戦はない。
120118十一日目幕内 460
<H24年一月 妙義龍対高安(右)の初戦>
 
ほかに豪風に4勝10敗、安美錦に2勝9敗の
成績がある。しかし、現在の力関係は完全に
逆転している。

最後に現大関戦、元大関戦をみてみよう。
照ノ富士に通算8勝6敗で、現在5連勝中と
圧倒している。先場所、高安が照ノ富士を
倒したことで、稀勢の里に優勝のチャンスが
まわってきたのである。豪栄道には通算14勝
8敗(1不戦勝有)、ここ1年3勝2敗と
勝ち越している。琴奨菊には8勝11敗だが、
現在5連勝中である。高安は大関戦で、大関
と互角の力は十分あることが証明された。
あとはいい相撲内容と勝ち星である。
170313二日目幕内 774
<H29年三月 豪栄道を倒した高安>

今日6日、稀勢の里を取り上げる
ニュースが複数あります。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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