大相撲

稀勢の里、決断の時

2018年1月9日

笑えないギャグがある。Q稀勢の里の得意技
は  A途中休場。昨年は3場所途中休場が
あった。いずれも負けが込んでの休場だった。
目下4場所連続休場中である。稽古総見では、
あまり目はでなかったようである。休場中の
横綱は、自信がつくほどの稽古が必要である
が、その域までいったとはいえないようである。
180109明治神宮土俵入り 157
<稀勢の里、明治神宮参拝・奉納土俵入り>

稽古総見後はある程度盛り返したが、不安
材料は消えない。稽古と本場所はまるで違う。
稽古は場所前だけのものではない。毎日の
積み重ねである。休場を薦める方がいるのも
無理からぬ話である。

稀勢の里は大関以前、千秋楽に不戦敗があっ
ただけで、休場はなかった。それが大ケガ
とはいえ、中途半端に出場しては休場を繰り
返してしまう。稀勢の里は一月場所で横綱
1年になる。三月場所最終盤以降はケガとの
戦いである。横綱としての責任はあるが、
中途半端な状態で出場して途中休場すること
は、もう許されないところまできている。
180109明治神宮土俵入り 354
<出場か否か稀勢の里の決断は?>

横綱玉の海は虫垂炎を注射で散らしていた。
昭和46年九月場所前、NHK解説者の玉の海
さんは、「症状がでているなら最初から休場
したほうがいい。出場して負けが込んで休む
のは、いかにもみっともない」と休場を薦め
た。これに対し横綱玉の海は「先代、私は
不死身なんでしょうかねえ。無様な相撲を
取ったら、遠慮なく批判してください」と
言ってポンと腹をたたいたという。玉の海は
15日間取りきり、12勝3敗と横綱の責任を
果たした.

稀勢の里には玉の海の気概が必要である。
出場するにしても稽古の裏づけと自信をもっ
ての出場を望む。

疲れる1日でした。
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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