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稀勢の里、決断の時

笑えないギャグがある。Q稀勢の里の得意技
は  A途中休場。昨年は3場所途中休場が
あった。いずれも負けが込んでの休場だった。
目下4場所連続休場中である。稽古総見では、
あまり目はでなかったようである。休場中の
横綱は、自信がつくほどの稽古が必要である
が、その域までいったとはいえないようである。
180109明治神宮土俵入り 157
<稀勢の里、明治神宮参拝・奉納土俵入り>
稽古総見後はある程度盛り返したが、不安
材料は消えない。稽古と本場所はまるで違う。
稽古は場所前だけのものではない。毎日の
積み重ねである。休場を薦める方がいるのも
無理からぬ話である。
稀勢の里は大関以前、千秋楽に不戦敗があっ
ただけで、休場はなかった。それが大ケガ
とはいえ、中途半端に出場しては休場を繰り
返してしまう。稀勢の里は一月場所で横綱
1年になる。三月場所最終盤以降はケガとの
戦いである。横綱としての責任はあるが、
中途半端な状態で出場して途中休場すること
は、もう許されないところまできている。
180109明治神宮土俵入り 354
<出場か否か稀勢の里の決断は?>

横綱玉の海は虫垂炎を注射で散らしていた。
昭和46年九月場所前、NHK解説者の玉の海
さんは、「症状がでているなら最初から休場
したほうがいい。出場して負けが込んで休む
のは、いかにもみっともない」と休場を薦め
た。これに対し横綱玉の海は「先代、私は
不死身なんでしょうかねえ。無様な相撲を
取ったら、遠慮なく批判してください」と
言ってポンと腹をたたいたという。玉の海は
15日間取りきり、12勝3敗と横綱の責任を
果たした.
稀勢の里には玉の海の気概が必要である。
出場するにしても稽古の裏づけと自信をもっ
ての出場を望む。

疲れる1日でした。
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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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