笑えないギャグがある。Q稀勢の里の得意技
は A途中休場。昨年は3場所途中休場が
あった。いずれも負けが込んでの休場だった。
目下4場所連続休場中である。稽古総見では、
あまり目はでなかったようである。休場中の
横綱は、自信がつくほどの稽古が必要である
が、その域までいったとはいえないようである。
稽古総見後はある程度盛り返したが、不安
材料は消えない。稽古と本場所はまるで違う。
稽古は場所前だけのものではない。毎日の
積み重ねである。休場を薦める方がいるのも
無理からぬ話である。
稀勢の里は大関以前、千秋楽に不戦敗があっ
ただけで、休場はなかった。それが大ケガ
とはいえ、中途半端に出場しては休場を繰り
返してしまう。稀勢の里は一月場所で横綱
1年になる。三月場所最終盤以降はケガとの
戦いである。横綱としての責任はあるが、
中途半端な状態で出場して途中休場すること
は、もう許されないところまできている。
横綱玉の海は虫垂炎を注射で散らしていた。
昭和46年九月場所前、NHK解説者の玉の海
さんは、「症状がでているなら最初から休場
したほうがいい。出場して負けが込んで休む
のは、いかにもみっともない」と休場を薦め
た。これに対し横綱玉の海は「先代、私は
不死身なんでしょうかねえ。無様な相撲を
取ったら、遠慮なく批判してください」と
言ってポンと腹をたたいたという。玉の海は
15日間取りきり、12勝3敗と横綱の責任を
果たした.
稀勢の里には玉の海の気概が必要である。
出場するにしても稽古の裏づけと自信をもっ
ての出場を望む。
疲れる1日でした。
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よしなに
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