稀勢の里が春巡業を休場して、治療に専念
するという。治療は1ヶ月を要する。巡業で
稀勢の里に会うことを楽しみにしていたファ
ンには残念なことかもしれない。しかし、
稀勢の里の力士生命を大切に思うなら、ケガ
を直すことが第一である。

<モンゴルに対抗する稀勢の里>
治療に1ヶ月かかっても、戦える体、左が
使えるようになるには、さらに時間が必要で
ある。そう考えると五月場所までは時間が
足りない。場合によっては、五月場所休場も
やむを得ないかもしれない。
稀勢の里は横綱に昇進以来、多忙な日々を
過ごしてきた。それでいて自滅することなく、
スケジュールを抑えてきた。このへんは、
琴奨菊や豪栄道に学んだ。ここらで休養が
必要である。のびきったゴムは切れやすく
なる。

<がちんこ相撲の稀勢の里>
稀勢の里は奇跡の逆転劇で連続優勝を達成
した。稀勢の里が今後の目標とするのが、
全勝優勝である。ここまでは師匠であった
隆の里も達成している。あとは通算5回優勝
すれば師匠超えになる。
しかし、稀勢の里の本当の価値はこうした
数字ではない。彼が貫くがちんこ相撲の精神
にある。がちんこは大変だし、苦しいときも
ある。しかし、力士として最もリスペクト
できる点である。稀勢の里にはそれがある。
今日は専門誌の発売日。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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