2021年– date –
-
大相撲
朝乃山試練の再出発
コロナ禍の外出禁止期間中、何度もキャバ クラ通いしていた朝乃山の処分が11日の臨時 理事会で決定した。虚偽報告をしていたこと、 そのための口裏合わせがおこなわれたこと、 大関という責任ある立場から1年間の出場 停止処分となった。来年2022年の五月... -
大相撲
7年前の明日のホープ
今から約7年前、2014年4月に明日のホープ をあげている。まず、豪栄道・栃煌山・阿覧・ 魁聖・碧山・土佐豊・栃ノ若・常幸龍は期待 していたが、頭打ちとしている。2014年三月 場所の番付では豪栄道と栃煌山は関脇であっ た。魁聖・栃乃若は前頭上位、碧... -
大相撲
横綱の勝率・優勝率・出場率の総合番付 中
引き続き横綱時代の勝率、優勝率、出場率を 合計した総合点から横綱をみていこう。 5位は大鵬である。6場所時代の申し子で あった。これまで優勝回数は双葉山の12回で あったが、大鵬が抜くのは時間の問題であっ た。大鵬は師匠の元佐賀ノ花の二所ノ関か... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し10
■魁傑 ・優勝した前場所負け越し22・24例目 魁傑の優勝は2回あるが、ともに前場所負け 越している。最初の優勝は昭和49年十一月 場所、小結魁傑は横綱北の湖と優勝決定戦で 激突。突っ張りで圧倒して初優勝している。 翌場所11勝して大関に昇進している。... -
大相撲
横綱の勝率・優勝率・出場率の総合番付 上
横綱の勝率、優勝率、出場率を合計した総合 番付を作成してみた。あくまで横綱時代の 実績をもとにした数字である。対象は実質 横綱が地位化した常陸山以降の東京横綱と した。大阪横綱の宮城山は東西合併以降の 成績を採用した。引き分け、預かり、痛み ... -
大相撲
宇良の復帰街道
2021年五月場所、十両2枚目12勝3敗で優勝 した宇良の再入幕は決定的である。宇良の 幕内は2017年十一月場所以来である。宇良は 入門前から反り技やバク転でその身体能力が 注目されてきた。序ノ口から6場所を要して 十両入りを決めた。38勝4敗と抜群の... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し9
■若浪 ・優勝した翌場所負け越し30例目 昭和43年三月場所、千秋楽を迎えて2敗は 大関豊山、小結麒麟児(のちの大麒麟)、 前頭8枚目若浪であった。14日目は豊山と 麒麟児が直接対戦して麒麟児が勝っている。 優勝なしの豊山にとっては最後のチャンスで ... -
大相撲
テレビ中継様々
大相撲の取組はテレビ放送をしているNHK を通して観戦できる。相撲ファンはテレビを 通してご覧になる方のほうが圧倒的に多い のは当然である。五月場所は総合テレビ放送 開始(=BS放送終了)が急遽変更になった ことが複数あり、留守録画しているフ... -
大相撲
炎鵬の苦闘
炎鵬の苦闘が続いている。ここ1年間の成績 は幕内3場所十両3場所で28勝47敗15休で ある。勝ち越しは十両1場所だけである。 15休は部屋で新型コロナウイルス陽性力士が 出たため、濃厚接触者として休場を余儀なく されたものである。おまけに番付は1枚... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し8
約1カ月ぶりの再開です。引き続きご愛読 よろしくお願い致します。 ■大鵬 ・優勝した前場所負け越し13・15・16・17・ 19・20例目 ・優勝した翌場所負け越し26・28・32例目 優勝32回を誇る大鵬だが、前場所負け越し ての優勝が6回ある。全休後が4回、途中... -
大相撲
少な過ぎる新入幕力士数
五月場所は三月場所に続いて新入幕力士は 0であった。五月場所の十両番付は7枚目 までは、3枚目の白鷹山を除いて元幕内だら けであった。十両28人のうち17人が元幕内で ある。元幕内の十両占有率は約61%である。 3枚目の白鷹山は7勝8敗で負け越し、... -
大相撲
消滅する部屋、継承される部屋 下
引き続き来年(2022年)に師匠が定年を迎え る部屋をみていこう。二所ノ関(元若嶋津) 部屋は二子山(元初代若乃花)部屋から独立 した。最初は松ヶ根部屋であった。定年が 迫った荒磯(元二子岳)部屋の3人の弟子の うち2人が引退、1人が花籠(元大寿... -
大相撲
消滅する部屋、継承される部屋 上
元十両の華王錦の断髪式が旧東関部屋でおこ なわれた。元高見盛の東関と元高見山がはさ みをいれた。新旧の師匠が顔を合わせた。 東関部屋は元高見山が高砂(元横綱朝潮) 部屋から独立しておこした部屋であった。 <元高見盛の東関> 高見盛より地位も年... -
大相撲
2021年七月場所チケット事情
七月場所のチケットは5月22日に一般発売 された。その前に選考予約があった。最初の 緊急事態宣言で発売日は未定とされた時期が あったが、結局は予定通りとなった。サイト のみの発売である。チケットぴあと東海を 中心とするBoo-Wooである。これ... -
大相撲
幕下の連続優勝
五月場所、阿炎が連続幕下優勝を達成した。 三月場所に続き、連続幕下優勝となった。 もともとケガで落ちたわけではなく、ペナル ティによるものだからレベルが違った。実際、 14番の相撲は危なげなく、阿炎があわてる ことさえなかった。阿炎は平成29年三... -
大相撲
元稀勢の里の荒磯部屋の位置付け
元稀勢の里の荒磯親方が田子ノ浦(元隆の鶴) 部屋から独立することになった。部屋は出身 地である牛久に隣接する茨城県の阿見町に 建設予定である。2019年一月場所で引退した ときは秋葉原と浅草橋の間あたりに部屋を 構えるといわれたが、広さを優先した... -
大相撲
照ノ富士の優勝回数を予想する
「照ノ富士はこの1年間で3回優勝している んだよ」師匠であり、審判長である元旭富士 の伊勢ヶ濱は口にした。照ノ富士は幕内に 復帰した昨年七月場所から今年(2021年)の 五月場所までの1年間確かに3回優勝して いる。これは鶴竜・稀勢の里はなしえて... -
大相撲
照ノ富士の横綱昇進を考察する
五月場所、照ノ富士が関脇・大関で連続優勝 を達成したことで、七月場所は横綱昇進を かけることになった。こうした例は大正15年 優勝制度が設けられてから双葉山しかいない。 双葉山は次の場所も優勝して横綱に昇進して いる。69連勝の途上であった。にわ... -
大相撲
3場所経過した2021年年間最多勝レース
五月場所が終了したことで、今年(2021年) の本場所は半分消化したことになる。年間 最多勝レースはどのように展開しているのか。 3場所までの途中経過をまとめてみた。それ が次の表である。なお、対象は3場所幕内に 在位した力士とさせていただき、単... -
大相撲
2021年五月場所総評&七月場所私製番付
★場所中に明るみに出た朝乃山・竜電の 問題について 朝乃山は外出禁止期間中にキャバクラ通い。 しかも虚偽の報告をしていた。処分は阿炎 3場所出場停止を上回るとみられている。 地位だけでなく、協会の看板力士の不祥事 ということで失うものがあまりに... -
大相撲
■夏千秋楽 最終盤にスキをみせた照ノ富士が連続優勝
にわかにもつれた優勝戦線は千秋楽、決着の ときを迎えた。結び前の一番優勝戦線第一 ラウンドは大関正代対3敗遠藤戦。互いに 左の相四つ。相撲は、遠藤が二本入って出る が、正代左が入って返すと遠藤浮き上がり、 正面土俵に押し出した。遠藤はあっさり... -
大相撲
■夏14日目 大波乱!遠藤連日の殊勲
1敗照ノ富士の優勝は堅いと思われた。3敗 遠藤がそうはいくかいとばかりに、紙一重で 照ノ富士の投げを打ち返して制した。相撲は、 遠藤が二本はいって寄り立てる。照ノ富士、 こらえて小手にかかえて投げにいく。遠藤も 投げの打ち返しで正面土俵に両力... -
大相撲
■夏13日目 幻の照ノ富士-正代戦
終盤にきて、大相撲の話題が土俵から土俵外 に移ってしまった。朝乃山の外出禁止期間の キャバクラ通いの処分が話題になっている。 虚偽報告があったので、3場所出場停止の 阿炎を下回ることはあるまいという見方が 支配的である。朝乃山不調の原因はこれ... -
大相撲
■夏12日目 繰り返される自覚なき行為
ここへきて大相撲がゆれている。大関朝乃山 が協会の新型コロナウイルス感染対策ガイド ラインに違反してキャバクラに通っていた のだ。これまでは事実無根と主張していたが、 ここに来て認めたというのだ。週刊文春新聞 広告に「朝乃山裏切りの深夜キャバ... -
大相撲
■夏11日目 予想をはるかに超えた照ノ富士の1敗
全勝優勝の話題が出始めた照ノ富士。それ ほど磐石で安定した相撲を取り続けてきた。 その照ノ富士がまったく意外なカタチで黒星 がついた。11日目の対戦相手は妙義龍である。 相撲は、妙義龍がもろざしではいるが、照ノ 富士が豪快な小手投げで一蹴した。... -
大相撲
■夏10日目 朝乃山・正代は勝ち越せるのか
まず、このテーマ自体が情けない。大関は 本来協会の看板であり、特別待遇を受けて いる立場である。朝乃山・正代は10勝できる かが本当のテーマでなくてはならない。しか し、現状では難しい。大関は常に10勝以上 できなくては務まらない。過去の大関が務... -
大相撲
■夏9日目 照ノ富士対高安戦を斬る
全勝照ノ富士と2敗高安が9日目に組まれた。 大関対関脇というにはいささか早すぎる取組 である。というのも照ノ富士は残り6番を 平幕3番、大関3番となるからである。ただ、 高安戦は照ノ富士にとって乗り越えなければ ならない壁である。照ノ富士が昨... -
大相撲
■夏8日目 重症朝乃山は出直しが必要
照ノ富士の強さの秘密、その1つに押し相撲 に押させないことがある。それが8日目の 大栄翔戦にあらわれた。大栄翔が押しにいこ うとするが、照ノ富士は踏み込んでどんどん 前に出る。さらに左をかかえこんでさらに前 へ出て圧力をかけていく。正面土俵で... -
大相撲
■夏7日目 隆の勝は照ノ富士に勝てなくなってくる
お客さんが帰ってきた。平日は寂しい入りが 続いていた。だが、7日目は土曜ということ もあっていつも以上の入りとなった。相撲が 見たいという方は、本当はもっといるのでは、 と思わせた。大相撲はドラマだ。土俵は人生 の縮図。力士はさまざまな生き様... -
大相撲
■夏6日目 早くも明暗分けた大関
暗 朝乃山 朝乃山がどうもピリッとしない。自分の相撲 が取れていない。6日目の対戦相手は霧馬山 である。先場所は立ち合いの変化から一気に 攻められ敗退している。 相撲は、霧馬山が突きあげて離れた展開から 四つになった。右四つだが、朝乃山は左上... -
大相撲
■夏5日目ケガの巧妙!相撲を変えて成功した照ノ富士
初日から4連勝と危なげない相撲を取り続け てきた照ノ富士。先場所に続き大関正代を 倒し、そして大関朝乃山にも勝っている若隆 景。今場所旋風が吹きあれている。若隆景は 照ノ富士にどういう相撲を取るか。5日目 興味津々の取組である。 <若隆景を小... -
大相撲
■夏4日目 照ノ富士対御嶽海戦は再現相撲
国技館には開場30分前の12時半に着いた。 知った顔数人と再会した。待ち望んだ大相撲 という顔だった。館内にお客さんが戻って きた。しかし、4月下旬に売り止めにした せいか空席が目立った。幕下で阿炎の取組が 見られた。いつしか国技館の空気になじん... -
大相撲
■夏3日目 若隆景が魅せた巧みな技能相撲
若隆景は先場所大関貴景勝・正代を倒して 活躍したが、朝乃山には負けている。過去 不戦勝はあるものの、朝乃山に土俵の上で 勝ったことはない。その大関朝乃山に対して 若隆景は思いもかけない相撲を見せた。 まず、立ち合いいきなり奇襲の変化にでた。 ... -
大相撲
■夏2日目 一天にわかに掻き曇った3大関
初日こそ4大関がそろって勝利したが、早く も2日目に大崩れに崩れた。朝乃山は連勝 している明生と対戦した。朝乃山は勇んで 出ていくが、明生が右からすくうといかにも 軽く、重心が浮き上がった。明生はそこを ついて押し出した。朝乃山に残り腰はなく... -
大相撲
■夏初日 大関試練の4番勝負
3日間だけ無観客となる静かなスタートの 五月場所が始まった。初日は大関にとって 試練の対戦相手となった。朝乃山対大栄翔、 貴景勝対若隆景、正代対北勝富士はいずれも 先場所負けている対戦相手である。唯一照ノ 富士は先場所勝っている同期の明生戦だ... -
大相撲
2021年五月場所の視点
東京の非常事態宣言が延長された。5月11日 だったのが、5月31日になった。延長はある 程度予期されていたが、問題は大相撲五月 場所の開催である。最悪は15日間の無観客 開催である。その恐れがあった。しかし、 幸いにも大型イベントは上限5000人かつ50... -
大相撲
2021年五月場所大関に挑む11人のサムライ
一人横綱白鵬の休場は、自身が三月場所中に 決断しており、五月場所の出場はなさそうで ある。照ノ富士が大関に復帰して4大関に なった。4大関に挑むのは、上位に休場が ない限り、前頭西4枚目妙義龍までである。 貴景勝と隆の勝は同部屋のため、貴景勝... -
大相撲
2021年五月場所大関に挑む11人のサムライ
一人横綱白鵬の休場は、自身が三月場所中に 決断しており、五月場所の出場はなさそうで ある。照ノ富士が大関に復帰して4大関に なった。4大関に挑むのは、上位に休場が ない限り、前頭西4枚目妙義龍までである。 貴景勝と隆の勝は同部屋のため、貴景勝... -
大相撲
大関への注文 下
貴景勝が大関への足がかりとなったのは2018 年十一月場所である。そこから連続5場所の 成績が下記である。2020年五月場所は中止で ある。 2018年11月~2019年7月 37勝15敗23休 2019年1月~2019年9月 36勝16敗23休 2019年3月~2019年11月 34勝18敗2... -
大相撲
関脇以下最強は誰
五月場所番付は、若隆景、北勝富士、明生の 3人は関脇、悪くても小結に上がれる成績を あげながら、平幕に留まった。関脇・小結が 全員勝ち越したためである。関脇・小結の 全員勝ち越しは一月場所も同様であった。 五月場所は関脇に高安・隆の勝、小結に... -
大相撲
大関への注文 上
照ノ富士が大関へ復帰した。幕内復帰して 5場所後のことである。かなり驚異的なこと である。この5場所に優勝2回、優勝同点 1回だから、現在の大関の中では最強といっ て差し支えない。取り口は寄りを主体とする 相撲である。特に両前褌を取って引きつ... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所8
■平成20年代 なし ■平成30年代 3回 平成30年七月場所、横綱稀勢の里は全休、 鶴竜と白鵬は途中休場した。大関は3人いた が栃ノ心は途中休場、豪栄道10勝、高安9勝 で優勝争いに加われなかった。優勝戦線に 浮かびあがったのは関脇御嶽海であった。 当... -
大相撲
2021年五月場所気になるやつら
三月場所は関脇以下の上位力士の勝ち越しが 目立った。それが以下である。 照ノ富士 12勝3敗 関脇 隆の勝 8勝7敗 高 安 10勝5敗 小結 御嶽海 8勝7敗 小結2 大栄翔 8勝7敗 北勝富士 9勝6敗 前2 若隆景 10勝... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し7
■若三杉 ・優勝した翌場所負け越し22例目 昭和35年五月場所、前頭4枚目の若三杉は 初日大関若羽黒敗れたものの、その後連勝を 重ね、14勝1敗で優勝した。横綱栃錦が引退 した場所であり、その栃錦からの不戦勝が あった。横綱朝潮にも勝利している。この... -
大相撲
力尽きた三段目力士響龍
三月場所13日目、三段目の取組で土俵に頭 から突っ込んで強打し、動けなくなっていた 響龍が急性呼吸不全で死去した。28歳だった。 突然の訃報であった。響龍の一番は間近で 見ていて、動けなくなって大変心配していた。 ただ、呼吸はしているようだった。... -
大相撲
一代年寄隠れ蓑論
鏡里が朝日新聞記者に言質を取られ引退する はめになったことは、「横綱その引退」で 書いてきた。その詳細はこうだ。横綱鏡里と 吉葉山は弱っていた。そうしたなか昭和32年 一月場所、吉葉山は場所中に引退した。鏡里 も取りこぼしが目立っていた。吉葉山... -
大相撲
脆弱な明日のホープ
2020年七月場所、琴勝峰は20歳という若さで 入幕した。20歳で入幕するというのは大変な ことである。しかし、幕内で目立った活躍は なかった。 8勝7敗 10勝5敗 8勝7敗 2勝13敗 1勝6敗8休 5場所の合計は29勝38敗8休、大関戦0勝 4敗である。上... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所7
■平成10年代 6回のうちの2回目から 平成14年一月場所、横綱貴乃花は全休、横綱 武蔵丸は途中休場した。大関は魁皇、武双山、 千代大海と新大関の栃東の4人であった。 優勝は千代大海と栃東の間で争われた。千代 大海は関脇で初優勝してから18場所目で... -
大相撲
7勝8敗据え置き盛りだくさんの五月場所番付
五月場所の番付が発表された。照ノ富士が 大関に復帰した。だが負け越した正代より下 の第4の大関に位置した。相変わらず合理性 を欠く番付である。次のケースをご覧いた だきたい。▼は翌場所の番付である。 昭和45年一月場所 大 鵬 全休 横綱 北の富... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し6
■千代の山 ・優勝した前場所負け越し9例目 戦後の相撲界は日本の古いものはだめという 風潮のなかで観客はガラガラであった。食料 事情もよくなかった。そんななか千代ノ山 (昭和28年秋場所まではノの字)は期待の ホープだった。昭和20年秋場所では新入... -
大相撲
暗澹!大相撲の行く末
東京都の緊急事態宣言要請を受け、政府は 4月25日から5月11日まで発令した。前回と 異なる点は、イベント開催は原則無観客に なることやデパートの休業要請、酒類の提供 禁止、路上や公園などの飲酒禁止である。 また、20時以降消灯要請などがある。その... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所6
■平成初期 7回 のうち4回から 平成4年三月場所、一人横綱北勝海が3日目 から途中休場した。優勝争いは3つ巴となっ た。千秋楽を迎え、大関小錦・霧島が2敗。 小結栃乃和歌が2敗であった。千秋楽小錦と 霧島が相星で対戦するので優勝ラインは13勝 ... -
大相撲
鶴竜の相撲人生6
2017年、鶴竜は6場所中5場所休場した。 詳細は以下である。 5勝6敗4休 10勝5敗 1勝4敗10休 2勝2敗11休 全休 全休 18勝17敗55休、横綱戦2勝0敗、大関戦0勝 2敗、関脇以下16勝15敗であった。言い訳 無用のどん底の1年であった。8月10日には ... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し5
■東富士 ・優勝した前場所負け越し7例目 ・優勝した翌場所負け越し14・16例目 ・優勝した前場所・翌場所負け越し4例目 東富士は全勝優勝、連続優勝がないのが物 足りないといわれてきた。それだけではなか った。優勝は6回あるが、そのうち前場所 負け... -
大相撲
一代年寄は偉業から異形の資格へ
約2年間、11回に渡り開催されてきた大相撲 の継承発展を考える有識者会議が、提言書を 相撲協会に提出した。大相撲の継承発展を 考える有識者会議とは、大相撲の国際化や 問題点とともに2019年に設置された諮問機関 である。メンバーは東大名誉教授の山内... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所5
■昭和50・60年代 2回 昭和58年五月場所、千代の富士、北の湖の 両横綱が全休した。北の湖は30歳であった。 千代の富士はこの時点で8回優勝していた。 優勝は大関隆の里、大関若島津、関脇北天佑 の間で争われた。12日目、全勝の北天佑が 1敗若島津を退... -
大相撲
鶴竜の相撲人生5
鶴竜は10勝-8勝-9勝-14勝-14勝優勝と 5場所55勝で横綱に昇進した。28歳のときで あった。鶴竜は新横綱の場所を9勝6敗と 躓いた。2014年の横綱4場所の成績は43勝 17敗と低空飛行となった。横綱戦0勝7敗、 大関戦7勝3敗、関脇以下36勝7敗であ... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し4
■出羽湊 ・優勝した前場所・翌場所負け越し3例目 出羽湊が優勝したのは昭和14年一月場所で ある。双葉山の69連勝がストップした場所 である。双葉山はこの場所4敗している。 出羽湊は幕尻より1枚上の前頭17枚目。13戦 全勝だが、系統別総あたりにも関わ... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所4
■昭和40年代 6回のうち後半 昭和46年10月、横綱玉の海が帰らぬ人となっ て、北の富士は一人横綱になった。一人横綱 2場所目の昭和47年一月場所、北の富士は 不調、7勝6敗から休場した。8日目には 歴史的一番となった関脇貴ノ花戦が行われた。 北の富... -
大相撲
鶴竜の相撲人生4
2014年一月場所、鶴竜は初日隠岐の海に負け ただけで連戦連勝。この場所は横綱日馬富士 が全休で、横綱白鵬は通常なら千秋楽東大関 稀勢の里と対戦するところである。ところが 稀勢の里は負けが込んでいた。事実千秋楽は 休場して不戦敗で8敗目となった。... -
大相撲
花のニッパチ組の麒麟児死去!
麒麟児が3月1日亡くなられていたことが 判明した。多臓器不全のため67歳という若さ であった。麒麟児といえば天覧相撲で組まれ た富士櫻との両者一歩も引かない激しい突き 合いで見る者をわかした。はつらつとした 相撲を取った力士であった。現役当時は... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し3
■沖ツ海 ・優勝した前場所負け越し4例目 昭和7年3月場所、沖ツ海は9勝1敗で優勝 した。最初で最後の優勝だった。前場所2勝 6敗で負け越している。当時は東京場所と 地方場所の2場所の合計成績で番付編成を していたので、沖ツ海は小結のままで場所... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所3
■昭和20年代 2回 昭和23年秋場所、横綱は3人。羽黒山全休、 照國途中休場、前田山途中休場後再出場だっ た。羽黒山は昭和23年4月の巡業中アキレス 腱を切断した。手術したが、7月に再び断裂 してこの場所は全休2場所目であった。全休 は翌場所まで続... -
大相撲
鶴竜の相撲人生3
2012年、三役に定着した関脇鶴竜に新変化 が生まれた。一月場所、白鵬に初めて勝った のである。これまで白鵬にはなんと20連敗 してきた。相手が横綱といえばそれまでだが、 一方的な成績であった。なお、この場所稀勢 の里が新大関として登場している。 ... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し2
前回までをまとめると以下になる。 ・常ノ花は8回の優勝のうち 優勝した前場所・翌場所負け越し1例目 優勝した翌場所負け越し1・5例目 優勝した前場所負け越し2例目 ・大蛇山 優勝した前場所負け越し1例目 ・常陸岩 優勝した翌場所負け越し2例目 ・... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所2
引き続き横綱フル出場なしの場所をみて いこう。 ■昭和戦前4回 昭和戦前は4回ある。最初は昭和4年春場所 である。横綱は常ノ花と東西合併で大阪横綱 だった宮城山である。この場所はともに途中 休場であった。優勝は関脇玉錦が初優勝した。 当時は東京... -
大相撲
鶴竜の相撲人生2
鶴竜の転機、それは2009年五月場所であった。 この場所、鶴竜は小結に昇進した。それだけ ではない。9勝6敗で初の小結で勝ち越した のである。3回目の技能賞を獲得した。横綱 戦0勝2敗、大関戦2勝2敗であった。翌 七月場所は関脇になった。しかし、... -
大相撲
優勝した場所の前と後の負け越し1
一月場所優勝した大栄翔は三月場所7勝7敗 で千秋楽を迎えた。幸い勝って勝ち越すこと ができた。負け越していたら優勝力士が翌 場所負け越しの記録をつくるところだった。 といっても過去には優勝した翌場所、前場所 負け越した優勝力士が現実にいる。ど... -
大相撲
横綱フル出場なしの場所1
三月場所、横綱白鵬は途中休場、横綱鶴竜は 休場途中で引退を表明した。これで横綱フル 出場なしは5場所連続になった。一人横綱に なる白鵬はすでに五月場所休場を明言して いる。これで6場所連続横綱フル出場なしに なる。この間の優勝は以下である。 2... -
大相撲
鶴竜の相撲人生1
三月場所11日目休場中の横綱鶴竜が引退した。 休場の途中で引退という珍しいカタチになっ た。横綱が実質地位化した常陸山以降の東京 横綱では初めてである。これまでの常陸山 以降の東京横綱50人の引退のカタチは以下で ある。 全休後引退 12人 好成績後... -
大相撲
阿炎7番勝負
三月場所、阿炎が土俵に帰ってきた。阿炎の 最後の土俵は昨年(2020年)の七月場所6日 目の竜電戦であった。七月場所前から七月 場所中にかけて外出禁止のなか複数回にわた ってキャバクラに通ったあげく、虚偽の報告 をしていた。そのため、3場所に渡っ... -
大相撲
3大関の通信簿
三月場所、横綱が皆勤しなかったにも関わら ず、貴景勝・朝乃山・正代の3大関は存在 価値を示せなかった。大関は協会の看板で あり、特別待遇を受けている。大関が決定 したときは協会から使者が相撲部屋に赴き、 伝達する儀式があるほどで関脇にはない。... -
大相撲
チケット始動と七月場所の行方
五月場所の先行予約が今日4月2日11時から 始まった。先行予約は1次と2次に分けて3 日間ずつ行われる。一般発売は4月10日10時 からである。発売日は予定通りである。コン ビニ発売はない。チケットの引き換えは共に 5月8日と初日前日になる。 三月... -
大相撲
2021年三月場所の記録あれこれ
三月場所は照ノ富士が12勝3敗で単独で優勝 した。15日制が定着したのは昭和24年夏場所 からである。12勝3敗かつ12勝2敗1休での 優勝は39度ある。そのうち単独で優勝した のは21度目である。最初は昭和25年春場所の 大関千代ノ山である。今回の照ノ富士... -
大相撲
照ノ富士最強論
3月31日、番付編成会議および臨時理事会で 照ノ富士の大関復帰が正式に決定した。協会 から高島(元高望山)と浅香山(元魁皇)が 使者として江東区毛利1-7-4(いなし) の伊勢ヶ濱部屋へ向かった。使者を迎えた 照ノ富士は「謹んでお受けしますと」... -
大相撲
横綱その引退
横綱審議委員会で何が話され、発表される のか注目していた。いまや横綱といっても 白鵬一人である。年齢は36歳で現在5場所 連続休場中。五月場所の休場も明言している。 横綱審議委員会は昨年の十一月場所後に引き 続き、注意をうながしたという。これは... -
大相撲
2021年三月場所総評&私製番付
★鶴竜が場所中引退を表明したが あまりにも遅すぎた。ようやく引退したか という印象である。横綱は休場しても地位は 落ちないが、同時に横綱の責任を果たさなけ ればならない立場である。鶴竜に後者は無理 になっていた。横綱の特権だけを利用する ように... -
大相撲
■三月千秋楽 照ノ富士が大関復帰を優勝で飾る
千秋楽は見所の多い日となった。関脇隆の勝、 小結御嶽海・大栄翔が7勝7敗で千秋楽を 迎えたのである。ただし対戦相手は幕内中位 から下位の力士である。隆の勝には栃ノ心、 御嶽海には逸ノ城、大栄翔には明瀬山である。 栃ノ心、逸ノ城、明瀬山も7勝7... -
大相撲
■三月14日目 暗転の高安!強さ爆発照ノ富士!
3敗高安の14日目の平幕の対戦相手は誰に なるかと思ったが、翔猿になった。動き回る だけにいやな相手、取りづらい相手かもしれ ない。だが、一緒に動き回るおろかさは13日 目の若隆景戦で学んだはずだ。がっちり捕ま えてからじっくり寄り立てれば勝利は... -
大相撲
■三月13日目 強者不在のなか優勝ライン下がる
2敗トップの高安は伏兵若隆景と対戦した。 若隆景は8勝4敗と2大関を倒して勝ち越し を決めている。 相撲は、あたり合って突き合い。高安、若隆 景の頭を抑えてのはたき。若隆景こらえて 両者押し合い。若隆景左へまわりこんで体が 離れる。追い込む高... -
大相撲
■三月12日目 勝つべき者が勝って最終盤へ
優勝戦線トップ2敗の高安は北勝富士と対戦 した。 7(●××○●○)7北勝富士 五分の成績である。北勝富士はここまで7勝 4敗と勝ち越し目前である。どちらが先手を 取って攻められるか、勝負のポイントはそこ になる。 相撲は、あたり合って押し上げる北勝... -
大相撲
■三月11日目 鶴竜引退の日、優勝戦線に変化
横綱鶴竜が突如引退した。鶴竜は場所前まだ 気持ちが切れていないので次取りたい、と 語っていた。それが一転しての引退だった。 5場所連続休場。35歳という年齢とともに 誰の目にも限界だった。再起はありえなかった。 <鶴竜> 昨年十一月場所後は横綱... -
大相撲
■三月10日目 2021年三月場所終盤の行方
★優勝は 1敗高安は大関貴景勝戦が山場であった。 両者あたり合って激しい突き合い押し合いに なった。高安が左に回り込んでの突き合いで 貴景勝をやや後退させる。再び突き合い。 探りあいとなって両者動きが止まる。貴景勝 は青房下土俵を背にしていささ... -
大相撲
■三月9日目 高安1敗死守!今後の対戦を読む
先場所優勝の大栄翔が調子をあげてきた。 本来の押し相撲が戻ってきた。9日目の対戦 相手は大関正代であった。相撲は真っ向から あたって一気の押し、のど輪で攻め立てその まま押し出してしまった。8日目の朝乃山と いい、大栄翔の押しが本来の調子にな... -
大相撲
■三月8日目 高安優勝戦線のトップに浮上
東京はあいにく1日中雨だった。両国に着く と風が強く、係の方が、幟が倒れるかもしれ ませんので、離れて歩いてください、と叫ん でいた。観客は13時に入場。三段目の取組が 始まっていた。時間の経過とともに幕下、 十両へと進行していく。すべての取組... -
大相撲
■三月7日目 明暗を分けた三役1敗組
三役1敗組4力士は7日目で明暗を分けた。 まず隆の勝は先場所負けている大栄翔と対戦 した。相撲は、大栄翔の真っ向からの突き 押しに隆の勝はなすべなく、土俵を割った。 着実に力をつけ、スキのない相撲を取って きた隆の勝だが、負けるときはこんなも... -
大相撲
■三月6日目 三役1敗組4者4様
全勝妙義龍が北勝富士に敗れ1敗となった。 もっとも白鵬が休場したため、前頭西4枚目 の妙義龍までが大関との対戦圏内になる。 妙義龍はこれから3大関・2関脇と対戦して いくことになる。明日7日目の対戦相手は 若隆景である。 三役1敗組は4人。最... -
大相撲
■三月5日目 大関弱し!その原因
大関の負けぬ日はなし大相撲。まず正代は 若隆景と対戦した。正代は圧力をかけて若隆 景を土俵に追いこんんで上手を取った。投げ にでもいこうと思ったのか、呼び込む形と なった。若隆景はつけいって一気に東土俵に 正代を寄り切った。正代は自滅相撲で連... -
大相撲
■三月4日目 横綱不在=大関優勝、とは限らない現実
三月場所後、横綱審議委員会が開かれること になった。昨年十一月場所後、白鵬・鶴竜の 両横綱に注意が与えられた。それにもかか わらず、一月場所・三月場所ともに休場し 続けた。カエルの面に何とやらである。気に もせず休場し続ける両横綱、横綱審議委... -
大相撲
■三月3日目 常態化した横綱不在の中3大関1敗
2連勝していた白鵬が突然休場した。右膝蓋 大腿関節軟骨損傷および関節水腫で手術を することになった。手術後はリハリビが必要 なため、五月場所は休場して、七月場所に 進退をかけることになる、という。白鵬は、 これで6場所連続休場が決定した。白鵬... -
大相撲
■三月2日目 上手取れない白鵬が一瞬の小手投げ
2日目の国技館はけっこう空席が目立った。 イス席はいうまでもないが、マス席C、マス 席Bがブロックで空いていた。そういえば 3日目から千秋楽までチケットはまだ購入 できる状況である。 <空席> 相撲はどうだったか。気になるのはやはり 休場あけの... -
大相撲
■三月初日 予想を超えた白鵬の戦法
白鵬が久々に土俵に復帰した。しかし、初日 早々いやな相手と組まれた。先場所の優勝者 であり、押し相撲の大栄翔である。結びの 一番、比較的近くで見る白鵬は肌のはりは 見られず、筋肉は躍動していなく、いかにも 休場明けという印象だった。対する大栄... -
大相撲
鶴竜その横綱記録
鶴竜がまたまた休場を決め込んだ。そもそも 一月場所を全休することは即引退を意味して いた。それに輪をかけて三月場所も休場だと いう。北の富士さんは一月場所全休した鶴竜 に対して、鶴竜は案外したたかかもしれない と書いた。三月場所休場はそれをは... -
大相撲
横綱・大関に挑む10人のサムライ
横綱鶴竜が早々と休場を決め込んだ。鶴竜は まだ気持ちが切れていないので次取りたい、 と語ったという。一月場所に続いて怠慢休場 を続けるのだから、白けるばかりである。 鶴竜には横綱の宿命がわかっていないし、 覚悟は微塵もない。これほど晩節を汚し... -
大相撲
照ノ富士15番勝負2
引き続き大関復帰をかける照ノ富士の15番 勝負をみていこう。 4(××××××)8鶴竜 対戦成績には優勝決定戦が含まれている。 最後の対戦は2017年三月場所、稀勢の里が 新横綱で優勝した場所である。事態は大きく 変わり、4場所連続の休場で追い詰められた ... -
大相撲
関脇・小結全員勝ち越しの場所4
平成12年三月場所。横綱陣は、曙が12勝、 貴乃花・武蔵丸が11勝、若乃花が場所中引退 した。大関陣は、出島が11勝、千代大海が 8勝、貴ノ浪は7勝と負け越した。優勝は 幕尻の貴闘力であった。3横綱3大関がフル 出場のなか、5人の関脇・小結が全員勝ち... -
大相撲
照ノ富士15番勝負1
三月場所は照ノ富士が大関復帰をかける場所 になる。ここまで13勝-11勝とハイレベルな 成績をあげてきただけに、絶好のチャンスで ある。そこで、照ノ富士と戦う対戦相手との 戦いを分析してみることにした。 4(××××××)9白鵬 実現すれば2017年五月場... -
大相撲
関脇・小結全員勝ち越しの場所3
平成に入って関脇・小結全員が最初に勝ち 越したのは平成元年十一月場所であった。 この場所横綱陣は、千代の富士が13勝、北勝 海が11勝、大乃国は全休であった。大関陣は、 小錦が14勝で初優勝した。旭富士が8勝、 北天佑が5勝で負け越していた。そうし... -
大相撲
あるのか!大関の優勝
両横綱の休場が続いている。そんなときこそ 大関は優勝のチャンスと思いがちだが、印象 は薄い。ここ3年1場所、つまり平成30年 以降、全横綱の休場が9場所あった。その うち大関が優勝したのは令和2年十一月場所 の貴景勝だけである。大正15年優勝制度... -
大相撲
関脇・小結全員勝ち越しの場所2
昭和40年代2回目の関脇・小結全員勝ち越し は、昭和44年三月場所であった。この場所は 横綱大鵬の連勝記録が誤審でストップする というとんでもない場所であった。ショック の大鵬は途中休場。横綱柏戸は9勝。晩年で あった。大関陣は琴櫻が13勝で2回目...