大相撲

2021年三月場所の記録あれこれ

三月場所は照ノ富士が12勝3敗で単独で優勝
した。15日制が定着したのは昭和24年夏場所
からである。12勝3敗かつ12勝2敗1休での
優勝は39度ある。そのうち単独で優勝した
のは21度目である。最初は昭和25年春場所の
大関千代ノ山である。今回の照ノ富士は2度
目であった。単独の12勝優勝は輪島、武蔵丸
が3度経験している。単独・優勝決定戦の
両面では千代の富士の4度である。現役では
朝乃山が単独12勝優勝している。

<照ノ富士関脇以下で3回目の優勝>

照ノ富士の優勝は3回目だが、すべて関脇
以下である。これは新記録である。これまで
「関脇以下の2回優勝力士」を執筆してきた。
詳しくはそちらを検索でピックアップして
お読みいただきたいが、力士は以下である。
男女ノ川
朝汐
佐田の山
魁傑
貴花田
2代目琴錦
御嶽海

<朝汐のブロマイド>

連続優勝なしは16場所となった。平成30年
三月場所・五月場所、鶴竜の2場所連続優勝
以降誰も連続優勝できなく現在にいたって
いる。最高記録は昭和49年十一月場所から
昭和54年十一月場所の19場所連続優勝なし
である。この数字に迫ってきている。誰が
数字にストップをかけられるのか。新記録も
考えられる。

<優勝鶴竜>

三月場所、正代は千秋楽朝乃山に敗れて7勝
8敗と負け越した。新大関の場所は途中休場
で負け越している。つまり、正代は大関在位
3場所中2場所負け越したことになる。正代
の大関負け越し率は67%になる。もっとも下
には下がいて大関になったとたん2場所連続
負け越した大関がいる。
五ッ嶋
武双山
貴景勝

<正代>

増位山父は大関3場所目、4場所目に負け
越し引退した。大受・栃ノ心は新大関の場所、
4場所目、5場所目に負け越して大関の座を
失っている。栃ノ心は関脇で10勝して復帰
したが2場所連続負け越しで再び降格して
現在に至っている。正代が気をつけなくては
ならないのが、五月場所の土俵でケガをして
休場を余儀なくされるケースである。

関脇・小結5人が全員勝ち越した。隆の勝・
御嶽海・大栄翔は7勝7敗で千秋楽を迎えた
が全員勝ち越した。
東関脇 照ノ富士12勝3敗
西関脇 隆の勝8勝7敗
東小結 高安10勝5敗
西小結 御嶽海8勝7敗
西小結2 大栄翔8勝7敗
系統別総当たりが定着した昭和22年秋場所
以降では、関脇・小結全員勝ち越しは22回目
である。関脇・小結全員勝ち越しは先場所
(一月場所)に続いて2場所連続は2回目で
ある。五月場所も関脇・小結が全員勝ち越せ
ば初めての3場所連続になる。

<御嶽海>

鶴竜は10日目まで休場して引退した。2横綱
の皆勤なしは5場所連続となってしまった。
白鵬は現役でいられるのは長くなさそうな
だけに、今度は横綱不在場所数の記録が長く
続くかもしれない。

場所が終わっても多忙な日が続きます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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