横綱鶴竜が早々と休場を決め込んだ。鶴竜は
まだ気持ちが切れていないので次取りたい、
と語ったという。一月場所に続いて怠慢休場
を続けるのだから、白けるばかりである。
鶴竜には横綱の宿命がわかっていないし、
覚悟は微塵もない。これほど晩節を汚し続け
る横綱などいらないし、見たくもない。
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上位にほかに休場がなければ、横綱・大関に
挑むのは10人のサムライである。照ノ富士・
高安は元大関のプライドからここには入れ
なかった。一月場所は、両横綱休場、大関
貴景勝は負けが込んで休場。大関正代・朝乃
山だけという、手薄さあった。上位勝ち越し
が7人もでた。三月場所はどうなるか。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/サムライA.jpg)
ここ4場所、上位で勝ち越しているのが、
隆の勝である。横綱・大関戦で目立つ活躍は
少ないが、地力は急激につけてきている。
隆の勝は2020年十一月場所関脇だったが、
横綱・大関戦は一番もなかった。両横綱は
全休、大関朝乃山・正代は途中休場だった。
大関貴景勝は同部屋で対戦がなかった。関脇
にいながら横綱・大関戦なしという珍記録と
なった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210115六日目十両-488.jpg)
御嶽海は一月場所3大関にすべて勝った実力
者である。それでいて関脇以下に6勝6敗で
ある。常に上位にいて横綱・大関とは互角に
戦いながら、大関への足がかりはつかめない
ままである。年齢は28歳になった。時間は
いつまでもあるわけではない。なお、2020年
九月場所、大関貴景勝との一番が組まれなか
った。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210117八日目幕内-1004.jpg)
優勝大栄翔は着実に力をつけてきた。10場所
連続上位である。そのうち7場所勝ち越して
いる。10場所連続上位の横綱戦は4勝6敗、
大関戦は9勝11敗と互角に近い実績を残して
いる。ここ6場所優勝力士の翌場所は、徳勝
龍、正代、貴景勝と負け越している。大栄翔
はぜひとも三月場所は勝ち越していただき
たい。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210124千秋楽表彰-164-e1615517047189.jpg)
宝富士・阿武咲は一月場所勝ち越したが、
まだ確実な線までいっていない。勝ち越し、
負け越しの両方の可能性を残す。阿武咲は
24歳とまだ若いのだから、上を目指して精進
してほしい。北勝富士は横綱・大関と互角に
相撲が取れている。それでいて勝ち越しと
負け越しを繰り返している。昨年の十一月
場所は11勝4敗と大勝ちしたが、一月場所は
7勝8敗と惜敗した。地力はあるだけにもう
ひと踏ん張りである。
三月場所の初日は近い。
11時時点で執筆しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。