大相撲

横綱・大関に挑む10人のサムライ

2021年3月12日

横綱鶴竜が早々と休場を決め込んだ。鶴竜は
まだ気持ちが切れていないので次取りたい、
と語ったという。一月場所に続いて怠慢休場
を続けるのだから、白けるばかりである。
鶴竜には横綱の宿命がわかっていないし、
覚悟は微塵もない。これほど晩節を汚し続け
る横綱などいらないし、見たくもない。

<鶴竜>

上位にほかに休場がなければ、横綱・大関に
挑むのは10人のサムライである。照ノ富士・
高安は元大関のプライドからここには入れ
なかった。一月場所は、両横綱休場、大関
貴景勝は負けが込んで休場。大関正代・朝乃
山だけという、手薄さあった。上位勝ち越し
が7人もでた。三月場所はどうなるか。

ここ4場所、上位で勝ち越しているのが、
隆の勝である。横綱・大関戦で目立つ活躍は
少ないが、地力は急激につけてきている。
隆の勝は2020年十一月場所関脇だったが、
横綱・大関戦は一番もなかった。両横綱は
全休、大関朝乃山・正代は途中休場だった。
大関貴景勝は同部屋で対戦がなかった。関脇
にいながら横綱・大関戦なしという珍記録と
なった。

<隆の勝>

御嶽海は一月場所3大関にすべて勝った実力
者である。それでいて関脇以下に6勝6敗で
ある。常に上位にいて横綱・大関とは互角に
戦いながら、大関への足がかりはつかめない
ままである。年齢は28歳になった。時間は
いつまでもあるわけではない。なお、2020年
九月場所、大関貴景勝との一番が組まれなか
った。

<2021年1月御嶽海(前)対正代戦>

優勝大栄翔は着実に力をつけてきた。10場所
連続上位である。そのうち7場所勝ち越して
いる。10場所連続上位の横綱戦は4勝6敗、
大関戦は9勝11敗と互角に近い実績を残して
いる。ここ6場所優勝力士の翌場所は、徳勝
龍、正代、貴景勝と負け越している。大栄翔
はぜひとも三月場所は勝ち越していただき
たい。

<大栄翔>

宝富士・阿武咲は一月場所勝ち越したが、
まだ確実な線までいっていない。勝ち越し、
負け越しの両方の可能性を残す。阿武咲は
24歳とまだ若いのだから、上を目指して精進
してほしい。北勝富士は横綱・大関と互角に
相撲が取れている。それでいて勝ち越しと
負け越しを繰り返している。昨年の十一月
場所は11勝4敗と大勝ちしたが、一月場所は
7勝8敗と惜敗した。地力はあるだけにもう
ひと踏ん張りである。

三月場所の初日は近い。

11時時点で執筆しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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