三月場所は照ノ富士が大関復帰をかける場所
になる。ここまで13勝-11勝とハイレベルな
成績をあげてきただけに、絶好のチャンスで
ある。そこで、照ノ富士と戦う対戦相手との
戦いを分析してみることにした。
4(××××××)9白鵬
実現すれば2017年五月場所以来の対戦になる。
時の隔たりからいうと対戦成績は参考になら
ない。右の相四つだが、勝負は白鵬の状態に
かかってくる。
6(××●○×○)6正代
正代の6勝に2不戦勝が含まれている。照ノ
富士が幕内に復帰して以降は、照ノ富士の
2勝1敗である。照ノ富士が優勝したときは
正代に敗れており、正代が優勝したときは
照ノ富士に負けている。先場所は熱戦になっ
た。両力士が攻防のなかで死力をつくし、
最後は照ノ富士が出といて、とっさに正代を
はたき落とした。勢いは照ノ富士にあり、
やや有利とみる。
1(×××●○●×)3貴景勝
対戦成績は優勝決定戦を含んでいる。照ノ
富士が貴景勝を圧倒するためには立ち合いの
踏み込みにかかっている。後退すると貴景勝
の押しに屈する恐れがある。組めなくても
貴景勝をさがらせることである。
7(××●×●●)11高安
照ノ富士は目下3連敗中である。照ノ富士は
押されると苦戦する傾向がある。先場所は、
不十分な体勢のまま出る照ノ富士を高安が
土俵際まわりこんではたき込んだ。なかなか
得意の型になれない照ノ富士がいた。前褌
を取りにいくとか、逆に突き押しで相手を
後退させるなど工夫が必要である。
3(×××○○○)3北勝富士
北勝富士が3連勝したのは、照ノ富士が大関
から関脇にかけて途中休場しているときで
ある。照ノ富士が幕内に復帰してからは3連
勝中である。先場所は右ざしに組み止めて
前に出て勝っている。突き押し相撲は一歩
間違えると危険だが、苦手意識はないだけに
思い切って取ることである。
1(×××××○)0明生
幕内では先場所千秋楽が初顔であった。あた
り合って四つになって照ノ富士が右をまき
かえてどんどん前に出て、すくい投げで決め
た。実力的には照ノ富士が上である。
1(××××○×)0霧馬山
番付運で大きくアップして、対戦圏内に位置
した霧馬山。四つ相撲では照ノ富士攻略は
簡単ではない。照ノ富士は落ち着いて取る
ことである。照ノ富士がかなり有利である。
(この項目続く)
忙しすぎて歴史の番組を見逃しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。