引き続き来年(2022年)に師匠が定年を迎え
る部屋をみていこう。二所ノ関(元若嶋津)
部屋は二子山(元初代若乃花)部屋から独立
した。最初は松ヶ根部屋であった。定年が
迫った荒磯(元二子岳)部屋の3人の弟子の
うち2人が引退、1人が花籠(元大寿山)に
移籍し、荒磯は松ヶ根に移籍した。本家二所
ノ関部屋が金剛の代で終焉をむかえた。弟子
は引退。そのときの親方達は松ヶ根部屋に
移籍した。その後松ヶ根部屋は二所ノ関に
名跡を変更して今日に至っている。
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元若嶋津の二所ノ関の定年は2022年1月で
ある。7カ月余りしか時間がない。部屋付き
の親方には元関脇玉乃島の放駒、元前頭8枚
目玉力道の松ヶ根、元大徹の湊川がいる。
湊川は今年定年である。地位は放駒が上だが、
師匠は指導力・経営力が求められる。部屋を
継ぐとなると資金力も必要になる。現時点
では部屋はどうなるのか、声は聞こえてこな
い。
宮城野部屋は高島(元巴潟)部屋 から独立した
元吉葉山が創設した部屋である。元竹葉山の
宮城野は光法を育て、さらにどこの部屋から
もスカウトされなかった白鵬を横綱にまで
育てた師匠である。横綱白鵬で大きく花開い
た部屋である。また、石浦・炎鵬といった
人気力士を抱える部屋でもある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/110123千秋楽打ち上げ-092C.jpg)
その宮城野は2022年8月に定年を迎える。
宮城野は再雇用を希望しているという。そう
なると宮城野部屋は一門の部屋に併合される
しかなくなる。白鵬の一代年寄の話は出て
くる気配がなかった。今年4月大相撲の継承
発展を考える有識者会議が一代年寄は根拠が
見出せなかったとの提言を協会に提出した。
協会はこれに対してなんら動きはない。
その白鵬は情報通によると間垣を元時津海
から入手したという。これで状況は変わった。
常識的にみれば白鵬の間垣と元竹葉山の宮城
野を交換して、白鵬が宮城野を継ぐ。元竹葉
山は間垣として再雇用される。これがより
よいカタチである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/06/110123千秋楽打ち上げ-092B.jpg)
だが、気になる見方がある。宮城野と白鵬の
関係がよくない。そのため、白鵬は自分の
内弟子を連れて間垣部屋をおこすというシナ
リオである。横綱と師匠はある時期うまく
いかなくなることはよくある。しかし、最後
は双方大人の対応をするものである。世間に
対してスキャンダルととらえられたらマイナス
であるからだ。 大人の対応がなかったのが、
立浪 ( 元安念山)と双羽黒である。
宮城野部屋は、最後はスムーズに引き継がれ
ることを待望してやまない。
(この項目終わり)
生保の契約内容の確認にいってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。