大相撲

■三月5日目 大関弱し!その原因

2021年3月18日

大関の負けぬ日はなし大相撲。まず正代は
若隆景と対戦した。正代は圧力をかけて若隆
景を土俵に追いこんんで上手を取った。投げ
にでもいこうと思ったのか、呼び込む形と
なった。若隆景はつけいって一気に東土俵に
正代を寄り切った。正代は自滅相撲で連敗と
なった。

<正代自滅相撲で連敗>

続いて貴景勝は北勝富士と対戦した。貴景勝
あたり勝って押し込むが、北勝富士右へ回り
こむ。貴景勝追撃するが、ここから北勝富士
が反撃にでると貴景勝は上体がおき、北勝
富士は貴景勝を向こう正面土俵に押し倒した。
貴景勝は、押しが残されると苦しい展開に
なる傾向は解消されていない。

<貴景勝2敗目>

大関はここまで9勝6敗となった。大関に
スキあり、というところか。大関はなぜ大関
を目指した勢いがなくなり、弱くなるのか。
すべては2場所連続負け越しで関脇に降格
する、という規定のせいである。これは関脇
以下より甘い規定である。大関は2場所連続
負け越し規定に甘えているのである。人間は
楽なほうへ傾くものである。これではいけ
ないと、かつて大関降格案をだしたことが
あった。現状より厳しいものは以下である。

・カド番3回で降格
・6勝、7勝はカド番に5勝以下は即降格
・1場所負け越しで降格
・大関の勝ち越しを10勝にする
・大関昇進を厳しくする
・8勝、9勝の大関は引退
・成績で給料を変える
・上位で3場所の成績がよい2力士を大関に
する
・大関を2人とし、あがれる成績の力士が
でたとき、成績の悪い大関を一人落とす
・大関の地位廃止

さらに5場所間で2回負け越しか5場所間に
10勝以上の成績が1度もない、このどちらかの
場合に大関降格というのはいかがだろうか。
極端な案もあるが、大関に緊張感が伴わない
限り、大関のもろさは続きそうである。

照ノ富士に土がついた。先場所負けている
阿武咲にふところにはいられ、アップアップ
の状態にされ、土俵を割った。このところ
照ノ富士の脇の甘さが目立つ。そのため、
守りにはいって後手をにまわっている。
しなくていい苦労をするだけである。先手を
取って攻めにまわることである。

<照ノ富士1敗>

北の富士は左四つ。ライバル玉の海は右四つ。
しかし、北の富士はほとんど左四つになった。
このあたりを照ノ富士は学んでいただきたい。
押し相撲に対しては鋭く踏み込んで前褌を
取って出る相撲が取れれば有効な対策になる。
攻めの照ノ富士がみたい。

混戦のなかから誰が浮上するのか。明日から
中盤戦となる。

12時45分ごろに両国に着きました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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