三月場所後、横綱審議委員会が開かれること
になった。昨年十一月場所後、白鵬・鶴竜の
両横綱に注意が与えられた。それにもかか
わらず、一月場所・三月場所ともに休場し
続けた。カエルの面に何とやらである。気に
もせず休場し続ける両横綱、横綱審議委員会
はこけにされたも同然である。
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いくら休場を続けても復活は考えにくい。
15日間戦える強靭な肉体は一朝一夕にはでき
ない。横綱の責任を果たせない以上、自分で
引退できないのなら、引退勧告するしかない。
非情でも何でもなく、両横綱はすでに誰が
みても限界を露呈している。本気で復活でき
るとしたらその根拠は何なのか、明確に示し
ていただきたい。復活は1場所だけでない
のは当然である。
先場所の優勝者大栄翔が4連敗とトンネルの
なかである。ここまで横綱白鵬、大関貴景勝、
大関復帰を目指す関脇照ノ富士と強者ぞろい
である。今日は小結高安が対戦相手である。
大栄翔が押し、のど輪で攻めたてる。正面
土俵攻め込むも高安が弓なりにこらえてのど
輪をはずすと大栄翔の足が土俵の外にとび
だした。先場所は三役総なめした大栄翔だが、
相手も研究してくる。柳の下に今回どじょう
はいなかった。
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照ノ富士は明生に二本さされ、外掛けで揺さ
ぶられ、土俵際まで追い詰められた。 ここを
しのぐと反撃に転じ、最後は小手投げで一蹴
した。照ノ富士は右四つ十分に組んで寄り
立てる相撲が万全である。この相撲でいけば
ケガは少ないし安全策である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210317四日目幕内-976-e1615984358851.jpg)
大関正代が早くも2敗目となった。北勝富士
相手に当たり負けしたが、すぐに反撃。西
土俵に北勝富士を追い込みながら、はたくと
呼び込んで正面土俵を割った。引いたりはた
いたりすれば相手はごっつあんである。土俵
は案外狭いのである。
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さらに前半で大関に2敗がでそうな雰囲気が
漂っていそうだ。横綱不在のときこそ大関
優勝のチャンスであるはずだが、混迷の時代
は必ずしもそうならない現実がある。
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