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■三月4日目 横綱不在=大関優勝、とは限らない現実

三月場所後、横綱審議委員会が開かれること
になった。昨年十一月場所後、白鵬・鶴竜の
両横綱に注意が与えられた。それにもかか
わらず、一月場所・三月場所ともに休場し
続けた。カエルの面に何とやらである。気に
もせず休場し続ける両横綱、横綱審議委員会
はこけにされたも同然である。

<鶴竜と白鵬 ( 右) >

いくら休場を続けても復活は考えにくい。
15日間戦える強靭な肉体は一朝一夕にはでき
ない。横綱の責任を果たせない以上、自分で
引退できないのなら、引退勧告するしかない。
非情でも何でもなく、両横綱はすでに誰が
みても限界を露呈している。本気で復活でき
るとしたらその根拠は何なのか、明確に示し
ていただきたい。復活は1場所だけでない
のは当然である。

先場所の優勝者大栄翔が4連敗とトンネルの
なかである。ここまで横綱白鵬、大関貴景勝、
大関復帰を目指す関脇照ノ富士と強者ぞろい
である。今日は小結高安が対戦相手である。
大栄翔が押し、のど輪で攻めたてる。正面
土俵攻め込むも高安が弓なりにこらえてのど
輪をはずすと大栄翔の足が土俵の外にとび
だした。先場所は三役総なめした大栄翔だが、
相手も研究してくる。柳の下に今回どじょう
はいなかった。

<大栄翔、高安に敗れ4連敗>

照ノ富士は明生に二本さされ、外掛けで揺さ
ぶられ、土俵際まで追い詰められた。 ここを
しのぐと反撃に転じ、最後は小手投げで一蹴
した。照ノ富士は右四つ十分に組んで寄り
立てる相撲が万全である。この相撲でいけば
ケガは少ないし安全策である。

<照ノ富士(小手投げ)明生>

大関正代が早くも2敗目となった。北勝富士
相手に当たり負けしたが、すぐに反撃。西
土俵に北勝富士を追い込みながら、はたくと
呼び込んで正面土俵を割った。引いたりはた
いたりすれば相手はごっつあんである。土俵
は案外狭いのである。

<正代2敗目>

さらに前半で大関に2敗がでそうな雰囲気が
漂っていそうだ。横綱不在のときこそ大関
優勝のチャンスであるはずだが、混迷の時代
は必ずしもそうならない現実がある。

スポーツ新聞は白鵬の話題満載。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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