2連勝していた白鵬が突然休場した。右膝蓋
大腿関節軟骨損傷および関節水腫で手術を
することになった。手術後はリハリビが必要
なため、五月場所は休場して、七月場所に
進退をかけることになる、という。白鵬は、
これで6場所連続休場が決定した。白鵬36歳。
大鵬が5場所連続休場したときは28歳だった。
その後45連勝(誤審でストップ)している。
ここが白鵬と大きく違う。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210314初日十両-988.jpg)
35歳7ヶ月の鶴竜もそうだが、年齢的に何
場所も務まるとは思えない。両横綱の引き際
はきれいだったとはお世辞にもいえない。
いたずらに時間稼ぎをしているようにしか
映らない。2横綱不在となり、いつもの場所
に戻った結果になった。
貴景勝が伏兵若隆景に不覚をとった。立ち
合いから押して押しまくったが、若隆景が
左に動いて組みとめにいくと貴景勝東土俵に
つまる。貴景勝激しい押しのなかから若隆景
が低い体勢で懐に入って向こう正面寄り切っ
てしまった。貴景勝は押し切れなかったこと
が敗因。若隆景は貴景勝の押しを耐えて反撃
ができたことがよかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210316三日目幕内-1094-e1615897330760.jpg)
これで3大関は1敗で並んだ。ただし、前半
で2敗すると苦しくなる。そのまま2敗を
維持する力はなさそうである。栃錦は初日に
負けて3回優勝している。相撲にかける執念
が違う。7連敗8連勝さえしている。相手の
技が決まってから3つの技を繰り出したこと
もある。今の大関はできない。
大関復帰を目指す照ノ富士は先場所押されて
負けている大栄翔と対戦した。今日は立ち
合いから圧倒してまわり込む大栄翔を追撃
して、つぶすような寄り倒し。三役でただ
ひとり全勝である。といってもまだ3日目で
ある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210316三日目幕内-892-e1615897354782.jpg)
横綱不在が当たり前のように毎場所繰り返さ
れる。今場所も例外ではなかった。そのとき
強いやつが勝つ。これが混迷の時代である
地元の駅の電車の本数が減りました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。