2日目の国技館はけっこう空席が目立った。
イス席はいうまでもないが、マス席C、マス
席Bがブロックで空いていた。そういえば
3日目から千秋楽までチケットはまだ購入
できる状況である。
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相撲はどうだったか。気になるのはやはり
休場あけの白鵬である。2日目の対戦相手は
四つ相撲の宝富士である。宝富士は左四つ
だから右四つ白鵬とはけんか四つである。
相撲は白鵬が手を出して牽制。さし手争い
から右四つになった。だが、宝富士は右下手
をがっちり取り、白鵬に左上手を与えない
体勢をつくった。白鵬の左はどうやっても
まわしに届かないほど遠い。むろんまきかえ
も不可能である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210315二日目幕内-1345-e1615811891677.jpg)
白鵬絶体絶命。昔の白鵬なら反応が早く、
いつまでも悪い体勢でいることはなかった。
それが白鵬相撲の特徴だった。宝富士が出よ
うとした瞬間、白鵬は体を開いて一瞬の小手
投げ。宝富士を土俵にころがした。白鵬は
上手が遠く取れなくてもそれほどあわてた
ようすはなかった。ここまで読んでいたのか。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210315二日目幕内-1363-e1615811907993.jpg)
白鵬の老獪な相撲だった。しかし、3日目は
阿武咲戦である。1年前の三月場所、白鵬は
優勝したが、阿武咲に負けている。昨年の
七月場所は御嶽海に負けている。白鵬の試練
は続きそうである。
けんか四つといえば朝乃山右四つ、高安左四つ
の一番にもあてはまる。相撲は右四つになっ
たが、高安は朝乃山に上手を与えない体勢と
なった。ひきつけてどんどん前に出ていって
正面土俵に寄り倒した。朝乃山はまたも序盤
の取りこぼしを克服できなかった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210315二日目幕内-1272-e1615811942932.jpg)
優勝大栄翔と減量貴景勝が激突した。ともに
押し相撲。どちらの押しが勝るか。相撲は
激しい突き押しの応酬となったとなったが、
そのなかで貴景勝の突き落としが決まった。
貴景勝はきびきびした相撲が取れている。
先場所優勝の大栄翔は2連敗スタートとなっ
た。連続優勝なし記録は16場所連続になり
そうな流れである。
幕下の相撲が興味深かったです。
興味深いテーマをこれからもお届けします