大相撲

■三月初日 予想を超えた白鵬の戦法

2021年3月14日

白鵬が久々に土俵に復帰した。しかし、初日
早々いやな相手と組まれた。先場所の優勝者
であり、押し相撲の大栄翔である。結びの
一番、比較的近くで見る白鵬は肌のはりは
見られず、筋肉は躍動していなく、いかにも
休場明けという印象だった。対する大栄翔は
色艶がよく、体ははちきれんばかりであった。
白鵬へ不安がよぎった。

<白鵬>

時間がおしているなかで制限時間いっぱい
となった。相撲は予想外の展開となった。
白鵬は出足鋭く一気の速攻で大栄翔を圧倒し、
土俵外へもっていった。大栄翔が土俵際突き
落としにいったので白鵬の体が飛んだが、
大栄翔が先に土俵を割っていた。

<白鵬、速攻で大栄翔から勝利>

攻め合いのなかからどこかでつかまえにいく、
という予想を覆す、36歳白鵬の勝利であった。
北の富士さんは白鵬を優勝の最右翼にあげて
いた。照ノ富士、大栄翔、高安が追走として
いた。筆者は混迷の時代の優勝予想は容易で
なく、してこなかっただけにほかの方の優勝
予想に目を向けていた。

白鵬は幸先いいスタートを切った。しかし、
相撲はまだ初日を終えたばかりである。白鵬
を取り巻く強敵は照ノ富士、隆の勝、御嶽海、
阿武咲などがいる。白鵬の戦いはこれからで
ある。

<照ノ富士下手投げで北勝富士を倒す>

先場所は誰とやっても勝てる気がしなかった
貴景勝が減量した体で登場した。阿武咲相手
に押しで勝った。押しの威力が戻ってきた。
大関復帰を目指す照ノ富士は北勝富士の押し
を左が入って動きを止めた。下手投げで一蹴
した。先場所3大関に勝った御嶽海は正代に
圧勝した。

初日は白鵬の意外な戦い方に驚いた日であっ
た。

隣のマス席は知り合いでした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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