白鵬が久々に土俵に復帰した。しかし、初日
早々いやな相手と組まれた。先場所の優勝者
であり、押し相撲の大栄翔である。結びの
一番、比較的近くで見る白鵬は肌のはりは
見られず、筋肉は躍動していなく、いかにも
休場明けという印象だった。対する大栄翔は
色艶がよく、体ははちきれんばかりであった。
白鵬へ不安がよぎった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210314初日幕内-1159-e1615723918637.jpg)
時間がおしているなかで制限時間いっぱい
となった。相撲は予想外の展開となった。
白鵬は出足鋭く一気の速攻で大栄翔を圧倒し、
土俵外へもっていった。大栄翔が土俵際突き
落としにいったので白鵬の体が飛んだが、
大栄翔が先に土俵を割っていた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210314初日幕内-1178-e1615723936883.jpg)
攻め合いのなかからどこかでつかまえにいく、
という予想を覆す、36歳白鵬の勝利であった。
北の富士さんは白鵬を優勝の最右翼にあげて
いた。照ノ富士、大栄翔、高安が追走として
いた。筆者は混迷の時代の優勝予想は容易で
なく、してこなかっただけにほかの方の優勝
予想に目を向けていた。
白鵬は幸先いいスタートを切った。しかし、
相撲はまだ初日を終えたばかりである。白鵬
を取り巻く強敵は照ノ富士、隆の勝、御嶽海、
阿武咲などがいる。白鵬の戦いはこれからで
ある。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/03/210314初日幕内-942.jpg)
先場所は誰とやっても勝てる気がしなかった
貴景勝が減量した体で登場した。阿武咲相手
に押しで勝った。押しの威力が戻ってきた。
大関復帰を目指す照ノ富士は北勝富士の押し
を左が入って動きを止めた。下手投げで一蹴
した。先場所3大関に勝った御嶽海は正代に
圧勝した。
初日は白鵬の意外な戦い方に驚いた日であっ
た。
隣のマス席は知り合いでした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。