大相撲

暗澹!大相撲の行く末

東京都の緊急事態宣言要請を受け、政府は
4月25日から5月11日まで発令した。前回と
異なる点は、イベント開催は原則無観客に
なることやデパートの休業要請、酒類の提供
禁止、路上や公園などの飲酒禁止である。
また、20時以降消灯要請などがある。その
背景には新型コロナウイルスの変異株の感染
者が増加してきたことがあげられる。

<スポーツ報知の記事>

大相撲は5月9日が初日である。3日目まで
無観客で開催する、延期するなどがささやか
れているが、前記が有力のようだ。やるか
どうかはっきりしないオリンピックのボク
シング会場の準備が控えているからである。
正式には4月26日の臨時理事会で決定する
という。ただ、5月11日で結果がでなければ、
緊急事態宣言延期もありえるというから穏や
かでない。

大相撲は2020年度(2020年4月から2021年
3月まで)50億円の赤字だという。ここに
いたって無観客は赤字を拡大する。チケット
返済となったらその対応に迫られる。チケッ
ト大相撲のチケット交換は5月8日だが、
すでに代金は先取りされている。払い戻しは
否応なしに経費をともなう。

今回チケットは予定通り早々と4月10日に
発売された。ただ、こうなる事態は十分考え
られた。これは七月場所でもありえる。七月
場所は予定通りなら、5月22日発売という
異例の早さである。通常開催でも場所中に
なる。場所中は場所に集中したいところで
ある。あまり早いと予定がたちにくい方だっ
ている。以前は五月場所の5日目が七月場所
チケット発売日であったことさえあった。
このあたりは一考を要する。

昨年の三月場所は無観客開催だった。いか
にも無味乾燥だった。館内は異様な光景で
あった。大相撲は音で楽しむものではない。
熱気が不可欠である。ワクチンの遅れが大相
撲の行く末を暗澹とさせている。

経済は死んだ?
興味深いテーマをこれからもお届けします

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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