■夏5日目ケガの巧妙!相撲を変えて成功した照ノ富士

初日から4連勝と危なげない相撲を取り続け
てきた照ノ富士。先場所に続き大関正代を
倒し、そして大関朝乃山にも勝っている若隆
景。今場所旋風が吹きあれている。若隆景は
照ノ富士にどういう相撲を取るか。5日目
興味津々の取組である。

若隆景を小手にふる照ノ富士
<若隆景を小手にふる照ノ富士>

相撲はこう展開した。両力士、あたって離れ
ての突き合い、押し合い、探り合い。その
さなか、若隆景の右がはいった。だがその
瞬間、照ノ富士は小手にふってそのまま体を
よせて寄り切った。照ノ富士は終始落ちつい
ていた。若隆景がどうこようとあわてること
はなく、対応した。腰の構えは万全だった。
大関のなかでは一番安定している。

若隆景を圧倒した照ノ富士
<若隆景を圧倒した照ノ富士>

ケガの巧妙という言葉がある。照ノ富士は
ケガをしてから寄り中心の相撲に変化した。
これがひざへの負担が少ない取り口である。
ケガが取り口をいいほうに変えたことに
なる。

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琴櫻は足首骨折によって相撲を改造し、ぶち
かましとのど輪で相手をもっていく相撲に
変えていった。千代の富士は投げ中心で脱臼
癖あった。そのため、筋肉でよろいをつけ、
前褌を取って寄る相撲に変えた。それが大横
綱につながった。

隆の勝対御嶽海は両者の地力をはかるには
格好の一番である。このところ隆の勝に分が
悪い御嶽海だが、今日は違った。押されても
押し返し、力と力の相撲になった。隆の勝が
引いて勝負あった。御嶽海我慢の勝利であっ
た。

御嶽海が隆の勝に勝利
<御嶽海が隆の勝に勝利>

上位で全勝は照ノ富士、1敗は貴景勝・正代・
高安・御嶽海である。しかし、まだ序盤で
ある。戦いのクライマックスはまだまだこれ
からである。

行きは曇、国技館帰りは小雨、地元はやんで
いました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

相撲専属フリーライター・写真家。ペンネーム電光力。日本経済新聞社の記者を15年務め、日経HRの編集者を経て独立。2014年から大相撲ブログ「土俵の目撃者」を運営し、毎場所ほぼ全ての本場所を取材、土俵際から自ら撮影。撮影したリングサイド写真は9万枚を超える。にほんブログ村「相撲・大相撲」カテゴリ ランキング1位。

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