国技館には開場30分前の12時半に着いた。
知った顔数人と再会した。待ち望んだ大相撲
という顔だった。館内にお客さんが戻って
きた。しかし、4月下旬に売り止めにした
せいか空席が目立った。幕下で阿炎の取組が
見られた。いつしか国技館の空気になじんで
きていた。
4日目、最も注目の取組は大関照ノ富士対
小結御嶽海である。ともにここまで3連勝と
好スタートである。ただし、ここ5場所は、
照ノ富士が4勝1敗と圧倒している。御嶽海
はこれまで両前褌を取られ、一気に寄られて
なすすべなく負けている。御嶽海はどういう
工夫をみせるか。照ノ富士はそれをかいくぐ
って勝つことができるか。
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結びの一番に館内はわいた。しかし、相撲は
これまでの再現であった。両前褌を取った
照ノ富士が一気に寄り切ったのであった。
磐石の相撲である。照ノ富士の強さをみた。
今のところ両ひざの不安は少しもみせていな
い。苦手の高安や対戦成績で負けている隆の
勝との対戦は後半になりそうである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/05/210512四日目幕内-1305.jpg)
先場所は大熱戦となった高安対若隆景戦。
今場所は4日目に実現した。相撲は若隆景が
真っ向から押し込んで攻め切ってしまった。
若隆景は体格では高安にはるかに劣るが、
肉体は筋金入りである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/05/210512四日目幕内-865-e1620822641509.jpg)
こうなると照ノ富士対若隆景戦が楽しみに
なる。両者の対戦は5日目に早くも実現する。
これまでの対戦成績は照ノ富士の3勝1不戦
敗である。磐石相撲の照ノ富士か。筋金入り
の若隆景か。期待できる一番である。
古くからの相撲仲間と観戦。
興味深いテーマをこれからもお届けします。