大相撲

■夏4日目 照ノ富士対御嶽海戦は再現相撲

2021年5月12日

国技館には開場30分前の12時半に着いた。
知った顔数人と再会した。待ち望んだ大相撲
という顔だった。館内にお客さんが戻って
きた。しかし、4月下旬に売り止めにした
せいか空席が目立った。幕下で阿炎の取組が
見られた。いつしか国技館の空気になじんで
きていた。

4日目、最も注目の取組は大関照ノ富士対
小結御嶽海である。ともにここまで3連勝と
好スタートである。ただし、ここ5場所は、
照ノ富士が4勝1敗と圧倒している。御嶽海
はこれまで両前褌を取られ、一気に寄られて
なすすべなく負けている。御嶽海はどういう
工夫をみせるか。照ノ富士はそれをかいくぐ
って勝つことができるか。

<前褌を取って攻める照ノ富士>

結びの一番に館内はわいた。しかし、相撲は
これまでの再現であった。両前褌を取った
照ノ富士が一気に寄り切ったのであった。
磐石の相撲である。照ノ富士の強さをみた。
今のところ両ひざの不安は少しもみせていな
い。苦手の高安や対戦成績で負けている隆の
勝との対戦は後半になりそうである。

<御嶽海を寄り切った照ノ富士>

先場所は大熱戦となった高安対若隆景戦。
今場所は4日目に実現した。相撲は若隆景が
真っ向から押し込んで攻め切ってしまった。
若隆景は体格では高安にはるかに劣るが、
肉体は筋金入りである。

<高安を攻め切った若隆景>

こうなると照ノ富士対若隆景戦が楽しみに
なる。両者の対戦は5日目に早くも実現する。
これまでの対戦成績は照ノ富士の3勝1不戦
敗である。磐石相撲の照ノ富士か。筋金入り
の若隆景か。期待できる一番である。

古くからの相撲仲間と観戦。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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