大相撲

■三月7日目 明暗を分けた三役1敗組

三役1敗組4力士は7日目で明暗を分けた。
まず隆の勝は先場所負けている大栄翔と対戦
した。相撲は、大栄翔の真っ向からの突き
押しに隆の勝はなすべなく、土俵を割った。
着実に力をつけ、スキのない相撲を取って
きた隆の勝だが、負けるときはこんなものか。

<大栄翔に完敗した隆の勝>

1敗朝乃山は霧馬山と対戦した。霧馬山は
朝乃山を脅かす要素がないと思っていた。
まさかの展開になった。立ち合い、霧馬山は
奇襲にでた。変わり気味に上手を取るや出し
てうしろ向きにして送り出した。朝乃山は
何もできなかった。

<霧馬山の奇襲に敗れた朝乃山>

1敗高安は宝富士と対戦した。宝富士は1勝
と星はあがっていない。右四つになり両者
上手がとれず。1度離れて両者左四つになる
が、上手が取れず探りあい。動きのなかで
宝富士が先に右上手を取った。高安半身。
両者動きが止まる。気を見て高安が上手を
切って逆に上手を取って出し投げできめた。

<1敗を守った高安>

1敗照ノ富士は御嶽海と対戦した。立ち合い
から両前褌を取った照ノ富士がはさみつける
ようにして前に出てそのまま寄り切った。
この日の照ノ富士は強かった。照ノ富士は
8日目は1敗同士で高安と対戦する。これは
大きな一番となる。場所前次のように書いた。

<御嶽海戦で強さを発揮した照ノ富士>

1(××●×●●)7高安
照ノ富士は目下3連敗中である。照ノ富士は
押されると苦戦する傾向がある。先場所は、
不十分な体勢のまま出る照ノ富士を高安が
土俵際まわりこんではたき込んだ。なかなか
得意の型になれない照ノ富士がいた。前褌
を取りにいくとか、逆に突き押しで相手を
後退させるなど工夫が必要である。

さらに後半は3大関と隆の勝戦を残している。
大関復帰を目指す照ノ富士の戦いはまだまだ
続く。

昼間は暖かでも帰りはひんやりします。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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