大相撲

■三月11日目 鶴竜引退の日、優勝戦線に変化

横綱鶴竜が突如引退した。鶴竜は場所前まだ
気持ちが切れていないので次取りたい、と
語っていた。それが一転しての引退だった。
5場所連続休場。35歳という年齢とともに
誰の目にも限界だった。再起はありえなかった。

<鶴竜>

昨年十一月場所後は横綱審議委員会に注意を
受けていた。三月場所後は、横綱審議委員会
の引退勧告が予想された。潮時であった。
今後は年寄鶴竜として後進の指導にあたる。
横綱は5年間現役名で年寄になれる。井筒
部屋には貢献してきた。だが、年寄名跡の話
はついていないようだ。会見をするのでじっ
くり聞いてみたい。

優勝戦線のトップに立っていた高安に土が
ついた。それも今場所調子がいまひとつの
正代にである。相撲は、両者あたり合って
正代浅くもろざし。右へまわって突き落とし
を決めた。負けるときはこんなものか。力強
さ、忍耐、粘りで勝ってきた姿はなかった。

<高安対正代>

高安はまだトップである。3敗に朝乃山と
照ノ富士がいるが、2人との対戦は終わって
いる。照ノ富士と朝乃山は星をつぶし合うの
だからサバイバル戦になる。相撲内容は高安
が最もいい。それにしても横綱不在で仮に
12勝3敗優勝なら低レベルの物足りない賜杯
になる。

<正代の突き落としが決まり高安2敗>

照ノ富士は先場所負けている隆の勝にうまく
立った。たぐって相手のまわしのうしろを
取ってくずし、そのまま寄り切った。11日目
の照ノ富士は一味違った。大関復帰へ望み
をつないだ。11勝へは残り3勝1敗ペースに
なる。大関戦は13日目から千秋楽になる。

<照ノ富士、隆の勝を寄り切る>

11日目、3大関がそろって勝った今場所初め
ての日になった。

一緒に観戦したY氏から鶴竜情報を聞きました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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