大相撲

■夏8日目 重症朝乃山は出直しが必要

照ノ富士の強さの秘密、その1つに押し相撲
に押させないことがある。それが8日目の
大栄翔戦にあらわれた。大栄翔が押しにいこ
うとするが、照ノ富士は踏み込んでどんどん
前に出る。さらに左をかかえこんでさらに前
へ出て圧力をかけていく。正面土俵で怒涛の
如く押し出してしまった。これでは大栄翔は
なすすべがない。照ノ富士は予想もしない
8連勝で勝ち越しを決めた。

<照ノ富士、大栄翔を押し出す>

北の富士さんは東京中日スポーツで照ノ富士
は強すぎる、朝乃山は弱すぎると書いてきた。
朝乃山は新鋭豊昇龍と対戦した。豊昇龍は
まだ上位を脅かす要素がない。朝乃山にとっ
て取りにくい要素はない。だが、相撲はわか
らない。豊昇龍は立ち合い鋭く右四つになる
とゆさぶって内がけ。弱すぎる朝乃山はくず
れていくしかなかった

<朝乃山、豊昇龍の内掛けに屈する>

朝乃山は重症である。解体的出直しが必要で
ある。ゼロから出発しなおして汗をしぼり、
土にまみれ、稽古にあけくれる。覚悟をもっ
て望まない限り、取りこぼしはなくならない。
苦しい稽古で心技体をつくりなおさないと
朝乃山に明日はない。

1敗貴景勝は妙義龍と対戦した。押し込ん
でのとっさのはたきで勝負をつけた。

<貴景勝、妙義龍をはたき込む>

照ノ富士は9日目苦手高安戦である。残り
6日間は3大関と阿武咲、霧馬山、妙義龍
あたりになるか。1敗貴景勝は9日目大栄翔
戦。残り6日間は3大関と高安、阿武咲、
逸ノ城あたりか。優勝の行方は2敗まで圏内
である。高安が2敗のままでいくために9日
目の照ノ富士戦が必勝になる。

6日目総合の大相撲中継が予定より遅れました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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