大相撲

■三月9日目 高安1敗死守!今後の対戦を読む

2021年3月22日

先場所優勝の大栄翔が調子をあげてきた。
本来の押し相撲が戻ってきた。9日目の対戦
相手は大関正代であった。相撲は真っ向から
あたって一気の押し、のど輪で攻め立てその
まま押し出してしまった。8日目の朝乃山と
いい、大栄翔の押しが本来の調子になった
ときに対戦した正代はめぐり合わせが悪かっ
たとしかいいようがない。

<大栄翔、正代に完勝>

その点1敗の高安はすでに大栄翔戦を終えて
いる。9日目は阿武咲戦である。対戦成績は
高安の2勝3敗である。ただし、阿武咲は
2勝と星はあがっていない。立ち合いは、
高安のあたりが勝り、突き押しで攻め立て
気をみてはたき込んで1敗を守った。

<高安、阿武咲をくだし1敗を守る>

元大関の優勝は魁傑・照ノ富士がいるがいず
れも2回目の優勝であった。高安が優勝すれ
ば元大関では初優勝になる。高安の今後が
気になる。高安は調子をあげてきている。
高安に勝つ力士は誰か。まだ未対戦の力士を
検討してみよう。

10日目は大関貴景勝戦である。
6(●●××●×)6 貴景勝
ここ1年は貴景勝の勝利である。どちらの
立ち合いが勝るか。貴景勝の押しをしのいで
反撃できるか。大きな山場になるかもしれない。

<2020年11月 貴景勝対高安(右)>

1(××●●○×)2若隆景
今場所の若隆景は油断のできない存在である。
間単に勝負をつけられない相手に成長して
いる。高安は突き押しで有利に組みとめて
動きを封じたいところである。

7(●××○●○)7北勝富士
五分の成績である。北勝富士はここまで6勝
3敗と白星先行である。どちらが先手を取っ
て攻められるか、勝負のポイントはそこに
なる。

1(××○×●●)2隆の勝
高安に馬力負けしない力士が隆の勝である。
高安はゆさぶって相手の重心をくずしたい。
隆の勝はおちついて右ざしで一気に出たい
ところだ。

8( ●●×●●●)11正代
高安は正代に勝てなくなってきている。ただ、
今場所の正代は負けが込んでいるだけに、
高安に勝つチャンスは十分出てくる。立ち
合いから圧倒したい。

<2021年1月 正代対高安(右)>

初優勝を目指す高安の戦いはこれからである。

8日目総合は、高校野球がなく15時5分から
の中継でした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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