大相撲

■夏13日目 幻の照ノ富士-正代戦

2021年5月21日

終盤にきて、大相撲の話題が土俵から土俵外
に移ってしまった。朝乃山の外出禁止期間の
キャバクラ通いの処分が話題になっている。
虚偽報告があったので、3場所出場停止の
阿炎を下回ることはあるまいという見方が
支配的である。朝乃山不調の原因はこれだっ
たのかという妙な納得論まで出てくる始末で
ある。

<スポーツ報知の記事>

竜電の不倫妊娠にいたっては処分の予測が
できないほどの不祥事である。第一竜電本人
は土俵にどの面さげてあがってこられるのか。
という根本的なところへいきついてしまう。
序ノ口からはいあがった竜電の今後が気に
なる。

北の富士さんが東京中日スポーツのはやわざ
御免で次のように書いている。

このところ不祥事が多い相撲界だが、どこか
タガが緩るんでいるようだ。こんなことが
続くようだと、ファン離れが心配だ。人気
というのは落ち出すと早いものらしい。亡き
境川理事長はいつもそれを心配していたのを
思い出す。

境川理事長は元佐田の山のことである。

13日目は取組的にも谷間である。三役同士の
取組がない。本来なら照ノ富士対正代が組ま
れなければならない。貴景勝対正代は14日目
に組まれた。勝負はわからないが、ともに
正代不利なことは否めない。だとすると正代
は7勝7敗で千秋楽を迎えなければならない
恐れが出てくる。朝乃山の大関陥落は必至で
ある。それに正代が加わってはと懸念して、
以下の取組になったのでは。十分ありうるし、
考えられる。

<貴景勝、遠藤に不覚>

逸ノ城-照ノ富士
正代-宝富士
遠藤-貴景勝

相撲内容、勝負の結果はともかく、わくわく
感がない取組である。そんななか波乱がおき
た。貴景勝は遠藤に不覚を取った。13日目を
終了して2差ついた。逆転優勝は残り2日間
を照ノ富士が連敗して、さらに優勝決定戦に
負けたときだけである。磐石な相撲を取って
いる今の照ノ富士には考えられない。

<1敗を守った照ノ富士>

朝乃山不祥事による突然の休場。残った3
大関の大関リーグ戦さえない。こんなにしら
ける取組はない。それは場所がしらけること
につながる。この件に関して審判部はきちん
と説明すべきである。

疲れが出てきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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