大相撲

■夏12日目 繰り返される自覚なき行為

ここへきて大相撲がゆれている。大関朝乃山
が協会の新型コロナウイルス感染対策ガイド
ラインに違反してキャバクラに通っていた
のだ。これまでは事実無根と主張していたが、
ここに来て認めたというのだ。週刊文春新聞
広告に「朝乃山裏切りの深夜キャバクラ常習
犯」の見出しが躍っていた。朝乃山は12日目
から休場した。大関だけに処分は重く、避け
られない。

<日刊スポーツの記事>

初日から休場していた竜電の休場理由が明ら
かになった。実は情報通からすでに聞いて
いた。竜電は不倫疑惑で相手の女性を妊娠
させていたのだ。竜電も外出禁止期間中に
通っていたとのことである。しかも相手女性
に中絶を求め、金で示談しようとしていた。
これが事実ならただではすまない深刻な事態
である。

<竜電>

これまで新型コロナウイルス感染対策ガイド
ラインに違反してきた方をみて朝乃山は何を
学んできたのか。同じ愚かさを繰り返すよう
では学習能力ゼロである。力士には後援者や
応援してくれるファンが大勢いる。山梨に
旅行した方が竜電の人気の凄さを語っていた。
そうした方に対する裏切り行為である。自覚
なき行為はいっこうになくならない。

12日目の大相撲はどう展開したのか。1敗
照ノ富士は阿武咲と対戦した。立ち合い鋭く
踏み込んで阿武咲のまわしをつかんだ時点で
勝負あった。照ノ富士の一方的な相撲になっ
た。そこには押し相撲に押させない力強い
照ノ富士がいた。前日の反則負けの影響は
ないとみた。

<阿武咲に完勝した照ノ富士>

2敗貴景勝はここへきて逸ノ城と対戦した。
逸ノ城は、力はあるが、土俵際こらえない
一面がある。目標が大きいだけに貴景勝真っ
向から押していく。途中ひざがかくんとなり、
危うかったが、もち直して押し出した。

<逸ノ城を押し出した貴景勝>

ここへきて13日目の取組が不可解である。
逸ノ城-照ノ富士
正代-宝富士
遠藤-貴景勝
3大関なのだから3日間に2度大関戦がなけ
れば大関リーグ戦が組めないことになる。
千秋楽照ノ富士-貴景勝を組むなら、14日目
は照ノ富士-正代か貴景勝-正代のどちらか
しか組めないことになる。まさかカド番正代
救済のためとは思いたくないが、合理的な
理由があるとは思えない取組編成である。

雨にたたられる後半戦です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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