大相撲

7年前の明日のホープ

今から約7年前、2014年4月に明日のホープ
をあげている。まず、豪栄道・栃煌山・阿覧・
魁聖・碧山・土佐豊・栃ノ若・常幸龍は期待
していたが、頭打ちとしている。2014年三月
場所の番付では豪栄道と栃煌山は関脇であっ
た。魁聖・栃乃若は前頭上位、碧山は幕内
中位、常幸龍は幕内下位であった。
阿覧は所属していた三保ヶ関(元増位山)の
閉鎖に伴い、2013年十一月場所前に引退して
いた。土佐豊は幕下で十両昇進を決定して
いた。

<豪栄道>

2014年三月場所は大関鶴竜が初優勝して横綱
昇進を決定した場所であった。白鵬はすでに
28回優勝していた。豪栄道は後に大関に昇進
するが、けして強い大関ではなかった。栃煌
山は大関に昇進しても不思議はなかったが、
関脇どまりで終わっている。栃乃若は26歳の
若さで引退している。土佐豊はわずか幕内
1場所で終わっている。魁聖・常幸龍はまだ
現役だが、もう多くを望める年齢ではなく
なった。

頭打ちのグループにはいっていない明日の
ホープは誰か。まず、遠藤。十両1場所で
入幕をきめ、期待される日本人力士であった。
当時はまだ入幕4場所目であった。足が上が
るきれいな四股と勝負をあきらめない粘力
相撲。人気はすさまじかった。アフリカ初の
関取大砂嵐も期待された一人だ。2014年三月
場所は入幕2場所目であった。未完の大器で
あった。だが、大砂嵐は大きく伸びず、運転
禁止の現役のとき、自動車事故で相撲界を
去っている。

<遠藤>

照ノ富士はこの場所新入幕であった。長足の
進歩で強くなってきていた。入門の師匠は
元2代目若乃花の間垣だったが、体を悪く
して退職した。弟子を同郷(青森)の元旭
富士の伊勢ヶ濱に託している。伊勢ヶ濱部屋
に移籍したのがいい方向に働いていると記し
ている。将来元大関が序二段まで落ちて、
大関復活劇をみせてくれるとは誰も思って
いなかった。

<新入幕照ノ富士>

また、新十両の逸ノ城はスケールが大きい
相撲を取ると期待された。目標を大きくもっ
て現状を突破できればという条件つきだった。
今は土俵際で粘らなくなってしまった。

現代の明日のホープは誰か。というより次の
大関は誰か。さらに大関を突破して若くして
横綱に昇進するのは誰か。混迷の時代はしば
らく続きそうである。

暑さがこたえます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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