大相撲

2021年五月場所大関に挑む11人のサムライ

一人横綱白鵬の休場は、自身が三月場所中に
決断しており、五月場所の出場はなさそうで
ある。照ノ富士が大関に復帰して4大関に
なった。4大関に挑むのは、上位に休場が
ない限り、前頭西4枚目妙義龍までである。
貴景勝と隆の勝は同部屋のため、貴景勝と
豊昇龍が組まれるかもしれない。大関に挑む
11人のサムライのここ6場所の上位戦の成績
は以下である。なお、高安は元大関のプラ
イドから表に加えなかった。

ここ6場所上位にいるのは3力士である。
まず大栄翔である。大栄翔は着実に力をつけ
てきたから関脇以下最強の実力者に変遷して
きた。大関戦は8勝5敗である。内訳は貴景
勝に3勝3敗(1不戦勝あり)、朝乃山に
2勝2敗、正代に2勝である。10勝-13勝
優勝と来たときは大関も狙えるのでは、と
思わせたが、先場所は8勝に終わってしまっ
た。現在27歳だけに突き押しはまだ健在と
みた。

<大栄翔>

次が御嶽海である。御嶽海は大関と互角の
成績をあげながら印象は薄い。それは御嶽海
が自分の力を十分に発揮していないからで
ある。学生出身力士は比較的粘りの相撲が
取れるが、御嶽海にはそれが乏しい。大関戦
は貴景勝に2勝3敗。昨年(2020年)の九月
場所は取組編成のまずさから貴景勝対御嶽海
戦が組まれなかった。朝乃山に2勝2敗、
正代に2勝である。それだけに大関陣は油断
できない。

<御嶽海>

3人目が北勝富士である。上位では負け越し
勝ち越しを繰り返している。トータルでは
46勝44敗と勝ち越している。ここ6場所大関
戦は貴景勝に4勝2敗、正代に1勝1敗、
朝乃山には勝てず、4連敗である。2020年
三月場所の小結を最後に平幕上位が続いて
いる。五月場所は復帰を果たしたいところで
ある。

<北勝富士>

5場所連続上位にいるのが隆の勝である。
関脇に定着してきた実力者である。2020年
十一月場所は2横綱休場、大関朝乃山・正代
は途中休場のため、横綱・大関戦がゼロだっ
た。上位連続5場所間はすべて勝ち越して
いるが、三賞に結びつくほどの活躍はなかっ
た。もう一歩踏み出すためにも五月場所の
4大関戦は大切なポイントになる。

<隆の勝>

先場所10勝をあげ、技能賞を獲得した若隆景。
貴景勝、正代に勝利した。同じく敢闘賞を
受賞した明生も貴景勝、正代から白星をあげ
ている。五月場所、貴景勝、正代はそうは
いくかい、とリベンジせずにはおかない立場
である。新しき対戦はどういう相撲内容に
なるか、興味深い。

五月場所の初日は近い。

緊急事態宣言、愛知・福岡を追加。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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