年別アーカイブ:2019年

■秋5日目この2番!貴景勝対北勝富士・鶴竜対朝乃山

2019/9/12    ,

貴景勝が対戦圏内で、対戦成績で負け越して いる力士は、鶴竜、豪栄道、御嶽海の3人 だけである。白鵬、高安は休場だから除外 される。それでも北勝富士は、あなどれない 相手である。押し相撲は押されると弱い ...

■秋4日目 暗転の栃ノ心

2019/9/11    

貴景勝は上位初挑戦の友風を問題にしないで、 一気に押し出した。貴景勝は本来の調子に 戻ってきた。鶴竜は逸ノ城相手に落ち着いて、 一蹴した。鶴竜の安定性は変わらず、好調が 続いている。この日は、豪栄道が ...

■秋3日目 高安・白鵬の休場がもたらしたモノ

2019/9/10    ,

鶴竜が立ち合いから果敢に碧山を攻め、機を 見てはたき込んだ。鶴竜の相撲は安定して いる。ここまでは優勝を争える第一候補で ある。それでは第二候補はというと、白鵬が 休場したため、該当する力士が見当たら ...

■秋2日目 明暗を分けた気になる3力士

2019/9/9    

初日取っただけで白鵬が休場してしまった。 これにはさすがにあっけにとられた。かつて は超人白鵬といっていたが、いまは生身の 人間に戻ってしまった。今年にはいって3度 目の休場である。限界が近づいている ...

■秋初日 気になる負け方・勝ち方

2019/9/8    

パワー相撲のあたり、一気の出足ほど危険な モノはない。初日の取組で白鵬の対戦相手が 一番難しい。その相手は北勝富士である。 白鵬張り差しにいくも、脇があいたところを 北勝富士が右差しを深くさす。白鵬、 ...

2019年九月場所の視点

2019/9/7    ,

このところ引退ラッシュである。九月場所後 には元里山、元稀勢の里の引退相撲がある。 一月場所後には元豪風の引退相撲がおこなわ れる。元豪風は今日7日相撲塾で、体重減の 近況、入門のいきさつや隠岐の海と ...

2019年九月横綱・大関に挑む11人のサムライ

2019/9/6    

2横綱3大関が勢ぞろいする、とはいかなか った。高安が初日から休場することになった。 残った横綱・大関も、千秋楽まで取りきるか は、わからない。横綱・大関に挑む力士は 前頭西4枚目正代までである。ただ ...

御嶽海のとてつもない記録の予感

2019/9/4    

御嶽海は九月場所を東関脇で迎える。これで 16場所連続関脇・小結在位場所数を続けていることになる。スタートは2017年三月場所である。本来御嶽海は大関を目指していただきたいのだが、初優勝以降いっこうに ...

千代の富士との比較でみる30歳以降の白鵬

2019/9/2    

年6場所時代の大横綱は30歳をすぎたら引退 が近かった。大鵬は30歳以降6場所しか務め ていない。北の湖は11場所である。例外は 千代の富士で36場所務めている。白鵬は数々 の大記録をうちたてた。ここ ...

2019年九月場所前稽古総見見聞記

2019/8/31    ,

本来五月場所前に行われる公開稽古総見は、 10連休の前に実施の延期を余儀なくされた。 それが九月場所前の今日8月31日に実施され た。今回も5時半に国技館に着いた。櫓より 前の位置に並んだ。4列に並び ...

鶴竜をめぐる優勝記録

2019/8/30    

七月場所、6回目の優勝を飾った鶴竜。以前 熱狂的な鶴竜ファンと5回は優勝しときたい と話したことがあったが、それを上まわった ことになる。本人はさらに2ケタ優勝を目指 すようだが、それは容易ではない気 ...

技能力士3

2019/8/29  

押しの技能を認められた力士が大受である。 貴ノ花とともに将来を期待される力士であっ た。新入幕から技能賞を受賞した。押しは 左右からじわじわ押すタイプであった。大関 直前の昭和48年七月場所、大受の押 ...

技能力士2

2019/8/28  

大鵬・柏戸の大型力士に割ってはいったのが 春日野(元栃錦)部屋の小兵栃ノ海である。 栃ノ海の相撲は正攻法であった。頭からあた って、両前褌を取り、しぼって拝む形で出る。 手順通りに運ぶと、大鵬も柏戸も ...

剣翔の出世街道

2019/8/27  

剣翔は小学校から相撲を始め、相撲教室に 通う相撲少年であった。高校は埼玉栄高校へ 進学。さらに大学は日本大学と相撲の名門校 を歩んだ。だが、アマチュア時代の実績が 乏しく、大相撲は前相撲からのスタート ...

どん詰まり感のある番付

2019/8/26  

2019年九月場所の番付が発表された。高安 以外の大関が全休または不調休場で幕内上位 に多くの勝ち越し力士が出た。御嶽海、阿炎、 北勝富士、碧山、遠藤、大栄翔、逸ノ城。 そこへ大関から降格した貴景勝が ...

通算最多勝利に挑んだ魁皇の苦闘

2019/8/24    ,

今から8年前の平成23年七月場所、千代の 富士の通算最多勝利1045勝に挑んだ力士が いた。大関魁皇である。先場所まで1044勝で 記録の更新は確実と思われた。ところがふた をあけると大苦戦が待ち受け ...

技能力士1

2019/8/22  

現代は重量級大相撲全盛時代で技能力士は 誠に育ちにくい環境である。七月場所で炎鵬 が技能賞を始めて獲得した。今後どれくらい 受賞していくのか。舞の海は平成6年七月 場所、5回目の受賞が最後の技能賞であ ...

幻の5横綱

2019/8/20    

4横綱はそれなりにある。最近では稀勢の里 が横綱に昇進して、白鵬、日馬富士、鶴竜、 稀勢の里の4横綱時代があった。日馬富士の 引退で4横綱時代は終焉を迎えた。さらに 稀勢の里の引退で現在は2横綱である ...

大鵬の稽古その質と量

2019/8/17  

大鵬は天才と呼ばれることを嫌った。自分 ほど努力した者はないという思いが強かった。 大鵬を語る上で伝えられていることに、時の 5大関北葉山、佐田の山、栃ノ海、栃光、 豊山(前名内田)を向こうにまわして ...

優勝10回以上20回未満の横綱2

2019/8/16  

輪島は学生出身の唯一の横綱である。そして 今後も出そうにない気配である。輪島以前 には豊山(前名内田)がいた。豊山は大関 までスピード出世したが、ついに優勝はなく、 横綱に届かなかった。豊山がここ一番 ...

優勝10回以上20回未満の横綱1

2019/8/14  

15日制では上位で10勝という2ケタ勝利が 大関につながる成績となる。横綱の優勝回数 はどうだろうか。横綱として納得のいく優勝 回数は、大関以下の優勝回数を含めて通算 10回以上ではないだろうか。20 ...

豊昇龍の躓き

2019/8/12  

七月場所、幕下2枚目の豊昇龍は3勝2敗 までいきながら、残り2番を連敗して負け 越した。わずか1勝の違いが明暗を分けた。 豊昇龍の負け越しは入門以来初めてであった。 豊昇龍は序ノ口以来ここまで8場所連 ...

大関在位2場所後の運命

2019/8/10  

貴景勝が途中休場、全休で大関を2場所で 明け渡すことになった。言うまでもなく大関 2場所は最短である。大関不十分のイメージ がある栃ノ心でさえ5場所だった。貴景勝の 心境はいかばかりであったろうか。 ...

栃錦の古今強豪ランキング

2019/8/9  

栃錦が引退したのは、昭和35年五月場所の ことであった。昭和34年五月場所から昭和 35年三月場所のここ1年間で81勝9敗という 驚異的数字をあげながら、昭和35年五月場所 初日、2日目と連敗するとあ ...

鶴竜と白鵬のこれから

2019/8/7    

七月場所は久々に横綱同士で優勝を争った。 鶴竜が白鵬との直接対決を制し、6回目の 優勝を飾った。白鵬は次点に終わった。七月 場所は両横綱健在を示した場所と言える。 ただ、これが、今後も続くかというとい ...

2019年九月場所チケットネット事情

2019/8/6    

チケット規正法が6月に施行されたにも関ら ず、ネット上では相変わらず驚愕の値段が はびこっている。なかには値引き交渉お断り の文字が目に付いたものもあった。法外の 値段は商売としか思えない。イスC38 ...

炎鵬は舞の海を越えられるか

2019/8/4    

五月場所、新入幕炎鵬は7勝2敗から6連敗 して負け越した。千秋楽は松鳳山と大熱戦を 展開したが、もう一歩及ばず、負け越して しまった。歴史は繰り返すのか。七月場所の 炎鵬は7勝3敗から3連敗した。14 ...

2019年九月場所チケット事情

2019/8/3    

以前東京場所の人気は一月場所、五月場所、 九月場所の順であった。いつからくずれたか というと、遠藤が十両1場所で入幕した平成 25年九月場所からである。そしてそれは今も 続いている。 2019年九月場 ...

かつてあった6大関時代

2019/8/2    

5大関でも多いのに、大相撲史上6大関が 誕生した時期がある。平成24年五月場所から 3場所である。その前場所の三月場所は把瑠 都、日馬富士、稀勢の里、琴奨菊、琴欧洲の 5大関だった。この場所、優勝決定 ...

横綱誕生の間隔2

2019/8/1    

横綱が実質地位化した常陸山以降、横綱誕生 が5年以上空いたことが3度ある。最初は 玉錦が横綱でデビューするまでである。6年 経っていた。玉錦の前の横綱は常ノ花なので、 常ノ花の横綱誕生から6年かという ...

横綱誕生の間隔1

2019/7/31  

横綱稀勢の里が誕生し、デビューしたのは 2017年三月場所だった。負傷をおいながら、 大関照ノ冨士を本割・優勝決定戦で連勝して の優勝は忘れられないほどの感動を呼びおこ した。あれから2年2場所が過ぎ ...

智略力士安美錦

2019/7/30    

安美錦が七月場所限りで引退した。ケガで 休場していたが、今のままでは幕下に陥落 する。そう思えば引き際であった。安美錦 というと新しい相撲ファンは、力は衰えて いるが、それでも奮闘して十両を維持して ...

大関の休場率

2019/7/29    

七月場所は貴景勝、栃ノ心、豪栄道、高安と 4大関が休場する異常事態となった。貴景勝 は連続休場、栃ノ心は大関6場所在位中半分 が途中休場である。豪栄道はベテランの域で、 引退が近いという見方が出始めて ...

御嶽海の大関を阻むモノ

2019/7/28    ,

御嶽海は2年連続七月場所優勝と意気込んで いたにもかかわらず、また、4大関が休場 したにもかかわらず、9勝6敗に終わった。 これで優勝した昨年の七月場所後6場所連続 1ケタ勝利に終わっている。つまり、 ...

初優勝から2回目の優勝への間隔2

2019/7/27    

前回初優勝から連続優勝した5力士と初優勝 から2回目の優勝が、15場所後以上の柏戸・ 北の富士を取り上げてきた。その続きを記す 前に初優勝から2回目の優勝が10場所後以上 14場所後までの力士を参考ま ...

4場所経過した2019年年間最多勝レース

2019/7/26    ,

七月場所が終了し、今年4場所が早くも終了 したことになる。年間最多勝レースはどの ように変化したか。その経過をまとめてみた。 それが以下である。なお、対象は4場所幕内 に在位した力士とさせていただき、 ...

2019年七月場所総評

2019/7/25    

★十両以上に休場力士が7人出たが 相変わらず多い。北の湖理事長が公傷制度を 廃止したのは、毎場所必ず公傷休場力士が 出たからである。だが、毎場所けっこう休場 力士を出すのなら、公傷制度を復活させても ...

■名古屋千秋楽 手堅かった鶴竜の優勝

2019/7/24    ,

これより三役は異例だった。関脇玉鷲をさし おいて小結阿炎がはいった。阿炎対琴奨菊は 7勝7敗同士なので取組的興味では上だが、 番付では玉鷲が上である。やすやすと取組順 を崩してほしくない。それにしても ...

■名古屋14日目 白鵬の敗戦が意味するモノ

2019/7/24    

14日目に横綱対平幕戦がおこなわれた。白鵬 対琴奨菊戦である。白鵬にとって取り易い 相手であった。これまでの対戦では、琴奨菊 の出足を止めると投げでころがすパターンが 多かった。ところが、この日は琴奨 ...

■名古屋13日目 終盤の波乱

2019/7/23    

取組は谷間。横綱対平幕である。鶴竜対関脇 玉鷲戦は回避されたことになる。玉鷲の成績 が上がらないのが理由だろうが、それなら 早めに対戦させるべきであった。白鵬は妙義 龍戦である。対戦相手としては妙義龍 ...

■名古屋12日目 連続写真で見る2横綱の相撲

2019/7/23    

全勝できた鶴竜は、千代大龍の挑戦を受けた。 今の鶴竜はパワー相撲に対する不安を少しも 感じさせない。 相撲は裾払いで、鶴竜が千代大龍を一蹴した。 1敗白鵬は関脇以下最強の御嶽海との対戦を 迎えた。 相 ...

■名古屋11日目 そして大関は誰もいなくなった

2019/7/22    ,

8勝を待っていたかのように大関高安が休場 した。これで4大関全員が休場という異常 事態に陥ってしまった。13日目に組まれると 思っていた高安対白鵬戦が11日目に組まれる という皮肉な結果になってしまっ ...

■名古屋10日目 横綱・大関の手薄は近未来の姿

2019/7/22    

白鵬から金星を獲得して、意気上がる逸ノ城。 だが、この日の対戦相手鶴竜は落ち着いて いた。巨体逸ノ城に対し、後退するどころか 逆に出て、まわしをがっちりつかむと勝負は 決まった。逸ノ城は後退すると実に ...

【7月21日】初優勝から2回目の優勝への間隔1

2019/7/16    

大正15年から始まった優勝制度は99人の優勝 力士を誕生させた。47人が初優勝で終わって いるとこれまで書いて来た。そのなかには 栃ノ心、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃山も 含まれている。逆にいうと52人 ...

【7月20日】本名幕内力士

2019/7/16  

現代の幕内は、本名力士花盛りである。大関 高安、遠藤、正代、矢後とすぐにも浮かんで くる。さらにもう一人明生。実は明生は下の 名前である。矢後はまだ改名の余地があるし、 明生は下の名前っぽくないからい ...

【7月19日】大関の負け越し率2

2019/7/16  

清國の最高位大関の大関在位中の負け越し率 17.9%の記録を抜いたのが、人気の角界の プリンス貴ノ花である。貴ノ花は大関在位 50場所というとてつもない記録を最初つく った。これまで40場所台さえいな ...

【7月18日】大関の負け越し率1

2019/7/16    

貴景勝はカド番の場所を全休して関脇降格が 決定した。貴景勝は大関2場所在位で2場所 とも負け越したことになる。大関負け越し率 は100%になる。最初大関のカド番率を考え ていた。大関2場所連続負け越し ...

【7月17日】新優勝力士100人

2019/7/15  

朝乃山の優勝を太刀山以来の富山県出身力士 の優勝と紹介するメディアがあった。太刀山 は明治末から大正6年ごろまで活躍した強豪 力士であるが、この当時は厳密にいうと優勝 制度はなかった。あったのは時事新 ...

【7月16日】2019年七月場所の行方

2019/7/15    

9日目を終了して全勝鶴竜、1敗白鵬、優勝 は両横綱に絞られた。大関高安が2敗で続い ているが、追いかける展開では少し苦しい。 平幕の2敗力士妙義龍、友風、照強はこの ままいけるだけの力量はまだない。で ...

■名古屋9日目 1敗白鵬、今後の引き締めが大事

2019/7/15    ,

逸ノ城は後退すると、ほとんどこらえること なく土俵を割る。だが、ときには巨体をぶっ つけたり、突っ張ったりして、繰り出す破壊 力はあなどれない。栃ノ心、豪栄道の相次ぐ 休場で、横綱・大関の対戦圏内を広 ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ【予告】

2019/7/14  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために七月場所 の10日目から千秋楽まで昨年よりは涼しい 名古屋に赴きます。その間以下の大相 ...

■名古屋8日目 先場所と真逆!上位の取組が減少

2019/7/14    ,

今日から豪栄道が休場した。栃ノ心もそう だが、いかにも負けがこんだから休場した 印象が強い。NHKの解説者だった玉の海 梅吉さんなら「悪いところがあるなら、最初 から休場すべきである。負けこんでの休場 ...

■名古屋7日目 万全の右四つが少ない白鵬

2019/7/13    

近年関脇以下の優勝は5回誕生している。 栃ノ心 御嶽海 貴景勝 玉鷲 朝乃山 共通しているのは白鵬が休場中であることだ。 ただし、玉鷲は白鵬と対戦して勝っている。 白鵬が休場したのは14日目からである ...

■名古屋6日目 銭の取れる力士炎鵬

2019/7/12  

技の相撲というとかつては春日野部屋の伝統 であった。栃錦、栃ノ海、栃東と続いた。 技能賞の常連でもあった。時代は移り変わり、 現代は重量級大相撲全盛時代ある。パワー 相撲が目立ち、迫力がある反面、うっ ...

■名古屋5日目 好調鶴竜を待つ魔の終盤

2019/7/11  

先場所13日目、5分以上の物言いでもめた 栃ノ心対朝乃山戦が今場所5日目に実現した。 しかし、栃ノ心がここまでまるでいいところ がなく、もろさばかりが目立つ相撲では勝負 は見えていた。そしてその通りの ...

■名古屋4日目 白鵬頼りの相撲界の未来に不安

2019/7/10    ,

高安は本調子ではない。朝乃山に勝つチャン スがあるかもしれない、という思いは見事に 砕かれた。高安は思いきってあたって、四つ になったが止まらず、朝乃山に上手を与えず、 下手出し投げでしとめた。朝乃山 ...

■名古屋3日目 厚遇に応えられない大関陣

2019/7/9    

どうも大関陣がピリッとしない。 高安は2日目竜電に追い込まれて、もつれて 取り直しとなった。取り直しは通常上位が 有利なはずなのに、竜電に真っ向から堂々と 負けてしまった。3日目の対戦相手は相撲 巧者 ...

■名古屋2日目 白鵬渾身の上手投げで朝乃山を裏返す

2019/7/8    ,

初日の大関豪栄道戦の勝利で朝乃山対横綱 白鵬の関心はいやでも高まっている。白鵬は 休場明けだが、白鵬ほどのベテランになって くると精神的不安や動揺などすることはなく 相撲が取れる。事実、白鵬の40回目 ...

■名古屋初日朝乃山の勝因は圧力&白鵬戦はどうなる

2019/7/7    ,

先場所朝乃山が対戦した栃ノ心は関脇であっ た。朝乃山が唯一対戦している大関・横綱が 大関豪栄道である。過去の対戦成績は1勝 1敗。先場所朝乃山が勝ったシーンは記憶に 新しいので覚えている方もおられよう ...

2019年七月場所の視点

2019/7/6    ,

カド番貴景勝の休場はやはり寂しい。本人は 出場する意向だったが、師匠である千賀ノ浦 (元隆三杉)が止め、説得によって休場が 決定した。そこには一時のために貴景勝の 将来を奪ってはいけない。力士人生はま ...

2019年7月!横綱・大関に挑む11人のサムライ

2019/7/5    ,

貴景勝が全休することになったため、横綱・ 大関との対戦圏内は東前頭4枚目の明生まで となる。ここ1年間の横綱戦・大関戦の成績 及びこの1年の上位戦での勝ち越し、負け 越しを記した表が以下である。 ここ ...

優勝争いに加われるか否かで決まる鶴竜の存在感

2019/7/4    , ,

先場所横綱鶴竜は11勝4敗に終わった。優勝 次点である。これだけ見るのなら特に問題は ないように思われる。しかし、実際は14日目 に平幕朝乃山に優勝を決定される、という 横綱の面目丸つぶれの結果であっ ...

不可解なチケット発売日

2019/7/3    

今年(2019年)の十一月場所のチケット発売 日が変更された。すでにご存知の方もいると 思うが、9月14日土曜からになった。通常は 10月上旬の土曜である。これは10月、消費税 が8%から10%にアッ ...

カド番貴景勝、不安のなかの戦い

2019/7/2    ,

新大関早々休場となった貴景勝。出だしで 躓くのはなんともいやな感じである。まして 貴景勝の場合は途中出場し、碧山に負けると あっさり再休場ではいささか中途半端であっ た。醜態であった。押し相撲というの ...

御嶽海、大関への道

2019/7/1    ,

五月場所、御嶽海は9勝6敗と勝ち越し、 七月場所は関脇に復帰した。これで御嶽海は 関脇小結連続15場所在位することが決定した。 これは若の里の19場所連続関脇小結在位場所 数についで単独第2位となった ...

白鵬をめぐる横綱休場記録

2019/6/30    

白鵬は五月場所を全休した。これによって 白鵬の横綱休場率はアップした。白鵬の横綱 在位は71場所をむかえた。そのうち休場は 119、不戦敗は5、あわせて124不出場である。 休場率は11.6%になる。 ...

若手6人に物申す

2019/6/29    ,

高齢化は世の中だけではない。相撲界にも きている。 ・横綱 鶴竜  10月に34歳 白鵬  34歳 ・大関 豪栄道 32歳 高安  28歳 貴景勝 8月に23歳 栃ノ心 10月に33歳 5年後、間違い ...

朝乃山勝ち越しの可能性を検証

2019/6/27    ,

番付発表の日、朝乃山は「勝ち越し目指して がんばる」と語っていた。勝ち越しを目指す のはどの力士も同じだが、朝乃山は特に先場 所の優勝者として恥ずかしくない成績を残し たい思いはあるだろう。実は、朝乃 ...

貴源治の出世街道

2019/6/25  

貴源治が序ノ口から6年1場所かかって新入 幕を果たした。中卒、相撲未経験からのスタ ートである。入門は貴乃花部屋であり、昨年 貴乃花親方の離職に伴い、千賀ノ浦(元隆三 杉)部屋に移籍した。初の双子関取 ...

番付!もう一つの考え方

2019/6/24  

七月場所の番付が発表された。予想外と思わ れている点が、朝乃山が新小結ではなく、 筆頭に留まったことではないだろうか。五月 場所、竜電西5枚目で10勝5敗、朝乃山西8 枚目で12勝3敗である。数字のみ ...

横綱勝率からみた横綱

2019/6/23    

将棋で一番伝統のあるタイトルが名人である。 しかしこのタイトルを通算5期保持すると永世名人を名のれる。そうでない名人とは区別されている。しかるに相撲界はどんなに強くても弱くても横綱というひとくくりにさ ...

ジンクス!平幕優勝力士は大関になれない

2019/6/21  

「平幕優勝力士は大関になれない」という ジンクスはまぎれもなくあった。大正15年 協会が優勝制度を設定してから8人、大蛇山、 山錦、綾櫻、出羽湊、備州山、時津山、玉乃 海、若三杉(のちの大豪)とことご ...

連続写真で見る炎鵬の技の相撲4

2019/6/19    

8日目。炎鵬は千代丸とは十両時代2戦して 2敗している。千代丸の体重は185キロ。 まともに戦っては不利である。炎鵬ここまで 5勝2敗、千代丸3勝4敗である。 炎鵬、あたって突き落とし気味に千代丸を ...

入幕までの所要場所数ランキング

2019/6/18    ,

幕内は力士の最高クラスである。ここまで 到達すれば力士としては大成功といえる。 そこで入幕までの所要場所数番付を作成して みた。対象は幕内の現役力士である。ただし、 七月場所予想番付の幕内力士とした。 ...

大関初休場負け越しの翌場所

2019/6/16    

今日(6月16日)貴景勝の大関披露宴が盛大 におこなわれた。五月場所ケガのため休場- 再出場-再休場した貴景勝の思いはいかばか りであったろうか。七月場所は大関2場所目 でいきなりカド番をむかえること ...

復帰後の大関

2019/6/15  

五月場所、栃ノ心が10勝をあげ、大関に復帰 することになった。復帰は6例目である。 これまで25%だった大関復帰確率が栃ノ心によって29%に変わった。この規定は3場所連続負け越しで大関を降格にするのを ...

連続写真で見る炎鵬の技の相撲3

2019/6/14  

炎鵬が序ノ口のとき、矢後は幕下15枚目で デビューした。新入幕炎鵬は差をぐんぐん 縮めてきた。矢後は入幕3場所目。ここまで 3勝2敗。炎鵬は4勝1敗で両力士は6日目 に対戦した。十両時代の2018年三 ...

土俵が広がったとき

2019/6/13  

相撲の特徴に土俵がある。出たら負けになる。 こういう格闘技はほかに類がない。柔道、 レスリングでも競技範囲は限られているが、 出たら即負けはない。ボクシングにいたって はロープで囲み、リングから出られ ...

幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 昭和部屋別編2

2019/6/12  

昭和44年三月場所は、大鵬の連勝が誤審に よって45でストップされた場所である。大鵬 は途中休場し、優勝戦線に浮上したのが、 大関琴櫻と前頭9枚目の竜虎である。竜虎は 11日目麒麟児から勝利すると、1 ...

クンロク大関

2019/6/10    ,

五月場所、豪栄道・高安の両大関は一月場所 同様9勝6敗に終わった。これで豪栄道の大関の成績は大関在位29場所、242勝172敗21休、勝率5割8分5厘、2ケタ勝利6場所、負け越し7場所となった。高安の ...

幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 昭和部屋別編1

2019/6/7  

昭和40年一月場所より部屋別総あたり制が スタートした。この場所平幕下位の若杉山は 12勝3敗で優勝した大関佐田の山は13勝2敗 で1差である。だが、若杉山は前半ですでに 3敗していた。佐田の山は13 ...

物言いの説明の変遷

2019/6/6  

五月場所11日目、佐田の海対朝乃山戦で物言 いがついた。相撲は朝乃山が一気に寄って 出たとき、佐田の海の左足かかとが出た。 そのさい朝乃山の左足つま先も土俵から飛び 出し、微妙な勝負となった。 <佐田 ...

連続写真で見る炎鵬の技の相撲1

2019/6/5    

五月場所100キロ未満の炎鵬が入幕し、がぜん 注目をあびた。近年技の相撲が減少している だけに貴重な存在である。改めて炎鵬の相撲 を連続写真でふり返ってみよう。初日の対戦 相手徳勝龍は再入幕である。十 ...

2019年年間最多勝レース中間地点

2019/6/4    ,

今年、早くも半分の3場所が終了した。現 時点で年間最多勝レースはどのような展開に なっているか。3場所までの中間経過をまと めてみた。それが以下である。なお、対象は 3場所幕内に在位した力士とさせてい ...

今こそ水平カメラの設置を

2019/6/3  

<2019年5月 栃ノ心のかかとで大物言い> 五月場所13日目、10勝をあげ大関復帰を目指 す栃ノ心と優勝を争う朝乃山の一番は、物議 をかもした。栃ノ心が西土俵をまわり込む とき、右のかかとが土俵の外 ...

取口がまるで違った史上初の親子大関

2019/6/2  

琴鎌谷が五月場所幕下2枚目で3連勝3連敗 から勝ち越しを決め、十両昇進を決定した。 琴鎌谷の父は師匠でもある元琴ノ若の佐渡ヶ 嶽である。十両から父の四股名琴ノ若で関取 デビューすることになる。 <20 ...

大関陥落制度は見直すべき

2019/6/1    

栃ノ心が苦しみながらも10勝をあげ、大関 復帰を果たした。大関復帰はのべ6人目で ある。栃ノ心は数少ない成功例となった。 ところが大関復帰10勝以上の規定は必要か、 という疑問が出ている。確かに必要か ...

優勝予測不能の時代

2019/5/31  

五月場所の朝乃山の優勝を場所前予想できた 方はほとんどいなかったのではないだろうか。 3人優勝候補をあげても難しかったのでは、 と思われる。こうした傾向が昨年(2018年) の一月場所の栃ノ心から続い ...

平幕優勝の翌場所の成績2

2019/5/30    

昭和46年七月場所からようやく幕内中位以下 でも、好成績者は横綱・大関と対戦させる という規定が施行された。さすがに横綱・ 大関戦ゼロの平幕優勝は消えた。ところが 朝乃山の例でわかるように、どこか徹底 ...

平幕優勝の翌場所の成績1

2019/5/29    

<五月場所平幕のべ26人目の優勝朝乃山> 令和最初の場所は朝乃山の平幕優勝で終わっ た。早くも朝乃山の翌場所の成績を気にする 声がある。朝乃山は七月場所で初めて横綱・ 大関とフルに対戦する。五月場所で ...

2019年七月場所チケット事情

2019/5/28    

五月場所の12日目、七月場所のチケットが 発売された。場所の終盤ということでいさ さかあわただしい日だった。以前の5日目 発売のほうがまだよかった。さて、七月場所 のチケットだが、コンビニの発券機では ...

2019年五月場所総評

2019/5/27    

★アメリカ大統領の大相撲観戦に関して 国技館で観戦する相撲ファンはかなり振り 回された。正面席は買い占められ、締め出さ れるのではと思った方さえいた。飲食がいっ さいできず、この暑さの中、水分捕球はど ...

■夏千秋楽 大統領騒動と朝乃山の強者未証明

2019/5/26  

千秋楽はトランプ大統領が大相撲を観戦する 特別の日である。大相撲好きだった昭和天皇 でさえしなかった千秋楽観戦である。それも 土俵の近くでという異例さである。そのため、 様々な噂や憶測がとんだ。 1. ...

■夏14日目 続大物言いと注目の2番

2019/5/25    

前日大物言いの末、かかとが出ていたという ことで栃ノ心の負けとされた判定について、 その後様々なニュースが流れた。 1.西の審判以外は踏み越したかかとが土俵 外についたかどうかは判断できなかった。 2 ...

■夏13日目締まらない展開になってきた令和最初の場所

2019/5/24    

横綱大関関脇(栃ノ心)リーグ戦をくずして まで組んだ栃ノ心と2敗朝乃山戦は、大物言 いの一番となってしまった。相撲は朝乃山が 素早く右四つになり、寄り立てた。栃ノ心は 左へ回り込みながらすくい投げをう ...

■夏12日目 知恵なき取組編成

2019/5/23    

1敗単独トップに立った朝乃山が今場所初め て平幕上位と対戦した。玉鷲である。玉鷲は 16場所連続横綱・大関とフル対戦中の実力者 である。この点は横綱・大関フル対戦ゼロの 朝乃山とは大違いの点である。勝 ...

■夏11日目 白け場所の流れ

2019/5/22    

<栃ノ心、阿炎に敗れ2敗> 11日目、1敗栃ノ心の対戦相手は6勝4敗の 阿炎。負ける要素はなかった。だが、勝負は 阿炎の突いてのはたきに栃ノ心はついていけ ず、土俵を割った。10勝目ということで意識 ...

■夏10日目 わくわく感に欠ける取組

2019/5/21    ,

場所は中盤最終日に入った。小兵炎鵬の相撲 は注目に値するが、どうも上位の取組はもう 一つ盛り上がりに欠ける。 鶴竜対阿炎 豪栄道対隠岐の海 高安対竜電 すべて平幕戦である。平幕戦が悪いという わけでは ...

■夏9日目 平幕優勝争いトップ朝乃山の今後

2019/5/20    

前日再出場した新大関貴景勝は今日9日目、 再び休場した。現象面だけとらえればなん とも安直な出場であり、休場である。どの くらい戦えると判断しての出場だったのか。 出場を決断したからには最後まで戦い抜 ...

■夏8日目 黒星連鎖の日

2019/5/19    

快調に力強い相撲を取っていた栃ノ心がまさ かの黒星となった。対戦相手は相撲巧者の 遠藤である。勝負は立ち合いで決まった。 遠藤、素早く右で前まわしを取るやすぐに出し投げをうつと栃ノ心はひざから崩れた。 ...

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