大相撲

■夏12日目 知恵なき取組編成

2019年5月23日

1敗単独トップに立った朝乃山が今場所初め
て平幕上位と対戦した。玉鷲である。玉鷲は
16場所連続横綱・大関とフル対戦中の実力者
である。この点は横綱・大関フル対戦ゼロの
朝乃山とは大違いの点である。勝負は玉鷲が
突き押しで圧倒し、朝乃山を押し出した。
190523十二日目幕内 875
<朝乃山、玉鷲に敗れ2敗>

2敗栃ノ心は予想外の明生との対戦となった。
予想外の対戦相手は予想外の相撲を取った。
一気の出足で栃ノ心を圧倒したのである。
これしか勝利の道はなかったとはいえ、その
通りの相撲を取った明生はすばらしい。栃ノ
心は大関復帰の10勝が遠い。
190523十二日目幕内 1418
<明生速攻で栃ノ心を撃破>

鶴竜対竜電で、会場は竜電コールに包まれた。
しかし、鶴竜は落ち着いて竜電を寄り切った。
鶴竜は2敗を守りトップと並んだ。
190523十二日目幕内 1673
<鶴竜、竜電を寄り切る>

残り3日間の対戦相手は通常なら下記になる。

鶴竜 
13日目栃ノ心 14日目高安 千秋楽豪栄道
豪栄道
13日目高安 14日目栃ノ心 千秋楽鶴竜
高安
13日目豪栄道 14日目鶴竜 千秋楽栃ノ心
栃ノ心
13日目鶴竜 14日目豪栄道 千秋楽高安

ところが13日目栃ノ心対朝乃山が組まれた。
その背景には朝乃山が単独トップになった
ことが大きい。取組自体はいい。しかし、
上位リーグで実現しない取組が出るのはいか
にももったいない。本来は上位リーグ戦を
実現しつつ、朝乃山対栃ノ心、朝乃山対鶴竜
を実現させるのが知恵である。この時点での
栃ノ心対朝乃山の対戦は、はっきりいって
遅すぎた。後手にまわりすぎた。

行き当たりばったりの取組は歴史に汚点を
残すだけである。

KW氏と観戦。さしいれいつもありがとう
ございます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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