denkouriki

大関昇進、その成績 2

2014/8/6  

■系統別総当たり制 ◎は優勝           5場所前 4場所前  3場所前 2場所前   直前    合計 若羽黒 10勝5 ...

大関昇進、その成績 1

2014/8/5  

■系統別総当たり制 ◎は優勝             5場所前  4場所前  3場所前  2場所前 &nbsp ...

ひっそりさりげなく行われる唯一の一番

2014/8/2  

今年に入ってから毎場所ひっそりさりげなく行われる取組を ご存知だろうか。その一番は13日目観客がまばらな中、 序ノ口で見られる。幕下以下は通常7番取るが、この一番は 6休後唯一の土俵上での戦いとなる。 ...

隆の山がみせた技の相撲の数々

2014/8/1  

七月場所3日目から休場していた幕下6枚目の隆の山が 引退した。隆の山は外国人は大型というイメージとは逆に 軽量で十両に上がれるかどうかもわからなく、下積みが 長かった。序ノ口から十両に昇進するまで56 ...

■七月場所総評

2014/7/30    ,

●優勝争いについて 千秋楽を向かえ3敗までが圏内。2敗が白鵬、琴奨菊、 3敗が豪栄道、高安と4人と近年ない多さである。しかし これは100メートル競争でいえば10秒0のレベルに起因 している。白鵬がレ ...

■名千秋楽 突然浮上した豪栄道の大関昇進

2014/7/29    ,

豪栄道が千秋楽であたる琴奨菊に勝てば大関に昇進する との情報が入ってきた。この情報を聞いた観客の一人は 「豪栄道って今場所大関取りの場所だったの?」と口に した。同感である。これが正直な感想である。 ...

■名14日目 白鵬、琴奨菊併走で千秋楽へ

2014/7/29    ,

この日白鵬は鶴竜を力の入った相撲の末寄り切り、琴 奨菊は2敗同士の対戦で高安を一方的に退けた。14日目を 終え、2敗で白鵬と琴奨菊が千秋楽を向かえることに なった。白鵬が並んで、かつ直接対決しない場合 ...

■名13日目 稀勢の里は危険な対戦相手

2014/7/29    

今場所の稀勢の里は必ずしも好調とはいえない。ここまで 4敗。もろい負け方があった。しかし、稀勢の里に妥協は ない。空気も読まない。それゆえ、稀勢の里は対戦相手に とって危険な存在である。 白鵬対稀勢の ...

■名12日目 決戦を斬る

2014/7/28    

カド番琴奨菊、ここまで予想を超える健闘で10勝1敗。 8年ぶり2006(平成18)年一月場所の大関栃東以来の 日本出身の日本人優勝なるか。同じく前日不覚の1敗を きっした白鵬、ずるずると連敗できぬ横綱 ...

■名11日目 意外な展開となった白鵬対豪栄道戦

2014/7/28    ,

白鵬は先場所唯一負けた豪栄道に今日勝てば、大きく 優勝に前進する重要な一戦である。よく横綱は同じ相手に 続けて負けてはいけないと言われる。まして白鵬は横綱中の 大横綱である。 この一戦は右四つがっぷり ...

■名10日目 相撲100年の体系

2014/7/28    

この日東の椅子席に子供たちの大集団が座っていた。 白鵬が土俵に上がるや彼らから大声援が館内に響いた。 白鵬が自費で招待した鳴海小学校100名の児童たちで ある。鳴海小学校は宮城野部屋宿舎の近くにある関 ...

検証 技量審査場所7

2014/7/22    

白鵬が13勝2敗で朝青龍と並ぶ7連覇を達成したが、 最近の優勝では珍しくレベルダウンした優勝だった。 負けたからいうのではなく、なんか魂ここにあらずの 負け方だった。やはり表彰がなく、モチベーションが ...

検証 技量審査場所6

2014/7/22  

三日目の把瑠都発言の「遊びみたいな場所」が翌日の 新聞の見出しを飾った。問題発言には違いないが、相撲 協会も技量審査場所における力士のモチベーションを はっきりしたほうがいい。大関は技量審査しても大関 ...

検証 技量審査場所5

2014/7/22    

技量最審査場所と名づけた場所の様子をお伝えしよう。 力士のぼりはなく、大地震の被災地復興ののぼりが数本 立てられていた。国技館サービス会社はシャッターが おり、焼き鳥もなく食堂もやっていない。ないない ...

検証 技量審査場所4

2014/7/22    

手間がかかり、いらいら感が多いチケットだが、協会員、 マスコミで実際にやってみた人はいるのだろうか。やって みたらこんな方法は猿知恵だとわかる。 リピーターを大切にできない客商売は先がないのが鉄則 だ ...

検証 技量審査場所3

2014/7/22    

4月27日、当選者3万人に対し、申し込みが14万あったと 報じられた。まったく意外な数値であった。なぜこんなに チケットに群がる人が増えたのか。本当の相撲ファンとは 考えにくかった。その結果27日の当 ...

検証 技量審査場所2

2014/7/22    

申し込み先はチケット大相撲。電話・インターネットの 中心になり、協会は直接関わらないことになった。直接 申し込んだ方から話をまとめると次のようになる。まず、 電話。当日電話はなかなかつながらない。相当 ...

検証 技量審査場所1

2014/7/22    

今から3年前の2011年、八百長問題発覚で三月場所が 中止になった。八百長発覚は野球賭博で調べた携帯電話の メールであった。削除されたメールを復元したら八百長の 内容を意味するメールが出てきたのである ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2014/7/22  

いつも土俵の目撃者をご愛読いただき誠にありがとう ございます。足を使い、この目で見た大相撲をお届け するため七月場所の10日目から千秋楽は場所後に掲載 します。暫くお待ち願います。その間「検証 技量審 ...

■名9日目 ホープ遠藤・大砂嵐はどちらが出世する

2014/7/22    

新しき対決遠藤対大砂嵐は遠藤が得意の左四つに組み止め 大砂嵐に上手をあたえず、上手投げと下手ひねりの複合技 で決めた。遠藤の完勝であった。両者はこれで4勝5敗、 一進一退を繰り返すが、残り6日間で果た ...

■名8日目 場所のゆくえ

2014/7/21    ,

注目の一番、横綱白鵬と横綱キラー大砂嵐の対戦は右四つ にいく立ち合いとなった。最初共に上手が取れなかった 体勢から両者上手を引きがっぷりの右四つとなった。白鵬 は終始落ち着いていた。無理な体勢から攻め ...

■名7日目 豪栄道に必要な突破力

2014/7/20    

豪栄道が横綱に連勝している大砂嵐をあっさり寄り切って 5勝目をあげた。豪栄道は連続関脇在位が今場所14場所で、これまでの魁皇の13場所を抜いて昭和以降最長在位記録になった。 かつては、三役在位が長いか ...

■名6日目 自滅の両横綱

2014/7/19    

「いくら素質があっても2年修行しただけの者が、5年 修行した者に勝つのは難しい」と言ったのは栃錦である。 大砂嵐は実際は今場所序ノ口以来14場所目にあたり、約 2年半になるので正確には栃錦の言葉はあて ...

■名5日目 遠藤非常事態

2014/7/17  

幕内中位に下がった遠藤が1勝4敗と序盤苦戦をして いる。相手が遠藤を研究しているという見方がある。 なにしろ、遠藤にかかる懸賞が半端でないだけに相手が 目の色を変えてくるのも当然である。かつて同じよう ...

■名4日目 稀勢の里が目指すべき大関像

2014/7/16    

稀勢の里は勢の動きに惑わされず、落ち着いてついていき 勝利した。2日目に安美錦に敗れたが敗戦に動じることも なくいい相撲を取っている。稀勢の里は実は大関としての 勝率は日馬富士、鶴竜より上なのである。 ...

■名3日目 大砂嵐のかちあげに疑問

2014/7/15  

大砂嵐にとって大関初挑戦となる稀勢の里戦だが、大関の 圧力になすすべなく、敗退した。その際気になったのが 大砂嵐の立ち合いからのかちあげである。そもそもかち あげは相手の上体をおこしておいて攻め込んで ...

■名2日目 白鵬優勝の法則

2014/7/14    ,

白鵬が実力者松鳳山を退け、好調なスタートを切った。 ここへきてにわかに、白鵬の優勝回数がクローズアップ してきた。白鵬は3人目の30回優勝を今場所達成できるか。 白鵬は何回優勝できるか。大鵬・千代の富 ...

■名初日 遠藤倒し、照ノ富士浮上

2014/7/13  

初日の注目に値する一番は横綱・大関がらみの取組では ない。若いパワーが激突した遠藤対照ノ富士戦である。 この一番は期待以上の熱戦を展開した。遠藤が食い下がる 有利な体勢をつくるも、照ノ富士がしのいで遠 ...

知られざる名古屋本場所

2014/7/11  

7月も11日を過ぎ、大相撲の本場所名古屋開催が間近に 迫ってきた。暑いさなかになぜ名古屋でと思う方がいる かもしれないが、実は最初から7月だったわけではない。 1927(昭和2)年大阪と東京の大相撲が ...

稀勢の里がみせた白鵬攻略法

2014/7/7    

初代若乃花といえば土俵の鬼と呼ばれ、その稽古はすさ まじかった。人の3倍、4倍やっていた。大関・横綱と 地位が上がるにつれて、さらに2倍、3倍やったのである。 その若乃花が自分以上の鬼と語るのが力道山 ...

横綱同士の対戦

2014/7/5    

五月場所は鶴竜が横綱に昇進して横綱同士の対戦が一気に 3番に増えた。2002(平成14)年十一月場所から2007 (平成19)年五月場所まで及び2010(平成22)年三月場所 から2012(平成24) ...

次の大関を予想する

2014/7/2    ,

次の大関は誰か。幕内に素材は申し分ない力士はいるが、 短期間に大関が生まれる要素はみあたらない。七月場所の 番付の関脇は実力者の豪栄道と栃煌山である。関脇として の実績はあるが、大関はなかなか見えてこ ...

番付の力士ランキングに書かれていないもの

2014/6/30  

七月場所の番付が発表された。力士は本場所の成績に よって番付を上げたり、下げたりを繰り返す。番付は 力士のランキングが中心になっているし、相撲ファンの 注目もそこへいく。力士のランキングとして実は番付 ...

遠藤5番勝負

2014/6/29  

遠藤は五月場所で関取1年を経過した。この間、遠藤は 相撲ファンを大いにわかせ、大相撲の人気・満員御礼の 増加に貢献してきた。1年間の成績は53勝36敗1休と 勝ち越し。対戦相手は47人(幕下2場所をい ...

続永世横綱考

2014/6/27  

品格・力量抜群、これは横綱推薦規準である。これまで 横綱及び昇進に関して品格を取り上げてこなかった。その 理由は品格をはかる判断が難しいこと、同時に世間一般 からみれば20代の若者が品格が抜群などあり ...

永世横綱考

2014/6/25    

将棋界には5期以上名人位につけば永世名人を名のれる 資格が生まれる。1935年、実力制名人がおこなわれる ようになってから名人位についた棋士12人。そのうち 永世名人を名のった棋士及び資格者は6人いる ...

横綱の真価が問われる鶴竜

2014/6/23    

鶴竜は新横綱の場所を不本意な9勝6敗という成績で 終わった。日馬富士も新横綱の場所は9勝6敗だった。 そのとき日馬富士に対する横綱審議委員会の鼻息は荒かった。 横綱にするのが早かった。来場所も同様なら ...

新しき対決遠藤対大砂嵐 その原点

2014/6/21  

新しい力、新しい英雄候補として遠藤と大砂嵐があげら れる。遠藤が一躍注目されたのは3場所で史上最短入幕を 引きさげて登場した2013年九月場所である。それ以来 人気は急上昇で永谷園のCMキャラクターと ...

立ち合いの変化に対する古人の教え

2014/6/20    

立ち合いの変化はやるほうよりもくう方が悪いと5月31日 の「かくありたい立ち合い」で書いてきた。白鵬・朝青龍 も変化されたことはある。さすがに両力士は体勢を崩すこと なく残して反撃して勝利してきた。立 ...

大正時代の大関陥落事情

2014/6/18  

2014年3月16日「◆問題点を探る 大関陥落制度を考察 する1」で大関陥落制度の歴史を探ってきて1958(昭和33)年から始まった3場所連続負け越し以前の2場所連続負け越しで 陥落は1927(昭和2 ...

四股名あれこれ

2014/6/15  

歌唱力抜群の勢と歌う「勢とカラオケ大会」で一緒に歌う 方を募集したところ、定員10人に対し1340人も応募が 来たという。相撲協会のツイッターのフォロワー4万人 突破を記念して、交流イベント企画として ...

大鵬の連勝記録は48連勝+α

2014/6/11    

2010年の七月場所14日目、白鵬が日馬富士を倒し46連勝を 達成したとき、マスコミはこぞって大鵬の45連勝を超えた と報道した。だが、ちょっと待ってもらいたい。大鵬の 連勝記録は45ではない。そんな ...

勢の成長過程

2014/6/8    

五月場所勢が2度目の敢闘賞を受賞した。勢という力士は 序ノ口から幕下までは昇進が早かった。しかし、幕下に 長くいてなかなか十両に上がれなかった。苦闘の日々が 続いた。このまま低迷してしまうのではないか ...

さようなら相撲の会の会長

2014/6/6  

今、全国に大相撲のファンサークルはどれくらいあるの だろうか。数年前関西のある同好会がなくなった。かなり 高齢化していたと聞く。今から16年ごろ前に20年以上 続いた歴史をもつ相撲の会が解散した。会員 ...

読者の紙上会見の提案

2014/6/3    

白鵬が優勝翌日の定例会見を拒否したため、いくつかの メディアから批難されている。白鵬不可解一夜明け会見 なし、白鵬会見拒否 理由不明…説得も応じず、駄々っ子、 大人気ない横綱・白鵬の態度と手厳しい。 ...

かくありたい立ち合い

2014/5/31    

五月場所12日目の1敗同士の決戦白鵬対稀勢の里戦に 対して気になる内容が目に付いた。この一番は稀勢の里 が2度つっかけて3度目に立った。相撲は白鵬の速攻で 一気に寄り切った。 この3度目の立ち合いにつ ...

クリーン魁傑

2014/5/30  

前理事長だった放駒(元大関魁傑)が五月場所中に亡く なられた。まだ66歳という若さであった。理事長時代は 八百長発覚で難しい舵取りをすることになったことは よく知られている。八百長問題は現役時代クリー ...

大相撲人気は最高潮

2014/5/28    ,

大相撲東京場所の人気は一月場所、五月場所、九月場所が かつての順位であった。ところが、昨年の2013年は九月 場所が最高人気場所であった。明けて2014年の一月場所の 人気は2013年の九月場所をさら ...

■夏千秋楽 特別な日千秋楽に注文

2014/5/26    

五月場所、終わってみれば白鵬の優勝という予想通りの 結果となった。白鵬の優勝は29回と大鵬の32回へまた一歩 迫った。白鵬は今後何回優勝できるか。詳しくは3月13日 「■春四日目 常勝白鵬の優勝回数を ...

■夏14日目 いいたい放題

2014/5/25    ,

日馬富士、反則負けで3敗。千秋楽の横綱決戦はなく なるカタチとなった。「2014年はどうなる」(1月7日) で、日馬富士は横綱同士の優勝決戦が何度できるか今年は そこに注目していると書いたが、またして ...

■夏13日目 遠藤のリベンジ

2014/5/24    

一月場所に続き、13日目は土日並みに観客がはいった。 それもチケットの売れ行きのスピードは一月場所以上に 早かった。大観衆のなか、遠藤が栃煌山に8敗目をきっし、 負け越しが決まった。観客の声援は誰より ...

■夏12日目 速攻白鵬1敗対決を制す

2014/5/23    

大相撲ファンが注目したこの日の大一番は意外な内容で 終わった。優勝を左右する白鵬対稀勢の里の1敗対決は 白鵬の速攻に稀勢の里は何もできずに完敗。およそこれ までの両者の対決からは予想できなかった。思い ...

■夏11日目 優勝戦線異常あり

2014/5/22    ,

激しく降る雨でも大勢の観客で埋め尽くされた国技館。 ここへきて白鵬がよもや、いや負けるべくして豪栄道に 負けた。5日目に白鵬の相撲の乱れを書いた。前日の 栃煌山戦にも見られた。白鵬の敗因は豪栄道の体勢 ...

■夏10日目 場所の行方

2014/5/21    

消費税増税後の初の本場所は大盛況のなかで終盤へ突入 する。この日上位は順当勝ち。稀勢の里-琴奨菊は対戦 成績こそ琴奨菊が差をつけているが、今の両者の状況から 稀勢の里が勝利した。ここまで白鵬が全勝、1 ...

■夏9日目 熱戦賞の制定

2014/5/20    

土俵の充実が叫ばれて久しい。だが、具体策となると 簡単ではない。しいて言うなら稽古につぐ稽古だが、 お題目だけになりそうである。 土俵の充実でひとつだけ大きく変わったことがあった。 古い映像をご覧にな ...

■夏8日目 遠藤はどこまで出世するか

2014/5/19    

遠藤が大関稀勢の里に対して立ち合いすばやく左四つ 相手に上手を与えないいい体勢をつくった。くい下がらん とするも攻め手に欠け、稀勢の里の圧力に屈して正面 土俵下に転落した。この日のお客さんから「今日は ...

■夏7日目 鶴竜は見習い横綱?

2014/5/18    

土日は早くからチケットが売り切れていた。そのため、 この日は大勢のお客さんで館内はふくれあがった。六日 目は平日にもかかわらず、遠藤対琴将菊への期待か満員 御礼という好況ぶりである。 この場所の見所は ...

■夏6日目 遠藤、負けて覚える相撲かな

2014/5/16  

遠藤が大関琴奨菊に挑むのは3度目である。これまでは 相撲を取らせてもらえず、一方的に土俵の外へ出されて いた。横綱鶴竜を倒した勢いでどんな相撲を取るか。 あるいは今度こそ勝利するか。期待いっぱいである ...

■夏5日目 白鵬の相撲に乱れ

2014/5/15    ,

白鵬対宝富士の一番は白鵬の勝利を疑う者はいまい。しか し、白鵬はいかにも軽くあしらおうとしてはたきや引きが 目だった。宝富士が腰高の白鵬を寄り立て土俵につまる 場面さえあった。最後は白鵬が勝利したが、 ...

■夏4日目 遠藤果敢な攻めで鶴竜倒す

2014/5/14  

4日目の注目の一番は横綱鶴竜と超新星の遠藤の一番 である。先場所紙一重で鶴竜が勝ったが、もし遠藤が 勝っていれば鶴竜の横綱昇進は微妙だったかもしれない。 また、遠藤は勝ち越しの目があったかもしれない。 ...

■夏3日目 横綱、その宿命

2014/5/14  

日馬富士が3日目にして、鋭い立ち合いから前に出て、 豪風を倒した。初日、安易な引きで墓穴を掘り、2日目は 碧山に危ない相撲を取っただけに安堵したことだろう。 横綱は栄光の座であるとともに常勝を宿命づけ ...

■夏2日目 遠藤の変化

2014/5/13  

遠藤が松鳳山の突き押しにいいところがなく、一方的に 敗れた。遠藤はなかなか髪が伸びず、ずっとザンバラ髪で あった。場所前はじめて髷を結い、初日は髷後1勝したが、 2日目は髷後1敗となった。遠藤はまだ馬 ...

■夏初日 落ち着いた取り口の新横綱鶴竜

2014/5/12    

鶴竜所作をミスる。初日2日前の奉納土俵入りがこう報道 されただけに注目された鶴竜の新横綱の土壌入りである。 過去には新横綱ではないが、白鵬がせり上がりをせずに 終えたことがあった。新横綱鶴竜は観客の拍 ...

五月場所展望

2014/5/9    ,

風薫る5月、相撲人気は上々である。土俵の充実が期待されるなか場所はどういう展開をみせるか。四者四様、相撲通・相撲愛好家4氏に答えていただ いた。 1.五月場所の優勝者は? M氏 鶴竜。春巡業での仕上が ...

平幕優勝を検証する6

2014/5/7  

総括 今まで新聞社制定時代3人、協会制定25人の平幕優勝を 検証してきた結果をまとめてみよう。 A 幕内上位で横綱・大関と当然のようにあたる地位での    優勝 11人 年場所  ...

平幕優勝を検証する5

2014/5/5    

協会優勝制定時代  部屋別総当たり 中途半端な平幕優勝の横綱・大関戦 2 ここからはご覧になった方も多く、へたな説明は無用 かもしれないが、ご存じでない方のためにあえて記したい と思う。 優勝  対戦 ...

平幕優勝を検証する4

2014/5/4  

協会優勝制定時代  部屋別総当り 中途半端な平幕優勝の横綱・大関戦 1 1971(昭和46)年7月から平幕好成績者を大関・横綱と 対戦させる規定ができる。ここから現在までのべ13人の 平幕優勝者がいる ...

平幕優勝を検証する3

2014/5/3  

協会優勝制定時代 優勝決定戦制度開始  平幕優勝力士が横綱・大関戦なしがあたりまえの時期 これまでの優勝は同成績者が複数いた場合、番付上位を 優勝者としていた。しかし、戦後の混乱期、相撲人気 回復のた ...

平幕優勝を検証する2

2014/5/2  

協会優勝制定時代  引き分けをなくし、勝負を競う時代に 1925(大正14)年摂政宮殿下(後の昭和天皇)からの下賜 金によって天皇賜杯がつくられ、1926(大正15)年から 優勝力士に授与されるように ...

平幕優勝を検証する1

2014/4/30  

幕内優勝は歴史とともにかなり合理的に進化してきた。しかし、まだ不足はある。1つは成績によって優勝賞金を決定すること。2つ目は平幕優勝は出場した横綱・大関全員と対戦した場合に限るという優勝者資格制度であ ...

五月場所新番付から

2014/4/26  

24日に五月場所の番付が発表された。鶴竜の横綱昇進で2001(平成13)年以来3横綱になった。一見華やかだが、3横綱がそろって好成績をあげるのは容易ではない。 15日制が定着した1949(昭和24)年 ...

八百長問題、その後

2014/4/25  

3月31日付の朝日新聞に目を引く記事が掲載されていた。特別調査委員会が元春日錦に八百長の事情聴取したときの音声録音を入手したとして、その内容が記載されていた。これは朝日新聞の特ダネである。また、「大相 ...

42年前の事実上の無気力相撲

2014/4/23  

無気力相撲というと気力のない相撲、敢闘精神のない相撲を意味すると考えるのが通常である。しかし、八百長が発覚した2011年、協会が八百長といわず、故意による無気力相撲と表現していたこともあった。 現在も ...

明日のホープ

2014/4/20    

ファンの期待に応えられるのが英雄の条件であるなら、近年は英雄が少ない時代といえる。幕下時代これは逸材だと思った力士に澤井(豪栄道)、景山(栃煌山)、阿覧、魁聖、碧山、土佐豊、栃乃若、佐久間山(常幸龍) ...

巨漢大相撲で失われたもの

2014/4/19    , ,

大相撲は体重制がないから面白いという。その反面、「大相撲は体重制はありませんが、全員ヘビー級です」というセリフは空手バカ一代(原作梶原一騎 漫画つのだじろう)という漫画にでてくる。 そこで各スポーツの ...

新横綱の通信簿

2014/4/13    ,

鶴竜は新横綱となる五月場所でどんな相撲を取るか。新横綱というとどうしても行事や激励会が多くなり、土俵に集中しにくい状態になりがちである。 これまで新横綱はどんな成績をあげてきたのか。千代の山以降日馬富 ...

消費税は相撲人気にどう影響する

2014/4/12    

大阪場所は昨年同様人気は上々で最後の3日間、13日目から千秋楽は早々とチケットがなくなっていた。観客数は昨年より約3100人増と好調であった。 ところで五月場所以降は消費税で入場料が値上げする。しかも ...

横綱昇進、その成績3

2014/4/4  

双羽黒が優勝することがないうちに付け人が 脱走したり、親方夫妻と喧嘩沙汰や暴力沙汰 になり、協会員を脱退せざるを得なくなった。 まだ若い横綱が協会を離れるなど前代未聞の ことであった。 力士会はこんな ...

横綱昇進、その成績2

2014/4/4  

横綱は大鵬、柏戸が長い間勤めてきたが、柏 戸は成績が芳しくなかったが、代わりの横綱 がおらず、辞めたくても辞めにくかった。成 績は9勝6敗が目立っていた。それでも新横 綱誕生を待てずに引退した。柏戸引 ...

横綱昇進、その成績1

2014/4/1  

鶴竜は10勝5敗-9勝6敗-9勝6敗-14勝 1敗優勝同点-14勝1敗優勝で横綱昇進を果 たした。この間優勝1回、通算56勝19敗の成 績である。旭富士以降8人続いた2場所連続 優勝による横綱昇進の記 ...

■春千秋楽 横綱の問題点

2014/3/25  

14勝1敗で初優勝した鶴竜の横綱昇進は決定的だ。鶴竜は予想を超える相撲でよくやったと思う。初優勝は心から祝福したい。しかし、横綱に関してはどうしてもいっておきたいことがある。 2場所好成績をあげただけ ...

■春十四日目 白鵬は大鵬に及ばない

2014/3/25    

横綱白鵬の前日の琴奨菊戦の負け方が気になった。受身の相撲を取り、まるで勝利を放棄したかのような一番に見えた。だからこの日の1敗同士の大関鶴竜戦も同様な一番になるのではという厭な予感がした。そしてその通 ...

■春十三日目 稀勢の里のガチンコ精神はりっぱ

2014/3/25    

この日全勝の横綱白鵬が6勝6敗でもろい負け方をしている琴奨菊によもやの負け方をした。終始受身の相撲で白鵬らしい反応の早さがまるでなかった。そもそも突進型に立ち合い踏み込むのが白鵬の相撲なのに不可解な負 ...

■春十二日目 鶴竜は静かなる闘志のタイプ

2014/3/24    

優勝をかけ、全勝の横綱日馬富士と1敗の大関鶴竜が激突した。相撲はあたっていなした鶴竜が体勢がおよいだ日馬富士を送り出した。 場所前の予想は鶴竜の優勝は容易でない、というのが大半の見方だった。まして初日 ...

■春十一日目 十両、気になるやつら

2014/3/24    

今場所十両が気になる好感度力士豊真将10日目まで十両全勝の豊真将はかなり好調である。この日は琴勇輝を相手にのどわをしのぎ、まわり込んで寄り立てた。 短い時間の中にも一瞬の攻防が凝縮された一番であった。 ...

■春十日目 琴奨菊は限界か

2014/3/24  

この日の琴奨菊は高安に敗れ、4連敗。星も5勝5敗の五分になった。成績もさることながら、負け方がもろい。 琴奨菊は大関在位14場所目である。この間12勝以上0、11勝、10勝3場所、8勝、9勝が7場所、 ...

■春九日目 異例の満員御礼

2014/3/24    

三月場所開催会場の大阪府立体育館、この会場にはいくつかの特徴がある。まず、土俵が2階に設置されている。椅子席に桝席C1人分より高い席がある。自由席は東西の両端にあるが、そのブロックに使用禁止の椅子があ ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する7

2014/3/17  

■大関特別地位の廃止派 ●成績で給料を代える 大関でも休場を含め、負け越しは平幕と同じ給料、8勝、9勝は小結・関脇と同じ給料にする。 ●上位で3場所通算最多勝2力士が大関 直近3場所で成績のよかった力 ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する6

2014/3/17  

■現状打破派2 ●大関昇進を厳しく 最近に限らず大関はだらしなさすぎる。3場所通算30勝未満だと陥落もいいでしょう。行き着く先は大関0人でしょう。 それより、大関昇進の基準を厳しくすべきだと思います。 ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する5

2014/3/17  

■現状打破派1 ●カド番3回で陥落 現行制度はルールの悪用が可能である。一場所おきに8勝すれば大関は維持できる。カド番3回で自動的に陥落というルールにすれば阻止できる。 ●6勝・7勝はカド番に5勝以下 ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する4

2014/3/17  

■現状派●厳しくしたら大関はいなくなる 一般論としてベテラン大関は力の限界を感じるケースが多い。残念なのは若手力士がまったく成長してこない点である。2場所連続10勝未満の場合陥落は一見もっともだと思う ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する3

2014/3/17  

これまで昭和初期の変則番付編成による大関陥落の実情をみてきたが、これより本論にはいる。大関陥落規定に相撲通・相撲愛好家から実に様々な意見が出てきた。各者各様だが大きくわけると現状緩やか派、現状派、現状 ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する2

2014/3/17  

2場所連続負け越しで大関陥落、それではそれはいつ始まったのか。どうも1927年(昭和2年)の東京・大阪の東西大相撲合併以降の中で制度化されたといわれている。ただし、それ以降の番付編成の変則制により、実 ...

◆問題点を探る 大関陥落制度を考察する1

2014/3/17  

関脇の強い場所は面白いという。だが大関の強い場所はもっと面白いのだ。しかし、一人の大関が優勝を争った場所数は極めて少ない。詳しくは2013年の12月28日及び12月29日の大関考 昭和・平成の大関の成 ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2014/3/17  

いつも土俵の目撃者をご愛読いただきありがとうございます。内容充実のため、しばらくお時間をいただきたいと思います。三月場所の九日目から千秋楽は場所後に順次掲載いたします。しばし、お待ち願います。その間大 ...

■春八日目 優勝のゆくえ

2014/3/16    ,

白鵬と日馬富士の両横綱がともに全勝で折り返した。一敗で鶴竜が追いかけるが、白鵬が追いかける立場になってはじめて互角になる。大砂嵐は上位にあてられた場合、勝ち続けるのは容易ではない。 日馬富士は体調が万 ...

■春七日目 長足の進歩大砂嵐

2014/3/15  

大砂嵐対舛ノ山戦は突いてくる舛ノ山に対し大砂嵐は左差しで完全に突かせない。次の一瞬右突き落としでくだし、初日から7連勝と好調。 二日目の妙義龍戦こそ強引な上手投げであったが、ほかは内容がいい。まず、腰 ...

■春六日目 気になる琴欧洲の負け方

2014/3/15    

関脇同士の激突、豪栄道対琴欧洲戦はあっけなく琴欧洲が負け、5連敗となった。負けること自体は両者の勢いから予想されたことだが、琴欧洲はこの一番に限らず、負けるときはこらえることがなく、あっさり負けが目立 ...

■春五日目 横綱・大関戦を終えた遠藤の評価

2014/3/13  

遠藤が最後の横綱・大関戦の稀勢の里戦で勝利した。といっても内容は押し込まれ、力を封じられアップアップの中で勢い余った稀勢の里が土俵を割ったような内容だった。横綱・大関に挑んだ遠藤をどう評価するか。 力 ...

■春四日目 常勝白鵬の優勝回数を推論する

2014/3/13    

3月11日は白鵬29回目の誕生日であった。白鵬は29歳で29回目の優勝を目指す。この日は隠岐の海を寄せつけず、4勝と好調。大鵬の32回最高優勝回数が視野にはいってきた。それでは32回越えの後、白鵬はい ...

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