★白鵬の横綱初の休場に関して
今まで白鵬がいて当然だったが、いざ休場してしまうと
土俵が寂しい。優勝争いは白鵬がひっぱてきた面がある。
横綱一人が休場したというより大きな存在が欠けてしま
った。大相撲にとって大いなる損失だった。十一月場所
は強い白鵬の復活を待望したい。
★白鵬が欠けた優勝争いは
白熱した優勝争いとはいいがたい。一時は照ノ富士が突
っ走ると思ったが、2連敗した。負傷はその後のことで
13日目の時点でも、まだ絶対的な強さはない。弱点の脇
の甘さを露呈した。これによって2敗の鶴竜が浮上する
ことになった。結果は鶴竜が優勝決定戦で照ノ富士を倒
し、12勝3敗で優勝。いささか物足りない優勝争いにな
った。
★鶴竜の変化について
14日目対稀勢の里戦で鶴竜は立ち合い不成立を含め、2
度変わった。横綱には様々な横綱がいる。横綱として文
句なしの横綱は玉錦、双葉山、羽黒山、栃錦、若乃花、
大鵬、玉の海、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍、
白鵬と数えるほどしかいない。横綱というだけで鶴竜が
彼らと一緒にされては酷である。幕内は最高のクラス・
最高の技術集団である。変化されるたびに負けていては
「最高」が泣く。
度変わった。横綱には様々な横綱がいる。横綱として文
句なしの横綱は玉錦、双葉山、羽黒山、栃錦、若乃花、
大鵬、玉の海、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍、
白鵬と数えるほどしかいない。横綱というだけで鶴竜が
彼らと一緒にされては酷である。幕内は最高のクラス・
最高の技術集団である。変化されるたびに負けていては
「最高」が泣く。
★照ノ富士の横綱問題は
問題にもならない。最低連続優勝。横綱は常に優勝争い
をし、相撲に安定感が求められる。その域にはほど遠い。
あせって横綱にすることが一番よろしくない。玉錦は3
連覇しても横綱になれなかった。
★三賞について
今年初の技能賞が出た。嘉風である。嘉風は鶴竜・白鵬
を倒しての殊勲賞とあわせてW受賞である。敢闘賞は上
位で活躍して10勝をあげた栃ノ心と下位で勝ちこんだ勢
の2力士が受賞。活躍ふさわしい力士が受賞となった。
<照ノ富士>
★そのほかに気がついた点
妙義龍、大砂嵐は健闘した。栃煌山はいいものをもって
いるのだが、成績につながっていかないのが難点。
★九月場所を採点すると
お客はよく入ったが、白鵬がいない優勝争いが物足りな
かったこと、逆に、関脇以下の幕内上位がいい相撲を見
せた。総合点は68点。
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