denkouriki– Author –
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お知らせ
十一月場所初日から9日目まで画像がはいりました。ご覧いただければ幸いです。 記事をお読みいただきありがとうございますよければこちらをクリックいただけると幸いです。”土俵の目撃者”↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓相撲 ブログランキングへ ... -
知られざる北の湖の記録
十一月場所13日目終了後、亡くなられた北の湖理事長の報道に、現役時代はにくらしいほど強かった。という表現が使われていた。そういう一面は確かにあった。人気の貴ノ花の敵役であった。昭和49年七月場所後、北の湖が横綱に昇進したとき優勝は2回。先輩... -
異変から最終決定した年間最多勝
十一月場所が終了し、今年1年間の成績が確定した。今年1年間幕内に在位したのは30力士である。九月場所までは照ノ富士が白鵬を2勝リードしていた。しかし、十一月場所の成績で白鵬が12勝、照ノ富士が9勝のため、逆転して白鵬の66勝での年間最多勝が確... -
2015年観客数を検証
2013年九月場所、遠藤の入幕をきっかけに、大相撲の人気は上昇傾向が続いた。そしてついに、昨年の十一月場所12日目から今年の十一月場所初日まで80日間連続満員御礼がでるほど今年の観客数はすさまじかった。では,どれほどの数だったのか表を見ていただき... -
北の湖理事長国技館にお別れ
十一月場所13日目終了後急死した北の湖理事長は、千秋楽の午前北の湖部屋に無言の帰宅をした。葬儀は家族による密葬で行われた。今日26日が告別式であった。午前中降っていた冷たい雨は、昼が近づくとともにあがっていった。しかし、寒さは一段と厳しい。... -
総評
★場所中13日目終了後、北の湖理事長の急死があったが体調が思わしくないとはいえ、まったく予期せぬできごとで驚いた。62歳は若すぎる。場所は残り2日間だけに、ぶじに場所を終えてからの発表が望ましかった。北の湖部屋の力士が弔い合戦のごとき目で見ら... -
■福岡千秋楽 まったく盛り上がらない千秋楽
琴奨菊休場のため照ノ富士の対戦相手が注目されたが、琴勇輝になった。2敗の松鳳山がいるではないか。取組は琴勇輝のフォーに不快感を示した(ように見えた)照ノ富士が怒りの押しで吹っ飛ばした。ここ数日の稀勢の里は精細がない。そうはいってもガチン... -
■福岡14日目 白鵬の不可解な負け方
琴奨菊、大砂嵐、豊ノ島と3人いっぺんの休場は土俵を寂しくした。では出場した力士は熱戦を展開したかというとそうではなかった。1敗と優勝争いのトップ白鵬が7勝とまだ勝ちこせない照ノ富士相手にやや長い相撲を取った。右四つに組んだままの相撲であ... -
■福岡13日目なぜ伏せられなかった北の湖理事長の急死
13日目が終わった後、訃報が入ってきた。北の湖理事長の急死である。腰を悪くして土俵に上がれないが、福岡国際センターで勤務していたと聞いていた。それだけにまさかの思いである。相撲仲間に連絡したり、連絡がきたりと情報が駆け巡った。<北の湖理事... -
■福岡12日目 弱くなった3力士
昭和41年復活インターナショナル選手権についたジャイアント馬場に地上最大の挑戦者が名乗りをあげた。ルー・テーズである。その来日第一声は「馬場は強くなったようだね。楽しみにしている」だった。これとは逆に弱くなった力士が3人いる。負けたからい... -
■福岡11日目 白鵬対稀勢の里 照ノ富士対嘉風を斬る
今場所の白鵬は落ち着いている。多少の揺さぶりに動じない。1番危険な相手稀勢の里に余裕の対応。こうなると稀勢の里に対応する術はなくなる。加えて前日豊ノ島に負け、2敗に後退してモチベーションが下がっていた。稀勢の里はあっさり負けが目立つ。<... -
■福岡10日目 横綱の変化、けたぐり、猫だましに一言
白鵬が栃煌山に繰り出した猫だましは遠目にははっきりわからなかったが、近くで見た方にはパチンと音が聞こえたという。以前出羽錦が大鵬に猫だましをしたときは、目の前でパチンと音がしたとまるで効かなかったコメントを大鵬は出している。横綱のやる技... -
昭和・平成の10大ニュース11 順位
最後に昭和・平成の10大ニュースの順位をつけてみる。これは異論反論が出てくるのはやむを得ないと思うほど難しい作業であった。衝撃やそれ以降の時代に与えた影響を考慮して次のようになった。1.八百長発覚と大量処分2.春秋園事件3.玉の海急死4.... -
昭和・平成の10大ニュース10白鵬、大鵬の優勝32回超え
白鵬が今年(平成27年)一月場所で33回目の優勝を達成し、大鵬の32回を超えた。大鵬が32回目の優勝を達成したときは、次が双葉山の12回(年2場所制)だったのだから、不滅の記録と思われていた。その後北の湖が最年少横綱になったが、優勝は24回だった。3... -
昭和・平成の10大ニュース9 八百長発覚と大量処分
これまで八百長の疑惑はあったが、証拠がなかった。相撲協会もあくまでないと言ってきた。しかし、初めて物的証拠が出てきた。それは野球賭博事件で調べていた力士の携帯メールの削除した内容を復元することでうかびあがった。平成23年2月2日毎日新聞が... -
昭和・平成の10大ニュース8 両国国技館誕生
蔵前国技館は海軍の飛行機組み立て工場の解体した鉄骨で建てたため、老朽化が進んだ。建て直すか、新たに建てるかという中、両国駅前に国鉄(現JR)の用地があり、早くから交渉に入ったのが功を奏した。蔵前の土地も都が買収し、具体的に話が進んだ。昭... -
昭和・平成の10大ニュース7 玉の海急死
玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことである。現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。場所が終われば今度こ... -
昭和・平成の10大N6大鵬の連勝記録が誤審でストップ
連勝記録が誤審でストップする。そんなあほなと思えることが昭和44年三月場所2日目に起きた。経緯は以下である。戸田(後の羽黒岩)の押しに大鵬は後退したが、まわりこんで突き落としにいった。戸田の足が蛇の目の砂を大きくはね、その後大鵬が正面に落... -
昭和・平成の10大ニュース5 九重部屋破門独立
出羽海部屋を大部屋にしたのは明治の角聖常陸山である。元出羽ノ海の常陸山亡き後、出羽海を継いだのは元両国(前名国岩)である(ここから出羽ノ海の「ノ」の字はなくなる)。出羽海が分家独立を許さずという不文律ができたのは元両国(前名国岩)の出羽海... -
昭和・平成の10大ニュース4両国国技館から蔵前国技館へ
以前、相撲史を真っ二つにするとどこで分けるかというテーマで書いたとき、明治42年6月に開設した両国国技館とした。雨に左右されない常設館はそれほど画期的で大相撲に変化をもたらした。ところが、その両国国技館が使用できなくなる時代がくるとは、戦... -
昭和・平成の10大ニュース3双葉山69連勝でストップ
現代では連勝というと1年以内のケースになる。事実、白鵬が63連勝を達成したときも一月場所から十一月場所までであった。双葉山は年2場所の時代だから、足かけ4年にわたって勝ち続けたのである。双葉山の連勝は、昭和11年春場所平幕のとき、当時の第一... -
昭和・平成の10大ニュース2 春秋園事件
春場所の新番付は昭和7年1月5日に発表された。しかし、この番付で興行がおこなわれることはなかった。大相撲をゆるがす大事件が起きたためである。新番付は、出羽海勢が東方から西方に変わり、そこへ西方だった錦華山が出羽海の方屋に移ってきた。西方... -
昭和・平成の10大ニュース1 東西合併
現在でこそ職業相撲の団体は1つだが、江戸時代、力士集団は地域ごとにあった。主に江戸、大坂、京都が中心であった。明治には東京・大坂・京都で合同興行をおこなったり、力士の移籍もあった。初代梅ヶ谷は大阪から来た力士である。大正時代、京都は人数... -
昭和・平成の10大ニュース前文
昭和・平成の10大ニュースというテーマは、あまりにも大きく、10大ニュースの選考はかなり難航した。人によって選出されるニュースは、異なりすぎることが予想される。そこで選考にあたって、A氏、TM氏に協力をいただいて、10大ニュースを選出すること... -
◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするため十一月場所の10日目から千秋楽は場所後に掲載いたします。暫くお待ち願います。その間「昭和・平成の10大ニュース」をお届けします。興味... -
■福岡9日目 場所のゆくえ
1.白鵬を倒すのは誰か休場明け白鵬が全勝で突っ走っている。ほとんど危なげない相撲内容である。妙義龍戦でやや揺さぶられたが、こらえて勝利した。残り6日間、白鵬を倒す力士はいるのか。白鵬にとって危険な相手は両横綱よりも稀勢の里である。ただ稀... -
■福岡8日目 あまりにも無謀だった照ノ富士の横綱昇進
照ノ富士が豪栄道に対して、立ち合いから変化という、らしくない相撲で墓穴を掘り、4勝4敗の五分になった。この後の対戦相手を考えると、勝ち越しすら危うい。場合によっては休場も。休場は試合放棄である、と言ったのはクリーン魁傑である。この言葉は... -
■福岡7日目 1敗稀勢の里・琴奨菊は優勝を争えるか
照ノ富士が勢に負けて3敗目。負け方も力なくあっさり土俵を割った。照ノ富士は昨年の十一月場所から今年の九月場所までの1年間、関脇以下には1場所平均1.8敗しかしていなかった。早くも敗戦オーバーである。3横綱・4大関のここ1年間の地位別対戦成績... -
■福岡6日目 日馬対嘉風戦 琴奨菊対逸ノ城戦を分析
メディアの中には、全勝は誰、1敗は誰と色分けするのがお好きなところがあるようだが、まだ序盤戦が終わったばかりである。この時点で先走って分類することにどれほどの意味があるのか。昭和45年三月場所大関清国は7勝1敗で折り返したが、7連敗して結局... -
■福岡5日目 高レベルの大相撲を成立させる白鵬
鶴竜が妙義龍にいいところなく、あっさり負けた。嘉風、妙義龍は優勝した先場所でさえ負けている。それが今場所も繰り返されるとは横綱の堪えられない軽さを感じずにはいられない。大相撲には鶴竜の法則がある。横綱が同じ対戦相手に負けるなんとも情けな... -
■福岡4日目 ホープなき明日の相撲界
3横綱4大関が今場所初めて揃って勝った。白鵬対嘉風という波乱含みの一番は、立ち合い一瞬で勝負ありという意外な結果になった。3横綱4大関というと豪華な番付である。これは照ノ富士が大関に昇進した七月場所からだから、始まったばかりである。これ... -
■福岡3日目 豪栄道の2ケタ勝利はいつ
豪栄道が栃ノ心にがっぷり四つで力負けした。豪栄道は先場所の千秋楽に稀勢の里に敗れて負け越し、今場所はカド番である。しかし、まるで話題になっていない。カド番は2度目のせいか、あるいは8勝で大関の地位を維持できるせいなのか、忘れ去られている... -
■福岡2日目 脆弱過ぎる横綱・大関陣
上位で13勝以上確実にあげられるのは白鵬しかいない。照ノ富士がくずれると優勝争いは盛り上がらなくなる。鶴竜は横綱になって13勝の壁を突破できないでいる。日馬富士は未知数である。これが場所前の見方であった。照ノ富士が先場所を再現するかのように... -
■福岡初日 災い転じて勝利と成す
大相撲は幾多の不安定要因を抱えて、初日が始まった。不安要因の正体は休場明けの白鵬と日馬富士、そして先場所稀勢の里戦で膝を負傷した照ノ富士である。特に絶対王者の白鵬と次期横綱候補の照ノ富士が崩れるようなことがあれば波乱の場所になる恐れが出... -
対戦成績でみる大相撲
幕内は実は2つに分けられる。横綱・大関と対戦する幕内とそうでない幕内に。花形なのはもちろん前者である。大相撲は明日初日を迎える。相撲は土俵を割るか、足の裏以外がつくと負けになる競技だけに番狂わせが起きる。それも一番勝負だけになおさらであ... -
十一月場所の視点
まもなく初日を迎える十一月場所。大きな話題が見出しにくいが、記録的にはないわけではない。まず優勝に関して。鶴竜が優勝すれば、自身初の連続優勝になる。白鵬以外の連続優勝は平成24年の七月場所・九月場所の日馬富士以来になる。実に3年ぶりになる... -
稀勢の里数少ない優勝の条件
稀勢の里は15日制になってから、1場所平均10勝以上の成績をあげている唯一の大関である。ほかの大関は10勝未満というわけである。それほどの成績でありながら、相変わらず優勝が遠い、優勝に手が届かない。その原因は何か。どうすれば優勝に近づけるか。... -
大相撲論4
次に大相撲は○○であるの内容を検討してみたい。元力士の主張A.大相撲は曼荼羅です。B.大相撲は「大相撲」です。C.大相撲の真髄は武士道D.大相撲はスポーツとは一戦を画している「格技」E.大相撲は伝統芸能である。F.大相撲は日本の象徴である... -
優勝力がある力士
納めの十一月場所の優勝は誰か。と問うと、意外な事実が見えてくる。優勝というと13勝以上をあげる力がないと候補にあげにくい。ところがこの1年間で13勝以上あげたのは白鵬4回 15勝、14勝3回照ノ富士1回 13勝である。12勝での優勝がないわけではな... -
忘れられた横綱昇進の基準
九月場所千秋楽の大相撲中継(正面解説北の富士さん、三瓶アナ、向正面解説舞の海さん)で興味深いやりとりがあった。舞の海「北の富士さん、ひとつお聞きしたいんですけれども、結びの一番で照ノ富士が勝つことになると、来場所、照ノ富士は綱取りの場所... -
大相撲論3
元力士の主張4.スポーツならフェアな仕切りができるように仕切り線に電気センサーの設置が必要4.に関しては立ち合いの問題。手をおろすことのみが取り上げられているが、呼吸を制限時間前から合わせることのほうが大事である。4.はアマチュアもやっ... -
相撲技
相撲は15尺の土俵から出すか、足の裏以外を土につける、これだけで勝負が決まる。土俵からの出し方や倒し方にこうしなければ一本としないとう規定があるわけではない。技をかけにいって膝がついても負けである。相撲は相手の重心を崩すために自分が十分力... -
幻の北九州本場所
九州の本場所が近づいてきた。会場は地下鉄呉服町から徒歩で13分くらいの福岡国際センターである。しかし、最初から福岡国際センターだったわけではない。昭和初期の福岡開催は別として、定期的に福岡で本場所が開催されるようになったのは、昭和32年から... -
大相撲論2
これから元力が大相撲はスポーツではないと主張する内容をつぶさに検討してみる。大相撲論1で触れた元力士の考えの1.について。1.神事や伝統文化・芸能であり、競技性のある技の出し合いを興行としている。神事や伝統文化の一面はあると思う。しかし... -
大相撲論1
大相撲は( )ではない。大相撲は( )である。あなたなら( )の中にどんな言葉をいれるか考えてみてください。大相撲は単なるスポーツではない。大相撲は伝統文化の側面をもつ競技である。大相撲は不人気状態ではない。大相... -
10月の異変
10月も終わりを迎えようとしている。10月はこれまでの場所と場所の間とはかなり異なった期間であった。何が違うのか。まず、スポーツ紙のニュースが小さなものが目立った。話題になるようなものはなかった。企画的記事も特になかった。むしろ、ラグビーの... -
白鵬復活か照ノ富士優勝か けさ十一月場所新番付発表
十一月場所の新番付が発表された。御嶽海が十両2場所で突破し、新入幕を果たした。が、それ以外は特に新鮮味はない。先場所小結で10勝5敗、敢闘賞を受賞した栃ノ心の関脇昇進はあるのか否かかが見どころだった。案の定なかった。これは上位に上がれる力... -
続四股名あれこれ
パターン外の四股名大正・昭和戦前をみていく。朝日松(あさひまつ)、宇都宮、達ノ矢(だてのや)、真砂石(まさごいわ)、逆鉾、緋縅、琴ヶ浦、駒泉、大ノ高、三杉磯、福柳、友ノ浦、東雲(しののめ)、真砂石、綾鬼、若太刀、真鶴、荒熊、開月、玉碇、... -
続三賞力士100+α人
殊勲力士140人目、敢闘力士207人目、技能力士125人目と、敢闘賞が突出している。これまで1場所複数受賞した人数は敢闘賞75人と殊勲賞23人、技能賞17人と比較しても多い。まして、殊勲賞・技能賞は該当者なしが多い。さらに、技能賞は特定の力士が受賞する... -
三賞力士100+α人
2014年夏の終わりから秋にかけて、相撲博物館が優勝力士100人という企画で展示を行ったことは新しく、画期的だった。明治42年の高見山(酉)から鶴竜まで優勝者がちょうど100人に達していたのだ。これまで、優勝力士が何人目の優勝者かなんて考えたことも... -
四股名あれこれ
四股名にはいくつかのパターンがある。■自然○○山(やま・ざん)○○富士○○嶽(岳だけ・がく)○○峰(嶺)○○海(うみ・かい)○○浪(波)○○洋(灘)○○浜(濱)○○潮(汐)○○潟○○湖○○川○○森○○岩○○谷■領域○○国○○島(嶋・州・洲)○○里■動物○○龍(竜)○○鵬○獅子○○鷲○... -
知られざる(?)白鵬
これまで白鵬の優勝回数、連勝、横綱通算勝利数、幕内通算勝利数、入門以来の通算勝利数、休場率などに触れてきた。こうした偉大な記録は目につきやすいし、認識されやすい。そこで、今回は意外と知られていない(?)白鵬について触れてみたい。★デビュー... -
5年後の相撲界
東京オリンピックは5年後である。真夏にふさわしい種目は限られ、あとはひたすら耐久競技になることが予想される。国技館はボクシング会場になるという。そのころ相撲界の勢力図はどう変わっているだろか予測してみる。そのためにも5年前の番付はどうな... -
続大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
6位相撲不人気いつまで 新弟子集まらず取り組み開始が20分から30分くらいが遅くなっている。また、部屋が併合されたり、予定されたりしていることでも弟子不足が感じられる。十一月場所で新弟子検査は一人しかいなく話題になった。2012年の新弟子は56人... -
大相撲冬の時代脱却へ 2012年10大ニュース
2012年はニュースにはこと欠かない1年だった。ただし、これだという大きなニュースがないだけに好角家・相撲通5氏の10大(重大)ニュースも五者五様の模様を見せている。寄せられたニュースを基に2012年を振り返ってみたい。好角家・相撲通のT氏・S氏... -
ワンチャンスを生かした優勝2
幕内でたった1度の好成績が優勝につながった14人は、どのように優勝したのか一覧表にした。横綱・大関との対戦がない平幕優勝及び横綱・大関との対戦が不十分の平幕優勝は除外してある。東西制東西制は対戦する横綱・大関は限定される。同じ方屋の横綱大... -
ワンチャンスを生かした優勝1
九月場所は第一人者の白鵬が休場したにも関らず、優勝争いをしたのは鶴竜と照ノ富士のモンゴル勢だった。今、日本人最強力士は稀勢の里である。これに続く力士が琴将菊、豪栄道、栃煌山だが、優勝争いははるかかなたで遠かった。今後、稀勢の里にチャンス... -
チケット販売に大幅変更
九州のチケット事情は以前書かせていただいた。付け加えるならば、イス席は早く並んでも、団体客がかなりいいところばかりを抑えすぎているので、最初から購入できなすぎるという話である。団体の申し込み日を発売と同時にするか、極端にいい席ばかりをあ... -
2016年土俵の目撃者カレンダー
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横綱の休場率4
部屋別総当たり制で横綱に昇進した21人の横綱の休場率を検証する。ここには20回以上の優勝力士が5人登場するだけに興味深い。いきなり休場率0の横綱がいた。現役で亡くなられた玉の海である。0が出たらこれ以上の数値は出ない。しかし、玉の海は横綱在... -
横綱の休場率3
横綱審議委員会誕生後から系統別総当たりで横綱に昇進した横綱の休場率をみていこう。佐田の山の横綱昇進直前の成績は系統別総当たりで2場所、部屋別総当たりで1場所なのでこの中に入れた。戦後場所数が増え、横綱在位場所数が増えていった時期である。... -
横綱の休場率2
大正15年、新聞社制定優勝から協会が認定する優勝へと変遷した。優勝制度上解消しなければならない問題が、いくつかでてきた。預かり、引き分け、対戦相手が休場すると自分も「や」扱いになる点である。取り直し制度はいつからできたのか。星取り表上預か... -
横綱の休場率1
48場所連続横綱出場と驚異的な数字を誇っていた白鵬が九月場所初めて休場した。しかし、ここまで休場がなかったというのは超人的であった。どれくらい超人的か、ほかの横綱と比較してみよう。横綱が実質地位化した常陸山以降の横綱を調べてみた。まず、明... -
無念!玉の海3
27歳の青年横綱玉の海の急死。それはあまりにも衝撃的で、大相撲に触れてからこれ以上ない悲しみの出来事だった。日本中の大相撲ファンが悲しみにくれた。まだ取り盛り、双葉山の域にどこまで近づけるか。そんな楽しみ、可能性さえ失ってしまった。玉の海... -
無念!玉の海2
玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。実は九月場所前、玉の海の四股名を名乗ることを許諾したNHK解説者の玉の海梅吉氏は「症状がでているなら最初か... -
無念!玉の海1
毎年10月が来ると思い出すのは現役で亡くなった横綱玉の海である。玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことで今から44年前のことになる。昭和・平成10大ニュースに間違いなく入るほど現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は北の富士と同日横綱... -
九州チケット事情
今年に入ってから5場所連続満員御礼。九月場所は特に15日間満員札止めと最高潮に達した。その人気は九州福岡に続くのか。福岡の県民性はあまり並ぶということをしないと思っていた。しかし、今年の10月3日の発売日はそうではなかった。以下実際にチケッ... -
どうすれば強くなれるのかが照ノ富士の命題
九月場所千秋楽は、本割で鶴竜を一蹴して優勝決定戦に持ち込んだ照ノ富士。3連敗後、最後に力を発揮したが、優勝決定戦では横綱鶴竜に力を封じられ、あっけなく敗れた。優勝決定戦だけではない。12日目の栃煌山戦は、これしかないという双差しになられ、... -
テレビ中継のない大相撲
昭和28年、大相撲は年4場所制となった。テレビ中継はNHKの実験放送としてスタートした。これで大相撲はさらに大衆化していった。とはいかなかった。なにしろテレビは大卒の初任給が1万円程度のとき、20万円したと聞いている。だから家庭にはまったく... -
5年前の明日のホープの今
5年前、つまり2010年の十一月場所中に明日のホープをあげている。当時のメモが以下である。先場所11勝をあげた栃煌山が連敗で苦しんでいる。大関への期待がもたれていたが、筆者はまだそれほどの地力と勢いはないと見ていた。栃煌山に限らず若い力が躍動... -
大相撲チケット受難時代
九月場所は15日間満員札止めという、これ以上ない盛況であった。単に満員札止めというのではない。チケットの売れ行きのスピードは一月場所、五月場所の東京場所をはるかに超えていた。場所が近づいてくるに従って、協会の売れ行き状況は、前半の平日にポ... -
年間最多勝に異変あり
今年も残すところあと1場所となった。九月場所の白鵬休場は年間最多勝にも影響を与えようとしている。今までなら白鵬が圧倒的大差で年間最多勝を獲得してきた。それだけに年間最多勝の展開はどうなるか、考察してみたい。まず、今年5場所の成績で勝ち越... -
鶴竜横綱9場所目の初優勝をほかの横綱と比較する
九月場所、鶴竜が12勝3敗ながら横綱初優勝を飾った。やたら横綱初優勝と横綱9場所目を強調された優勝だった。鶴竜は旭富士以降続いていた連続優勝で横綱昇進にストップをかけての横綱昇進だった。また、新横綱の平成14年五月場所は9勝6敗と大敗しただ... -
総評
★白鵬の横綱初の休場に関して今まで白鵬がいて当然だったが、いざ休場してしまうと土俵が寂しい。優勝争いは白鵬がひっぱてきた面がある。横綱一人が休場したというより大きな存在が欠けてしまった。大相撲にとって大いなる損失だった。十一月場所は強い白... -
■秋千秋楽ハイライト
千秋楽は鶴竜の横綱初優勝、通算2度目の優勝で幕を閉じた。過熱人気・白鵬の休場の中で一時は2差をつけられた。しかし、最後は照ノ富士との優勝決定戦を制した鶴竜が有終の美を飾った。千秋楽のハイライトをここに展開してみた。<八角(元北勝海)によ... -
■秋千秋楽 予想を超えた鶴竜-照ノ富士の決戦
千秋楽、2敗鶴竜、3敗照ノ富士。優勝はどうなるか、という雰囲気は少しもない。前日の照ノ富士の対豪栄道戦での惨敗から、足の負傷はかなり思わしくなく、戦える状態ではない。そう判断した相撲ファンが多かったのでは。すでに鶴竜の優勝を疑わず、井筒... -
■秋14日目 千秋楽はしまらない土俵になってしまうのか
この日、前日足を負傷した照ノ富士に関して3つのケースが考えられた。1.休場の場合千秋楽の鶴竜の相手はどうなるのか。平幕の勢でも当てるのか。千秋楽結びの一番が横綱対平幕ではなんともしまらない。おまけに勝敗もみえてしまう。昭和48年十一月場所... -
■秋後半ハイライト
全勝で突っ走っていた照ノ富士が急速に失速して3連敗。一時は照ノ富士に2差つけられていた鶴竜がここへきてトップに立って千秋楽を迎えることになった。8日目から14日までの横綱・大関戦中心のハイライトをご覧いただきたい。 <8日目○鶴竜-逸ノ城>... -
■秋13日目 勢いが消えた照ノ富士は栃錦に学べ
朝から冷たい雨が降りしきる両国国技館。優勝争いのトップにいた照ノ富士が稀勢の里に圧倒され足からくずれて寄り倒された。完敗である。このところ、稀勢の里を寄せ付けない相撲を取っていたが、そうはいかなかった。照ノ富士は連敗で2敗となった。優勝... -
■秋12日目 照ノ富士の敗戦が影響を及ぼす横綱問題
この日、国技館に歓声が響いた。座布団が飛んだ。照ノ富士が思いがけない1敗を栃煌山にきっした。栃煌山のこれしかない双差しに土俵をわった。同時に相手に十分の体勢を許す照ノ富士の弱点がまたもや露呈した。照ノ富士の敗戦で優勝争いは面白くなったと... -
■秋11日目 実質二賞だった三賞に技能賞がでる予感
三賞は昭和22年の秋場所から始まった。戦後の混乱期を経て、相撲人気はどん底だった。何とか相撲人気を回復し、盛り上げていくために、協会と相撲記者クラブが考えて殊勲賞・敢闘賞・技能賞が誕生した。これは、ファンにも力士にも好評であった。これまで... -
■秋10日目 優勝争いがしぼんだ日
鶴竜が妙義龍に不覚をとり2敗で優勝争いから後退、稀勢の里は琴奨菊に立ち遅れ、3敗で優勝争いから事実上脱落した。全勝の照ノ富士は玉鷲が予想外の大健闘をして熱戦になったが、あわてることなく退けた。8日目に「場所のゆくえ」を掲載してから早々と... -
■秋9日目 照ノ富士、逸ノ城の差はどれだけある
この日全勝でトップを走る大関の照ノ富士は前頭4枚目の逸ノ城との対戦だった。かつては2度水入りを演じた両者だったが、照ノ富士が差し手を返して逸ノ城の巨体を浮かせて寄り切った。通常なら顔があう位置ではないが、白鵬・高安の休場で順番がまわって... -
■秋8日目 場所のゆくえ
白鵬休場はほかの力士にとって大きな優勝のチャンスになった。8日目を終えて全勝照ノ富士、1敗鶴竜、稀勢の里である。この3人にしぼられたといっていい。これまでの相撲内容を振り返ってみよう。一番安定した相撲を取っているのが照ノ富士である。4日... -
■秋前半ハイライト
白鵬休場という思いがけないカタチでスタートした九月場所。実力者は優勝のチャンスとばかりに熱い戦いを展開をしている。熱闘国技館前半のハイライトをご覧いただきたい。<初日 白鵬-隠岐の海○> <初日 嘉風-稀勢の里○><2日目 隠岐の... -
■秋7日目 大関の家賃が高い豪栄道
豪栄道が一進一退である。7日目の隠岐の海戦は左をさされてかいなを返して出られるとひとたまりもなかった。大関の権威も地に落ちたともいうべき完敗である。これで3勝4敗と負けが先行した。関脇以下との実力はまさに紙一重である。これではお先真っ暗... -
■秋6日目 安定感が増した照ノ富士は玉の海になれる
6日目、照ノ富士は実力者栃ノ心と右四つ、栃ノ心が上手を引くと素早く切る技能をみせる。再度栃ノ心が上手を引いて出るところをまきかえ体を入れ換え寄り切った。危なげない相撲が初日から続いている。まだ、6日目だが、上位実力者の中で一番安定感があ... -
■秋5日目 引きは負けをよぶ
冷たい雨が降り注ぐ国技館。5日目多くのお客さんが、そんななかでも足を運んだ。多くのお客さんが利用する駅がJRの両国駅である。その両国駅に実寸の土俵図がある。印象は狭いな、ちょっと下がると追い詰められてしまうのではという印象である。土俵の... -
■秋4日目 熱戦の日は微妙な勝負判定の日
連日満員札止めが続く国技館。これ以上はないという過熱にこの日は相撲内容で応えた。とかく優勝争いに目がいきがちだが、優勝争いができるのはほんの一握りの力士に過ぎない。本来相撲は一番一番の内容が問われるものである。どういう相撲を取ったか。問... -
■秋3日目 白鵬のいない土俵
いなくなって初めてわかる、その巨大な存在感、存在価値、それが白鵬である。横綱として初の休場だけにこれまで白鵬がいない土俵は想像すらしたことはなかった。白鵬ほど大相撲冬の時代を支えた横綱はいない。それも単なる不人気のときではない。新弟子暴... -
■秋2日目 横綱の2連敗スタート
初日、白鵬が隠岐の海にまさかの敗北をきっしたが、2日目は嘉風によもやの不覚で負けた。その結果2連敗スタートとなった。横綱になって初めてのことである。白鵬らしさとはほど遠い相撲内容である。これまで横綱で2連敗スタートをした先輩がどういう成... -
■秋初日 最強の崩壊再び
超満員で賑わう両国国技館。大関横綱が順調に白星を重ねるなか、結びの一番で波乱は起きた。白鵬がこれまで1度も負けていない隠岐の海である。最初、はやる隠岐の海に立ち合いがあわなかった。この瞬間一緒に観戦していたM氏(1年間の10大ニュースに参... -
初日前日の出来事
明日から大相撲九月場所が始まる。初日前日にしては国技館はすごい人である。首都圏は日曜から木曜まで雨続きであった。初日前日の土曜は晴れてはいたが、いくぶん暑さを感じる日でもあった。チケット人気が過熱するなか、相撲ファンはどれくらい国技館に... -
豪栄道と琴奨菊の近未来
大関の負けぬ日はなし大相撲。大関の歴史は弱さの歴史。豪栄道と琴奨菊はまさにこの言葉通りの歩みを続けているといっても過言ではない。この1年間の両者の成績をみてみる。豪栄道が8勝7敗、5勝10敗、8勝7敗、8勝7敗、8勝6敗1休、9勝6敗でト... -
稀勢の里優勝待望論
琴ヶ濱、豊山、大麒麟、旭国上記の力士に共通するものは何か、おわかりでしょうか。優勝経験がない最高位大関の力士である。現役では琴奨菊、稀勢の里、豪栄道も現段階では仲間入りしている。特に稀勢の里は15日制を務めた三根山以降の大関では、最高勝率... -
白鵬が狙える数々の記録
近づく九月場所。優勝候補の筆頭をあげるとしたらやはり白鵬以外にいない。白鵬以外あげにくい。白鵬はそれほど他の力士を圧倒している。白鵬が優勝すれば自己の最高優勝回数を更新していくことになる。現在の優勝回数は35である。大鵬が引退したときは6... -
優勝が遠い鶴竜・日馬富士
七月場所、日馬富士は途中休場、休場明けの鶴竜は好調だったが白鵬に及ばなかった。これで両者は自己ワースト記録をそれぞれ更新した。その自己ワースト記録とは何か。鶴竜は横綱初優勝なしが8場所になった。日馬富士は2013年十一月場所の優勝以来優勝な... -
照ノ富士の15日間を読む
九月場所の初日まで1週間を切った。九月場所はまれにみる過熱人気である。大相撲熱中場所が盛り上がる場所になるか、しらけ場所になるかは照ノ富士にかかっている。若くて強くて上り坂の力が常勝の横綱白鵬の対抗馬にならなくてはまたもや1強時代になっ... -
朝青龍 忘れえぬ大勝負
思わずはなった技が決まり手のではイメージできぬほどダイナミックだった。千秋楽の横綱同士の相星決戦は、力が入る大勝負となった。こんな展開、最近ではあまり見かけなくなってきた。上記の立役者は横綱朝青龍。場所は2008年一月場所である。しかも朝青... -
数字で知る大相撲
69、35という数字で何を思い浮かべるか。大相撲ファンならピンとくるのではないだろうか。言うまでもなく、双葉山の最高連勝記録69連勝と白鵬の幕内の最多優勝回数35回(2015年七月場所現在)である。力士の個人新記録は序ノ口からの通算最多勝利、幕内通...