大相撲

豪栄道の限界

2016年1月28日

日本出身の日本人琴奨菊の優勝にわいた一月場所。その
陰に隠れたように忘れ去られた大関が豪栄道である。4勝
11敗。惨敗である。途中休場もあるかと思えたが、最後ま
で取り切った。負けが込んでの休場は、悪しき慣例である。
その点は救われたが、3度目のカド番である。豪栄道ファン
は言葉を失う事態である。
140727千秋楽幕内 1129
<2014年七月場所 優勝を争う琴奨菊を倒し
て大関昇進を決めた豪栄道>
 
豪栄道の大関9場所の成績は65勝69敗1休と通算成績で
も負け越しである。内訳は横綱戦3勝18敗、大関戦9勝12
敗、関脇以下53勝39敗である。逸ノ城・高安(1不戦敗あり)
には5敗しており、嘉風に4連敗、栃ノ心には3連敗している。
(大関になって4敗目)宝富士にも4敗している。要するに豪
栄道は、関脇以下に対してはちょっとだけ強いということで
ある。

かつて、大関互助会という言葉があった。負けが込んだ
大関に勝ちが上まわっている大関が星をまわすものであ
る。証拠はないが、無気力相撲として摘発されたことが
ある。大関互助会で大関の地位を守ってき体質はありえ
たように思える。2011年、八百長が発覚した。再び八百
長が繰り返されれば、それは大相撲の存続不可能に陥る
ことを意味する。
160114五日目幕内 797
<嘉風に大関になって4連敗の豪栄道>
 
豪栄道はもとよりガチンコであるが、いかんせん大関と
しては限界に達した。仮に三月場所勝ち越して、大関の
地位を守ってもそれは地位だけ大関に過ぎない。大関の
存在価値は何か。少なくても3場所に1回は優勝争いを
し、時には横綱以上の存在価値を示すことである。今の
豪栄道に求めても無理であり、残念ながら限界なので
ある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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