大相撲

引退力士数と入門者数

2016年2月15日

2月にNHKで放送された「週刊ニュース深読み」で大相
撲が特集された。番組では、大相撲の人気の秘密を多
角的に分析する一方、悲観的な材料として力士のなり手
が減っていることを指摘していた。昨年の2015年の力士
数はどうだったのか。引退数と入門数を場所ごとに表に
したのが、以下である。
入門引退数A
トータルは微増であるが、就職場所といわれる三月場所
以外はマイナスである。新弟子のなかには今度幕下上位
が予想される宇良がいる。引退した力士には旭天鵬・若
の里も入っている。

かつてNHKの相撲アナウンサーだった北出清五郎氏の
著書「新訂大相撲への招待」(廣済堂刊)によると

  引退または廃業 入門   増減
昭和53年 129人  126人 -3
昭和54年 120人  165人  45
昭和55年 118人  165人  47
昭和56年 155人  172人  17
honn
<新訂大相撲への招待
北出清五郎著(廣済堂刊)>

当時はほとんどプラスであった。しかも入門も引退も3
ケタというスケールである。なお、廃業というのは相撲
界を去る者を意味し、引退は年寄として協会に残る者を
意味し、当時は区別していた。

それにしても力士のなり手が減少しているのはどういう
わけか。考えられるのは
1.プロ野球、サッカーと比較して収入面で見劣りする
2.力士になっても収入があるのは、ごく一部で大多数は、
転職せざるを得ない
3.少年や中高校生が相撲をやる下地が他のスポーツと
比較して乏しい
というところか。
大相撲人気の裏に力士志願者の減少。これは切実な問題
である。

2月、新たなテーマで書いていきます。
マーク2カ所をクリックして応援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑     

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.