三月場所の番付が発表された。琴勇輝が前頭東筆頭に
上がってきた。初めて横綱・大関とフル対戦する地位まで
きた。新入幕以来20場所目である。力士会で「犬みたい
に吼えるな」と釘を刺した白鵬に対し、「フォー」というのか。
白鵬対琴勇輝戦が注目される。嘉風が東関脇についた。
横綱大関とフル対戦する地位で3場所連続勝ち越したが、
4場所連続となるか。
番付の見どころは幕内から落ちる力士、十両から上がる
力士である。幕内から十両への陥落候補は以下の5人で
ある。
東5大砂嵐 全休
…
東11遠藤1勝6敗8休
…
東14常幸龍2勝4敗9休
東15誉富士4勝11敗
東16輝 4勝11敗
北太樹が西15で7勝8敗と微妙な位置である。
それに対し十両から幕内を狙えるのはたった2人しかい
ないのである。
西2英乃海11勝4敗
…
東5大翔丸10勝5敗
このアンバランスをどう調整するかと思ったら、幕内の
5人を全員十両に落とし、十両から2人しかいない昇進
候補に3人加え、5人上げたのである。その3人とは以
下である。
東3大栄翔 8勝7敗
… …
西5明瀬山 8勝7敗
西6里山 9勝6敗
大栄翔・明瀬山は勝ち点1に対し5枚あがるという大サ
ービスぶりである。里山も勝ち点3に対し、7枚上がると
いうこちらも変わらぬサービスぶりである。
これと逆のケースがある。昭和45年の十一月場所である。
その前場所の九月場所の成績は以下である。
東9栃勇 7勝8敗 西9金剛 7勝8敗
東10陸奥嵐10勝5敗 西10吉王山3勝12敗
東11竜虎 13勝2敗 西11高鉄山8勝7敗
東12大雪 8勝7敗 西12義ノ花9勝6敗
幕内から十両への陥落候補は吉王山1人である。
これに対し十両は
東1旭国 8勝7敗
東2増位山8勝7敗 西2栃富士9勝6敗
東3琉王 11勝4敗
西4大竜川9勝6敗
…
西6輪島 13勝2敗優勝
幕内に上がったのは琉王一人で、しかも幕尻であった。
輪島が十両東筆頭で旭国は勝ち越しながら、西筆頭に
落とされた。栃富士が東2枚目に移り、東2枚目で勝ち越
した増位山は西2枚目に落とされた。番付は運があると
はいえ、あまりにも両極端のケースである。
番付で以前からいわれていながら、未だ実現できてい
ないことがある。それは、番付ごとに月給に差をつける
ことである。今横綱は同じ月給であるが、東、西、東第2
と差をつけるべきである。関脇と小結が同じというのも
おかしい。すべて差をつけてこそプロであり、番付にさら
に意味が出てくる。
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