旭天鵬・照ノ富士・琴奨菊の初優勝には共通点がある。
それは場所前、優勝予想にあげられなかった点と絶対
王者・第一人者の白鵬の崩れである。白鵬が横綱に
なって優勝を逃した場所は18場所ある。そのうち11勝
以下は、5場所ある。
平成20年七月場所 11勝4敗 優勝朝青龍 14勝1敗
平成21年五月場所 11勝4敗 優勝琴欧洲 14勝1敗
平成24年五月場所 10勝5敗 優勝旭天鵬 12勝3敗
平成27年五月場所 11勝4敗 優勝照ノ富士12勝3敗
平成27年九月場所 0勝3敗12休優勝鶴 竜 12勝3敗
これに加えるのが最終盤連敗したケースである。
3連敗
平成26年三月場所 12勝3敗 優勝鶴 竜 14勝1敗
平成27年十一月場所12勝3敗優勝日馬富士13勝2敗
2連敗
平成28年一月場所 12勝3敗 優勝琴奨菊 14勝1敗
<友綱部屋の祝賀パーティ>
平成24年五月場所、これまで22回優勝した白鵬は、珍し
く不調であった。初日安美錦に敗れ、黒星スタートとなっ
た。それだけではなかった。7日目から魔にみいられた
ように3連敗をきっしたのである。この場所は乱戦模様に
なった。14日目を終えて3敗は大関稀勢の里、前頭4枚
目栃煌山、前頭7枚目旭天鵬となった。
<優勝決定戦で栃煌山を倒した旭天鵬>
千秋楽はハプニングの連続であった。まず、栃煌山の対
戦相手の琴欧洲が休場したのである。栃煌山が自動的に
12勝3敗となった。旭天鵬が豪栄道を寄り切って12勝3敗
として、栃煌山の不戦勝による単独優勝はなくなった。
2人が平幕なのに対して稀勢の里は大関で実力的には
トップであった。しかし、稀勢の里は把瑠都の前に敗れ、
4敗で初優勝には届かなかった。
<賜杯を北の湖理事長より受ける旭天鵬>
栃煌山対旭天鵬という史上初の平幕同士の優勝決定戦と
なった。本割では10日目旭天鵬が勝っていた。優勝決定
戦は勇んで出る栃煌山を左に回りこんだ旭天鵬が、はた
き込み、旭天鵬の初優勝が実現した。37歳8ヶ月、年6場
所制では最年長の優勝だった。
<優勝パレード 旗手白鵬 優勝旭天鵬>
照ノ富士・琴奨菊はこれから優勝を重ねる可能性があり、
優勝物語は別の機会に譲ることにする。この10年の優勝
物語、ご愛読ありがとうございました。
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