大相撲

■初 初日天覧相撲の中の物言い2番を分析

2016年1月10日

国技館では入場すると手荷物検査が待っていた。「天覧
相撲ですか」と聞くとそうという返事だった。昭和天皇
のときは幕内の土俵入りからご覧になっていた。その土
俵入りは通常とは異なっている御前掛かり土俵入りだっ
た。御前掛かり土俵入りを見たことがないファンにとって
はぜひ見たいところだが、天覧相撲は後半戦からであ
った。

その中で物言いのつく相撲が2番あった。最初は大関稀
勢の里対何かを仕掛けてきそうな安美錦戦で起こった。
稀勢の里が勇んで出て行くところを安美錦がまわり込ん
で引き落とした。勝負は微妙だが、安美錦のほうが有利
に見えた。物言いがついたが、安美錦が井筒(元逆鉾)
審判長の上に落ちたこともあり、すぐには土俵に上がれ
なかった。おまけにビデオ室からの連絡がはいりにくく
なったのかのように見える事態のため協議時間がかなり
かかった。
160110初日幕内 712
<最初の安美錦対稀勢の里戦>
 
その結果、取り直しになった。2度目、安美錦は思い切
った変化に出た。稀勢の里は大きく泳いだ。つかさず安
美錦が攻めたため稀勢の里は体勢を立て直せず、倒され
た。稀勢の里は平幕相手に2度負けたことになる。日本
人優勝出るとしたら、最有力なのが稀勢の里と言われて
いる。だが、これでは前途不安と言わざるを得ない。
160110初日幕内 739
160110初日幕内 743
<取り直しの安美錦対稀勢の里戦>
 
白鵬対勢戦。白鵬は勢を攻めきれない。まわり込んで活
路を求めんとしたが、自身もバランスをくずすというサ
ーカス的相撲になってしまった。白鵬の足が出たか否か
で物言いがついたが、足は出ておらず、白鵬の勝ちとな
った。白鵬の相撲に異変が起こっているのか、あるいは
ワンオブゼムに過ぎないのか、今後を注視していきたい。
160110初日幕内 833
160110初日幕内 834
<勢に辛勝した白鵬>

場所に入り、興味深いテーマを書いていきます。
マーク2カ所をクリックして応援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村 

相撲 ブログランキングへ 
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑  

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲
-

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.