横綱昇進以降、白鵬は2度目の3場所連続優勝なしとな
った。三月場所優勝がなければ4場所連続となり、不名
誉な新記録となる。もっとも白鵬の場合は、惜しくも優勝を
逃したとはいいがたい。途中休場した九月場所を除けば、
十一月場所・一月場所は、最終盤連敗して自ら優勝を放
棄したかのような相撲内容だった。

<十一月場所千秋楽 鶴竜に敗れる白鵬>
11月場所 ●●● 12勝3敗
日馬富士・照ノ富士・鶴竜に敗れる
1月場所 ●● 12勝3敗
稀勢の里・日馬富士に連敗
思いおこせば、これだけではない。平成24年の一月場所
13日目、把瑠都に2差つけられた白鵬が琴欧洲戦になす
すべなく寄り切られ負けた。優勝の望みが薄くなったととも
にやる気まで失ったような負け方であった。平成26年三月
場所、鶴竜が優勝した場所も最終盤、琴奨菊・鶴竜・日馬
富士に3連敗した。相撲内容に覇気を見ることは、できな
かった。

<一月場所千秋楽 日馬富士に敗れた白鵬>
本来なら横綱は、優勝はもちろん、たとえ可能瀬が薄く
なっても、最後まで場所を引っ張る姿勢が必要なのに、
これではつくづく無責任な横綱と思われてもしかたがな
い。

<平成24年一月場所13日目 琴欧洲に敗れた白鵬>
横綱輪島は11日目に高見山に敗れ、横綱を目指す大関
北の湖に2差をつけられたとき、師匠の花籠親方(元大ノ
海)にこう言われた「横綱だって人間だ。負けることもある
さ」と。この意外な言葉に輪島は発奮し、1差となった千秋
楽、本割・決定戦とも北の湖を撃破して逆転優勝を達成し
た。昭和49年七月場所のことであった。
白鵬に望むことは、唯一つ。横綱として最後まで土俵を
締める姿勢である。
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