大相撲

白鵬の復活は白鵬次第

2016年3月2日

横綱昇進以降、白鵬は2度目の3場所連続優勝なしとな
った。三月場所優勝がなければ4場所連続となり、不名
誉な新記録となる。もっとも白鵬の場合は、惜しくも優勝を
逃したとはいいがたい。途中休場した九月場所を除けば、
十一月場所・一月場所は、最終盤連敗して自ら優勝を放
棄したかのような相撲内容だった。
151122千秋楽幕内 716
<十一月場所千秋楽 鶴竜に敗れる白鵬>
 
11月場所 ●●● 12勝3敗
日馬富士・照ノ富士・鶴竜に敗れる
1月場所  ●● 12勝3敗
稀勢の里・日馬富士に連敗

思いおこせば、これだけではない。平成24年の一月場所
13日目、把瑠都に2差つけられた白鵬が琴欧洲戦になす
すべなく寄り切られ負けた。優勝の望みが薄くなったととも
にやる気まで失ったような負け方であった。平成26年三月
場所、鶴竜が優勝した場所も最終盤、琴奨菊・鶴竜・日馬
富士に3連敗した。相撲内容に覇気を見ることは、できな
かった。
160124千秋楽幕内 963
<一月場所千秋楽 日馬富士に敗れた白鵬>
 
本来なら横綱は、優勝はもちろん、たとえ可能瀬が薄く
なっても、最後まで場所を引っ張る姿勢が必要なのに、
これではつくづく無責任な横綱と思われてもしかたがな
い。
白 琴A
<平成24年一月場所13日目 琴欧洲に敗れた白鵬>
 
横綱輪島は11日目に高見山に敗れ、横綱を目指す大関
北の湖に2差をつけられたとき、師匠の花籠親方(元大ノ
海)にこう言われた「横綱だって人間だ。負けることもある
さ」と。この意外な言葉に輪島は発奮し、1差となった千秋
楽、本割・決定戦とも北の湖を撃破して逆転優勝を達成し
た。昭和49年七月場所のことであった。

白鵬に望むことは、唯一つ。横綱として最後まで土俵を
締める姿勢である。  

三月場所に向けて興味深いテーマを記していきます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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