大相撲

■秋7日目 大関の家賃が高い豪栄道

2015年9月19日

豪栄道が一進一退である。7日目の隠岐の海戦は左をさ
されてかいなを返して出られるとひとたまりもなかった。
大関の権威も地に落ちたともいうべき完敗である。これ
で3勝4敗と負けが先行した。関脇以下との実力はまさ
に紙一重である。これではお先真っ暗である。
150919七日目幕内 919

豪栄道は大関に昇進して以来1度も10勝以上をあげぬま
ま7場所目を迎えた。大関に昇進したときは「次は横綱
だ」と身内は期待したが、ほど遠い内容である。大関昇
進後の成績は先場所まで46勝43敗1休である。こうまで
急に弱くなったのはなぜか。
150919七日目幕内 921
そもそも大関昇進がおかしかった。大関を狙う場所とは
誰も思っていなかった昨年の七月場所。千秋楽で急に大
関問題が浮上したのだ。その成績は12勝、8勝、12勝で
ある。これは十分な成績とはいえない。
150919七日目幕内 924
不十分な成績で大関に昇進した例に初代若乃花がいる。
初代若乃花は内容はいいが、星がたりなかった。大関昇
進などないと思い込み、温泉でも行こうとしていた。そ
こへ昇進の知らせがきたのだ。横綱千代の山と17分の死
闘を繰り広げて引き分けたことが評価されたのだ。不十
分な成績で大関に昇進したことをよしとしなかった初代
若乃花は猛稽古で十分な星をあげていった。
若
<初代若乃花>

今の豪栄道は自信がなく、悲壮感が漂っている。自分を
見失っている。大関という名声や対面にとらわれず自分
の相撲を取ることである。それができないと豪栄道の苦
悩は続くことになる。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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