大相撲

■秋千秋楽 予想を超えた鶴竜-照ノ富士の決戦

2015年9月28日

千秋楽、2敗鶴竜、3敗照ノ富士。優勝はどうなるか、
という雰囲気は少しもない。前日の照ノ富士の対豪栄道
戦での惨敗から、足の負傷はかなり思わしくなく、戦え
る状態ではない。そう判断した相撲ファンが多かったの
では。すでに鶴竜の優勝を疑わず、井筒部屋で行われる
打ち上げパーティに着飾ってきていた方がいた。また、
人数が増えそうなので立食になりそうといった話を相撲
仲間から聞いていた。
150927千秋楽幕内 119
<鶴竜>
 
緊張感がいつもと違う中、筆者も相撲仲間たちとフラン
クに談義したり、ある熱烈なフアンには力士の毛筆によ
る今日の解説者の現役時代のサインと大好きな三役力士
のサインをプゼントしたりした。、また別なファンには
約束していた肉筆手形を渡したりしていた。
150927千秋楽幕内 790
<照ノ富士>
 
千秋楽の進行はスピーディであるが、今回は特に早い。
幕下優勝が6勝1敗の7人、朝弁慶が十両の天風に勝て
ば、8人のサムライによる優勝決定戦が控えていたから
である。この種の優勝決定戦はどういう順で、誰と誰が
対戦したか、記録が残りにくいことがある。そこで以下
に記しておく。なお、幕下西筆頭の朝弁慶が天風に勝っ
て8人の優勝決定戦になった。

1回戦
東    西
南海力-佐藤○
鐵雄山-力真○
大清峰-東龍○
○千代翔馬-朝弁慶

準決勝
○佐藤-力真
東龍-千代翔馬○

決勝
佐藤-千代翔馬○

本場所では、千秋楽でしか見られない三役そろい踏みが
行われ、いよいよ大詰めである。7勝7敗の豪栄道対ガ
チンコの稀勢の里の勝負は稀勢の里が寄り切った。いよ
いよ鶴竜-照ノ富士の決戦である。ただし、鶴竜の勝利
が確定的の見方は変わらない。そんな中、制限時間いっ
ぱいから両者立ち上がるや照ノ富士は左おっつけから突
き放して右四つ。鶴竜をおこして一気に出ていって勝利
した。目の前のフアンは狂喜してばんざい。筆者の視界
がさえぎられたほどである。これで優勝決定戦になった。
150927千秋楽幕内 771
<本割 照ノ富士が鶴竜を圧倒>
 
優勝決定戦は鶴竜ががらりと戦法を変えてきた。左前褌、
右も取って、すぐに上手出し投げで横綱初優勝を決めた。
鶴竜は照ノ富士の出足を止めたこと、有利な体勢になっ
た瞬間決めにいったことが勝因である。観客は予想を超
えた鶴竜-照ノ富士の内容、結果に酔った千秋楽となっ
た。
150927千秋楽幕内 829
<優勝決定戦 鶴竜技ありで照ノ富士を倒す>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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