大相撲

■秋14日目 千秋楽はしまらない土俵になってしまうのか

2015年9月27日

この日、前日足を負傷した照ノ富士に関して3つのケー
スが考えられた。
1.休場の場合
千秋楽の鶴竜の相手はどうなるのか。平幕の勢でも当て
るのか。千秋楽結びの一番が横綱対平幕ではなんともし
まらない。おまけに勝敗もみえてしまう。昭和48年十一
月場所、優勝を決めた輪島が14日目から休場した。千秋
楽、横綱琴桜の対戦相手は急遽前頭7枚目の天竜になっ
てしまったことがある。
150926十四日目幕内 892
<照ノ富士>
 
2.照ノ富士が14日目相撲を取って、無理と判断して千
秋楽を休場する場合
対戦相手の鶴竜の不戦勝となる。その場合三役そろい踏
みに鶴竜が加わらず、これまたしまらない土俵となる。
平成元年三月場所、14日目の大乃戦で負傷した横綱千代
の富士は千秋楽を休場した。旭富士の不戦勝となったが、
三役そろい踏みはなかった。
150926十四日目幕内 920
<照ノ富士、豪栄道に力なく敗れる>
 
3.照ノ富士が出場した場合
実際はこれになったのだが、7敗という不調の豪栄道に
対してやすやすと双差しを許し、相撲にならず、後退し
て寄り切られた。これでは千秋楽の鶴竜戦は期待できな
い。
150926十四日目幕内 990
<鶴竜、稀勢の里を退ける>
 
2敗の鶴竜は、3敗の稀勢の里と対戦。立ち合いの変化
から攻め込んだが、稀勢の里が逆襲してくるところを体
を入れかえ、勝負を決めた。2敗鶴竜、3敗照ノ富士と
なり、千秋楽結びで直接対決である。照ノ富士が負傷し
ていなくても、これまで鶴竜には1度も勝っていない。
これでは勝負の行方、優勝の行方は見えてきたような気
がする。なんともしまらない結末になってしまうのか。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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