この日、前日足を負傷した照ノ富士に関して3つのケー
スが考えられた。
1.休場の場合
千秋楽の鶴竜の相手はどうなるのか。平幕の勢でも当て
るのか。千秋楽結びの一番が横綱対平幕ではなんともし
まらない。おまけに勝敗もみえてしまう。昭和48年十一
月場所、優勝を決めた輪島が14日目から休場した。千秋
楽、横綱琴桜の対戦相手は急遽前頭7枚目の天竜になっ
てしまったことがある。
<照ノ富士>
2.照ノ富士が14日目相撲を取って、無理と判断して千
秋楽を休場する場合
対戦相手の鶴竜の不戦勝となる。その場合三役そろい踏
みに鶴竜が加わらず、これまたしまらない土俵となる。
平成元年三月場所、14日目の大乃戦で負傷した横綱千代
の富士は千秋楽を休場した。旭富士の不戦勝となったが、
三役そろい踏みはなかった。
<照ノ富士、豪栄道に力なく敗れる>
3.照ノ富士が出場した場合
実際はこれになったのだが、7敗という不調の豪栄道に
対してやすやすと双差しを許し、相撲にならず、後退し
て寄り切られた。これでは千秋楽の鶴竜戦は期待できな
い。
<鶴竜、稀勢の里を退ける>
2敗の鶴竜は、3敗の稀勢の里と対戦。立ち合いの変化
から攻め込んだが、稀勢の里が逆襲してくるところを体
を入れかえ、勝負を決めた。2敗鶴竜、3敗照ノ富士と
なり、千秋楽結びで直接対決である。照ノ富士が負傷し
ていなくても、これまで鶴竜には1度も勝っていない。
これでは勝負の行方、優勝の行方は見えてきたような気
がする。なんともしまらない結末になってしまうのか。
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