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大相撲
日馬富士10番勝負3
日馬富士の熱闘10番のうち残りの5番をふり返ってみよう。大関時代平成24年七月場所千秋楽横綱白鵬戦横綱対大関による史上初の千秋楽全勝決戦である。もっとも、大正6年春場所に横綱太刀山と大関大錦が9戦全勝で対戦している。ただし、これは時事新報社... -
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平成29年大相撲10大ニュース4位・3位
■4位 稀勢の里念願の初優勝ずっとずっと応援してきて、稀勢の里はいつも肝心なところで駄目だった。やっと優勝。とI氏はふり返る。稀勢の里の優勝は待望されながらも、遠かった。稀勢の里は初優勝以前13勝2敗を5度あげているが、いずれも優勝にはつな... -
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平成29年大相撲10大ニュース10位・9位
■10位 高安大関に昇進今年の前半、高安が11勝、12勝、11勝の成績をあげ、文句なく大関に昇進した。高安が急速に力をつけてきたのは平成28年七月場所だから、そのまま一気に駆け上がって大関を決めたことになる。新しい大関の誕生は大きな期待をもって迎え... -
大相撲
平成29年年間最多勝 最終版
<年間最多勝の表彰を受ける白鵬>今年の年間最多勝が白鵬に決まった。2場所休場の白鵬の年間最多勝は、他の横綱・大関の休場も多かったことによるものである。七月場所まで、高安が43勝17敗でトップだった。その高安は、九月場所、途中休場してしまった... -
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■福岡13日目 工夫なき取組編成 興行上は冬の時代
この日から大関高安が休場した。休場者は留まることがない域にまで達した。先場所に引き続き看板に偽りありの場所になった。横綱・大関リーグ戦は千秋楽結びの一番のみという寂しさである。ネットのチケットがさばけなかったせいか、ところどころ席があい... -
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■福岡12日目 貴乃花のルーツ
白鵬は昨日の敗戦を引きずることなく、御嶽海を圧倒した。高安は北勝富士に敗れ4敗目、豪栄道は逸ノ城に敗れ5敗目。ともに大関として弱すぎる。今後も期待はできないし、弱い大関はいらない。<北勝富士の攻めに崩れる高安><豪栄道、逸ノ城に敗れる>... -
大相撲
平成29年十一月場所のゆくえ
優勝は白鵬以外考えられない。9連勝と負けなしの上、相撲内容が一番安定している。ただし絶対ではない。昭和42年十一月場所、11勝1敗で独走していた大鵬が休場して優勝を逃したことがある。そういう意味で、白鵬も絶対とはいえない。追いかける上位力士... -
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■福岡8日目 声なき貴ノ岩
稀勢の里は比較的取り易い逸ノ城相手に四つにもなれず、ずるずる後退して土俵を割った。これで4勝4敗となった。稀勢の里は自信を回復するほど十二分な稽古が、いき届いていたとは言いがたい。自信喪失状態の相撲である。明日は宝富士戦。今後の相手は白... -
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■福岡6日目 異なる証言、疑問に推測憶測が渦巻く事件
大関豪栄道がパワー相撲の千代大龍の猛攻にしのいで、まわりこんだが、最後に土俵を割った。貴景勝は落ちない。高安との突き押し合戦は、貴景勝が優った。白鵬が星も相撲内容も群を抜いている。日馬富士の暴行事件はますます混迷を深めてきた。ビール瓶は... -
大相撲
年間最多優勝争いになる十一月場所
納めの十一月場所の優勝は白鵬か稀勢の里か。白鵬になっても、稀勢の里になっても今年3回目の優勝になり、年間最多優勝になる。ともに休場明けの場所となる。白鵬は過去休場後の成績は以下である。関脇6勝3敗6休→9勝6敗大関全休→10勝5敗▼横綱0勝3... -
大相撲
阿武咲と貴景勝を徹底比較2
4.取り口阿武咲・貴景勝ともに突き押しを得意とする。前に出る相撲は四つ相撲力士にとっては一歩間違えると、もっていかれる恐れがある。横綱・大関戦で波乱を巻き起こす要素がいっそう出てくる。突きを得意とした力士に千代の山と朝潮がいる。相撲巧者... -
大相撲
阿武咲と貴景勝を徹底比較1
若くてたくましくて将来性を感じさせる力士、それが阿武咲と貴景勝である。ともに平成8年生まれの21歳の若武者である。九月場所、阿武咲は横綱日馬富士、実力者御嶽海、嘉風、玉鷲に勝って10勝をあげ、小結昇進を決めた。一方、貴景勝は横綱日馬富士、大... -
大相撲
現役力士の三賞受賞事情
先場所は3横綱・2大関が休場するなか、貴景勝、阿武咲、朝乃山、嘉風の三賞力士の活躍で場所は盛り上がった。三賞は戦後の混乱期のなかからなんとか大相撲を盛り上げようという気運から誕生した。また、優勝できる力士は限られるが、三賞なら受賞できる... -
大相撲
平成29年十一月場所番付雑感
十一月場所の番付が発表された。今回、予想番付はそれほど苦労する面が少なかったのでは。その原因ははっきりしている。3横綱が休場して横綱の白星独占がなかったからである。大関もそこそこ勝つが、2大関が休場して輪をかけてしまった。結局出場したの... -
大相撲
■秋千秋楽 熱狂的ファンが日馬対豪栄道戦を盛り上げた
日馬富士か豪栄道か。結びの一番優勝をかけて激突。というほどの期待と緊張感はまるでもてなかった。2人とも、とにかくよく負けた。日馬富士は金星4つ、豪栄道の3敗もすべて平幕である。結びの一番はよく負けた者同士の今場所唯一の横綱・大関リーグ戦... -
大相撲
■秋14日目 チケット完売に反比例する場所の中身
連敗豪栄道が悲鳴をさそう相撲ながら、貴ノ岩になんとか勝利して3敗で止めた。3敗でも豪栄道は単独トップである。3横綱2大関の休場はまたとない優勝チャンスであったはずだ。ほかの力士は何をしていたのか。特に実力者関脇御嶽海は期待する前に連敗ス... -
大相撲
■秋13日目 場所の終焉
豪栄道が前日に続き、貴景勝に圧倒され連敗した。豪栄道はこれで3敗目である。3横綱2大関が休場する場所で、3敗がトップとはあまりに低レベルすぎる。絶対的強者どころか、比較的強者もいなかったのが、今場所の実態である。<豪栄道(はたき込み)貴... -
大相撲
■秋12日目 豪栄道2敗の意味
優勝戦線トップの豪栄道が、松鳳山に敗れて、2敗となった。立ち合いは2度不成立。3度目に立って突き合い、押し合いの応酬から豪栄道が引いた。まわり込んで再び攻めに転じたとき、はたき込まれてしまった。豪栄道の敗因は引いた点にある。それでもトッ... -
大相撲
■秋11日目 豪栄道が土俵を締めた
追うものは敗れ、リードする者は勝利する。11日目はそんな日になった。2敗千代大龍の対戦相手は5場所連続三役の玉鷲である。玉鷲の突きと千代大龍の突きとどちらの突きが先手を取るか。焦点はそこである。両力士立ちあがって、先手は千代大龍が取ったが... -
大相撲
■秋10日目 日馬富士の今後
日馬富士が調子を取り戻してきた矢先、平幕の貴景勝に不覚をとった。日馬富士は鋭く立った。ここまではいい、だが、組み止められず、突き合い、押し合いの展開から貴景勝がかわすと、日馬富士はバランスをくずして前に落ち、4敗をきっした。今場所の日馬... -
大相撲
■秋9日目 優勝の行方
9日目を終えて、優勝の可能性を秘めた力士がしだいにしぼられてきた。3敗まで可能性はあるが、ここでは中間視点として1敗豪栄道、2敗阿武咲、千代大龍、貴ノ岩、大翔丸のうち横綱・大関と対戦した3力士にしぼって検討してみる。碧山を退けた豪栄道は... -
大相撲
■秋8日目 熱戦が目立った中日
雨の8日目。今日はかつてあった相撲の会のメンバー3人と観戦した。久々に会うなつかしい方もいた。メンバーの1人が、三段目の福山が大野城相手に居反りをみせたと話してくれた。筆者は電車のトラブルで遅れて国技館入りしたので、残念ながらその相撲は... -
大相撲
■秋7日目 アンバランスな取組&勝負ポイント
まず、今日の取組でいただけなかった点を指摘しておきたい。取組は昨日つくられたものだが、1敗の大栄翔と対戦したのは、休場から再出場した佐田の海である。どうみてもアンバランスだし、佐田の海に勝ち目は薄い。結果はその通りになった。<佐田の海(... -
大相撲
■秋6日目 注目の三番を斬る
絶対的強者がいない場所は、戦国場所かサバイバル場所か、はたまたどんぐりの背比べ場所か。メディアの中には星が先行している力士に注目しがちだが、彼らが勝ち進んでいけるとは限らない。その前に実力者がたちふさがるのを見落としてはいけない。それが... -
大相撲
■秋5日目 乱戦・混戦模様の今場所
まだ序盤戦が終わったばかりで、成績をうんぬんするのは早いが、場所は乱戦・混戦模様になってきた。なぜ、こうした事態になるのか。絶対的強者がいないからである。番付でいえば横綱・大関に責任がある。企業で高級待遇を受けていて、結果を出せなければ... -
大相撲
■秋4日目 失われた横綱・大関の権威
横綱・大関は特別な好成績をあげ続けて初めてなれる地位である。そこには、協会の看板として、好待遇と権威がある、今場所は、3横綱・1大関と過半数以上の横綱・大関陣が休場しただけではすまない状況になってきた。残された横綱日馬富士2勝2敗、カド... -
大相撲
■秋3日目 大相撲崩壊の日
雨が降りしきる3日目。今日から大関高安、人気の宇良が休場した。これで幕内の休場者は7人に増加した。2人の休場の影響はとてつもなく大きい。高安の休場で横綱・大関リーグ戦は、今場所2番しかおこなわれないことになる。日馬富士対豪栄道、豪栄道対... -
大相撲
■秋初日 この日の明暗が場所の行方を暗示
3横綱が初日から休場という異常事態。こんなときだからこそ関脇・小結の実力者を含めて誰にでも優勝のチャンスはある、と期待は膨らむ。三役・横綱は果たしてどんな相撲を取るか、初日の焦点はそこにある。玉鷲は突ききれず、松鳳山を中に入れてしまった... -
大相撲
消えつつある優勝をかけての激突
大相撲人気が爆発したきっかけは、平成28年一月場所の大関琴奨菊の初優勝である。10年ぶりの日本出身の日本人優勝であった。十年一昔というが、さすがに長い年月であった。それだけにファンの歓喜は大きかった。このとき琴将菊は11日目、横綱白鵬と全勝同... -
大相撲
一人横綱(?)日馬富士優勝の可能性
まだ確定ではないが、もしかしたら九月場所は3横綱の休場があるかもしれない。4横綱時代、最悪の一歩手前状態である。鶴竜の休場は濃厚である。稀勢の里は万全にはほど遠い状態である。白鵬もケガからか出稽古を避けているという。仮に出場しても最後ま... -
大相撲
御嶽海カモと苦手
九月場所の東関脇は御嶽海である。大関に最も近いポジションである。御嶽海は今年に入って4場所連続上位勝ち越しで東関脇の位置を獲得した。御嶽海は先場所で入幕11場所目を経過した。インフルエンザで休場したこともあったが、ここまで不戦勝・不戦敗を... -
大相撲
大関の負け越し場所数
七月場所千秋楽、豪栄道が高安に負け、負け越しが決まった。九月場所は6度目のカド番である。大関在位18場所で6回の負け越しである。負け越し率は33.3%。七月場所途中休場した照ノ富士は5度目のカド番である。こちらは13場所で5回の負け越しである。... -
大相撲
大関2場所目の傾向
新大関の高安は一言でいうと期待を裏切ってしまった。優勝争いははるか遠く、「クンロク大関」に終わってしまった。これでは横綱候補にはとてもなれない、予感させない。それでは大関2場所目は期待できるのか。イメージだけだと2場所目こそ思う存分戦え... -
大相撲
■名古屋14日目 高安の6敗は今後を暗示?
白鵬の今日の相手はまだ勝ち越せない豪栄道。充実している白鵬は豪栄道を一蹴した。横綱対大関とは思えない、何か段違いの実力差を見せつけられた一番であった。それは日馬富士対高安も同様であった。<白鵬圧倒的強さで豪栄道をくだす>高らかに全勝優勝... -
大相撲
■名古屋12日目 盛り上がりに欠けた七月場所
白鵬対玉鷲戦は離れての戦いになった。白鵬が積極果敢に攻めて、玉鷲を寄せ付けない。最後に左ざしから寄り切った。白鵬はこれで通算1047勝になり、魁皇と並んでトップタイになった。<積極的に玉鷲を攻めた白鵬>それにしても優勝争いらしい優勝争いがな... -
大相撲
■名古屋9日目 残った横綱・大関1勝3敗の惨敗の日
2横綱・1大関が休場と寂しい七月場所となったが、残された2横綱・2大関のうち3人が惨敗という厄日であった。好調高安に対するのは嘉風である。本日一番いい取組といえる。嘉風は動きの速さで勝負する力士だが、今日は違った。高安のかちあげをくうこ... -
大相撲
平成29年名古屋!横綱・大関に挑む9人のサムライ
暑い七月場所がまたやってくる。高安が大関に昇進して、4横綱・3大関という豪華な番付となった。7人に挑むのは東関脇玉鷲から西前頭3枚目遠藤までの9人である。上位に休場者が出なければ、遠藤は日馬富士、稀勢の里、照ノ富士、高安に限定される可能... -
大相撲
大関優勝の可能性
前年は琴奨菊、豪栄道が大関で優勝した。今年に入って優勝が遠かった稀勢の里が大関で優勝した。七月場所は高安が新大関で登場する。大関照ノ富士はここ2場所優勝同点、優勝次点で復活の兆しを見せている。優勝というと横綱の独壇場である。だが、大関と... -
大相撲
知られざる十両優勝 現役編
五月場所は元幕内の錦木が安美錦との相星決戦を制して、10勝5敗で十両優勝を達成した。十両優勝を予想することはいかなる相撲通でもきわめて難しい。また、幕内優勝は覚えていても、十両優勝者は記憶から薄れていくのが常である。そこで予想ではなく、こ... -
大相撲
高安優勝の条件
新大関高安が再び優勝を口にしている。意欲と自信の裏づけがあるのだろうが、現実的にどうなのか。先場所は14日目、千秋楽と連敗し、結局11勝4敗で終わっている。三月場所は12勝と上位で自己最高の成績の成績をあげている。<賜杯>イメージだけでは、時... -
大相撲
番付差を月給差に反映せよ
七月場所の番付が発表された。高安が新大関に昇進したが、豪栄道の風下の3番目の大関である。いまや機械的な編成が定着している。それとも高安の先場所の成績11勝と豪栄道の先場所の9勝は2勝差だから逆転に至らずとの判断だろうか。しかし、下記のよう... -
大相撲
平成29年年間最多勝レース中間地点
今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年の年間最多勝は、大関稀勢の里が獲得したが、今年はどうなるか。3場所までの中間経過をまとめてみた。そこには意外な結果が待ち受けていた。それが以下である。なお、対象は3場所幕内にいた力士とさせていただ... -
大相撲
高安の相撲内容を採点する
五月場所の話題の一つに高安の大関昇進なるか、があった。高安は地力と自信をつけ、場所に臨んだ。15日間、高安はどんな相撲を取ったのか。相撲内容を採点してみた。採点の基準は、自分の力をどれくらい土俵で発揮したかである。勝ち負けではない。点数は... -
大相撲
新版 新大関の通信簿
五月場所後、高安が文句なしに大関に昇進した。いささか過熱気味の報道の中、話題はつきない。新大関は、近く七月場所に向けて始動すると思われる。新大関の場所は、今後の高安を見通す上でも大事な場所となる。これまで、先輩大関はどのような成績を残し... -
大相撲
平成29年五月場所総評
★大相撲は稀勢の里人気五月場所はチケット発売当日に1時間半で15日間完売になるほどの人気だった。これは三月場所で負傷をおして逆転優勝した稀勢の里への感動と稀勢の里が横綱として国技館初登場が重なった人気である。それでなくても稀勢の里の行くとこ... -
大相撲
■夏14日目 白鵬の優勝の位置づけ
白鵬全勝。次点とは2差ある。白鵬が優勝を逃すケースは、優勝決定戦を入れて3連敗したときである。全勝でここまできた横綱が負け続けるとは考えにくい。白鵬の優勝は事実上決まって迎えた14日目。どうしても盛り上がりが乏しくなりがちである。<白鵬、... -
大相撲
■夏11日目 稀勢の里と魁傑・横綱玉の海の比較
<稀勢の里>稀勢の里がとうとう休場した。これは最も見たくない結末である。負けが込んで休場するくらいなら、最初から休場したほうがはるかにスッキリする。そうしなかったのは明らかに判断の誤りである。途中休場したことは稀勢の里にとって、何も残ら... -
大相撲
■夏10日目 相撲人生最大のピンチに陥った稀勢の里
琴奨菊は今場所立ち合いからのあたりを受け止められ、あるいは受け流され、さらに、はじき返されてきた。星があがらず苦戦相撲が続いていた。その琴奨菊相手に稀勢の里は立ち合いからあたられ、後退してあっけなく土俵をわったのである。稀勢の里は勝てる... -
大相撲
■夏9日目 方向性が見えてきた三番
今日の森永賞は日馬富士対玉鷲の横綱関脇戦ではない。照ノ富士対豪栄道の大関対決でもない。稀勢の里対栃煌山の横綱対平幕戦である。本来ならこの取組は組まれる予定がなかった一番である。鶴竜の休場によって急遽繰り上げられて実現したわけである。この... -
大相撲
■夏8日目 平成29年五月場所のゆくえ
稀勢の里は碧山相手に攻めた。といってもけして攻め急がなかった。攻め急いで土俵際の突き落としを用心したのか、慎重な上にも慎重な攻めで土俵をまわる碧山を追い立てた。慎重だが、止まることなく最後は寄り切った。防御にまわることはなかった。この点... -
大相撲
■夏2日目 現役大関よりはるかに強い高安
今日の注目は初日負けた稀勢の里の相撲である。ここで連敗するようだと、先行きは暗澹たるものになってくる。対戦相手は隠岐の海。油断はできないが、嘉風よりは取り易いかもしれない。稀勢の里は立ち合い踏み込んで、左四つ。圧力を加えて前に出て、ここ... -
大相撲
高安の15日間を推測する
五月場所、高安の大関を狙う戦いがいよいよ始める。高安は15日間どんな戦いをするか、推測してみた。なお、成績は高安からみた数字で( )はここ1年間の成績である。▼強敵1.白鵬2勝16敗(×●×●○×)高安にとって最大の強敵は横綱陣になる。なかでも白... -
大相撲
平成29年夏!横綱・大関に挑む10人のサムライ
五月場所、横綱・大関全員あるいは1人足りない準対戦するのは、番付でいうと関脇玉鷲から前頭東3枚目の大栄翔までである。ただし、横綱稀勢の里の出場が未だはっきりしない。仮に出場しても最後まで取れる見通しはない。そのため西3枚目の碧山まで対戦... -
大相撲
カド番に挑む豪栄道と真価を問われる照ノ富士
五月場所、先場所途中休場した豪栄道はカド番で迎えることになる。大関在位16場所を終えて、5度目のカド番である。約3場所に1回はカド番である。全勝優勝してまだ1年たってないが、そのイメージは時とともに薄れつつある。今の豪栄道は横綱を狙うどこ... -
大相撲
高安 カモと苦手
五月場所、注目されるのが高安の大関昇進なるか、である。高安は入幕して5年5場所経過した。その間、三賞は殊勲賞3回、敢闘賞4回、技能賞1回、計8回受賞している。三役は小結4場所、関脇3場所務めている。現在5場所連続三役である。それでは5年... -
大相撲
稽古総見見聞記
今日5月3日は1年ぶりの稽古総見の一般公開日である。国技館には昨年同様5時半に着いた。並んでいる列は南門を越えて大江戸博物館方向に伸びている。だが、4列に並び直すと南門あたりに縮んだ。ここから方向を変えて国技館横に並ばせた。昨年は櫓あた... -
大相撲
高安の上位戦を分析する
先場所12勝をあげて大活躍した高安。五月場所はいよいよ大関昇進をかける場所になる。それだけ高安が焦点になる。実は、幕内は2つある。横綱・大関全員と対戦(あるいは1番少ない準対戦)するクラスとそうでないクラスの2つである。高安はこれまで上位... -
大相撲
稀勢の里の本当の価値
稀勢の里が春巡業を休場して、治療に専念するという。治療は1ヶ月を要する。巡業で稀勢の里に会うことを楽しみにしていたファンには残念なことかもしれない。しかし、稀勢の里の力士生命を大切に思うなら、ケガを直すことが第一である。<モンゴルに対抗... -
大相撲
■春6日目 高安への大いなる期待
白鵬に続き、4連敗の豪栄道が今日から休場した。これによって横綱・大関リーグ戦は5番しか行われなくなった。このままいけば12日目までに横綱・大関リーグ戦はないことになる。先場所は12日目と14日目という終盤戦に横綱・大関リーグ戦が2日間もなかっ... -
大相撲
■春5日目 予想を超えた稀勢の里
2敗白鵬が今日から休場した。4横綱の皆勤は、最初の場所から崩壊した。豪栄道が4連敗で今後どうするか気になる。負けが込んだから休場するのはおかしいし、みっともない。悪いところがあるなら最初から休むべきである。「休場は試合放棄である」と言っ... -
大相撲
横綱・大関に挑む9力士の戦跡
12日から始まる三月場所、東関脇玉鷲から東前頭3枚目松鳳山までの9力士(大関だった琴奨菊を除く)が横綱・大関6人(場合によっては5人)に挑む。上位に休場が出ると東前頭4枚目嘉風まで入ってくる。休場者が出なくても同部屋対戦せずで、日馬富士、... -
大相撲
稀勢の里の15日間を推測する
新横綱で三月場所を迎える稀勢の里。最近は少なくなったが、新横綱は初日に負ける傾向があった。昨年の三月場所から今年の一月場所の1年間の成績は74勝16敗と堂々たる数字である。稀勢の里は三月場所でどういう成績を残すか。休場者がでなければ、前頭東... -
大相撲
忘れられた大関
大相撲のニュースは今、稀勢の里を中心に展開している。これはやむを得ない。しかし、十一月場所前は、豪栄道が横綱の期待を担って、話題をさらっていたのだ。土俵の目撃者も以下のテーマで取り上げてきた。(クリックすると読めます)横綱昇進問題を考察... -
大相撲
三月場所番付発表 不可解な稀勢の里の位置
<先場所優勝した稀勢の里(右)>新番付が発表された。先場所14勝で優勝した稀勢の里は第4の横綱のポジションである。なにゆえ、4勝の日馬富士、5勝の鶴竜より下位におかれるのか。いやそれだけではない11勝の白鵬と14勝の稀勢の里は3勝の差がある。... -
大相撲
稀勢の里、横綱初土俵のカギは稽古
18日牛久市で行われた稀勢の里のパレードに、5万が人集まったという。とてつもない人数である。筆者が常磐線の牛久駅で下車したとき、明らかに稀勢の里のパレードが目的とひと目でわかる方を何人も見かけた。明治神宮の1万8千人といい、久々の日本人横... -
大相撲
大相撲冬の時代、大阪場所の人気度
大阪場所のチケットが1日、いや数時間で15日間分が売り切れた。驚異的なことである。ただし、注釈がつく。ネットダフ屋・にわかネットダフ屋が、買い占めていることが考えられるからだ。それにしても明治神宮の稀勢の里の横綱の土俵入りに1万8000人も集... -
大相撲
白鵬の挫折
一月場所の白鵬は14日目に平幕の貴ノ岩によもやの敗戦をきっし、稀勢の里の優勝が自動的に決まってしまった。貴ノ岩は前頭10枚目で13日目まで10勝3敗だが、上位戦は小結の高安としか当たっていない。ところが、終盤にきて横綱鶴竜、大関豪栄道が休場して... -
大相撲
稀勢の里に立ちふさがる力士
昨年の三月場所から今年の一月場所までの1年間、稀勢の里は74勝16敗と堂々たる成績をあげた。時の最強者としての立場を築いた。師匠の隆の里は新横綱の場所、15戦全勝優勝を達成している。全勝は別として、稀勢の里も新横綱優勝を成し遂げたいところであ... -
大相撲
優勝稀勢の里 血涙14番勝負
これまで稀勢の里の取組グラフは相撲内容を採点したケースが多かった。実は千秋楽稀勢の里と白鵬の決戦になった場合は、両者の相撲内容を徹底比較する企画を想定していた。白鵬が14日目に負けて幻となってしまった。稀勢の里の初優勝、横綱昇進の反響は想... -
大相撲
平成29年一月場所総評
★15日間満員札止めの盛況だった前売りが売り切れたのが発売初日から3週間ほどだから驚異的な人気である。場所は15日間満員札止めとなるほど盛況だった。ただ、ネットで高値販売するネットダフ屋及びにわかダフ屋がはびこっているとの指摘がある。主催者権... -
大相撲
■初 13日目 次々と消える対戦相手
13日目は各段の優勝に関る取組が組まれる。取組開始は10時35分頃と思い、国技館に10時20分に着いた。しかし、実際の取組開始は力士数や休場者の影響か、10時50分であった。取組開始前に一緒に観戦するKI氏が到着していた。優勝に関る取組で注目したのは... -
大相撲
■初 10日目 終盤戦への懸念
このところ相撲内容がもう一つの稀勢の里。今日は照ノ富士相手にじりじり攻めて1敗を守った。相撲が乱れている白鵬は、勢相手に離れて取ったが、なんとかさばいて連敗を止めた。両力士に共通しているのは、強さを見せつけ、スカッと勝つとまではいってい... -
大相撲
■初 7日目 大関の終焉
好調稀勢の里は、不調栃煌山をまったく問題にしなかった。6場所制最強の大関稀勢の里は先場所で大関30場所を迎えた。318勝132敗(1不戦敗あり)で勝率は7割7厘である。1場所10.6勝である。6場所制になって大関の通算成績で1場所平均10勝を超えている... -
大相撲
■初 6日目 稀勢の里の今後
稀勢の里の今日の対戦相手は先場所苦杯をなめた正代である。正代右差し、稀勢の里左差しの争いである。両者立ち上がり、予想通りの展開となった。だが、稀勢の里はいつもの稀勢の里ではなかった。左からの突き起こして正代を後退させ、一蹴した。稀勢の里... -
大相撲
■初 5日目 崩れつつある優勝争い
22勝13敗。これは横綱・大関の5日目までの成績である。よくもここまで負けたものだ、という印象である。これでは15日間満員札止めになるほど国技館に足を運んでくれるお客さんに応えられる数字ではない。負け越しそうな大関を予感させる成績さえある。相... -
大相撲
■初 3日目 大相撲雑感
平日初の日の満員札止めは、事前に予想されていたとはいえ驚異的なことである。発売3週間くらいで既に前売りがなくなっていた。今場所の15日間満員御礼は確実である。大相撲冬の時代にこんななぞなぞがあった。野球場にいる鳥はウグイス(嬢)、では大相撲... -
大相撲
■初 初日 時間がかかりそうな新旧交代
昨年同様、初日は天覧相撲となった。木戸を通ると手荷物検査と金属探知機のようなところをくぐることになった。御前掛かり土俵入りが見られるか、いや午後5時の幕内後半からになるとのことだった。バブルを知らない世代だけでなく、御前掛かり土俵入りを... -
大相撲
どうなる一月場所の優勝争い
昨年は5人の優勝者が出た。場所前からの予想通りになったのは白鵬くらいである。明日から始まる一月場所はどうか。優勝の条件としてあげられるのは、次の3つである。第一に取りこぼしを少なくする。第二に横綱・大関戦を勝ち抜く。最後は優勝争いをする... -
大相撲
今年はどうなる 豪栄道・琴奨菊
琴奨菊と豪栄道は、昨年ともに日本中を熱狂させる初優勝を飾った。琴奨菊は10年ぶり日本出身力士としてビッグニュースになった。これが引き金となって、稀勢の里が連続13勝をあげ、秋には豪栄道が全勝優勝を達成した。優勝した場所は無敵の強さだった。だ... -
大相撲
今年はどうなる 鶴竜・日馬富士
鶴竜は白鵬と同じ年の生まれである。白鵬が若くして横綱になったのに比べ、遅れてきた横綱といえる。十一月場所の優勝は予想外であったが、本人にとっては意味のある優勝であった。それは横綱になって初めて13勝以上の成績をあげたこと。1年に1回の優勝... -
大相撲
平成28年大相撲10大ニュース4位・3位
■4位 稀勢の里優勝なしで年間最多勝9勝 13勝次点、13勝次点、12勝次点、10勝、12勝次点で稀勢の里が69勝21敗で年間最多勝を初めて獲得した。優勝なしでの受賞は年6場所制となった昭和33年以降で初の珍事である。初めて年間最多勝を獲得した要因に、稀... -
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平成28年大相撲10大ニュース8位・7位
■8位 八角理事長再選で執行部新体制昨年の11月20日本場所13日目、北の湖理事長は、62歳の若さで急逝した。現役の理事長逝去後は八角理事(元北勝海)が理事長代行としてリーダーシップを発揮してきた。昨年の12月18日、八角(元北勝海)を理事長代行では... -
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平成28年大相撲10大ニュース10位・9位
■10位 1年間で優勝力士が5人一月場所の琴奨菊、三月場所・五月場所の白鵬、七月場所の日馬富士、九月場所の豪栄道、十一場所の鶴竜と今年1年は優勝力士が5人という賑やかな1年となった。今年は白鵬が絶対王者ではなかったことがもたらした結果である... -
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稀勢の里の15日間を採点する
十一月場所、稀勢の里は次点の12勝3敗の成績であった。初めて3横綱を撃破するという快挙を成し遂げた。その一方で平幕に3敗するという不可思議な面をみせている。稀勢の里がもつ二面性としかいいようがない。稀勢の里は15日間どんな相撲を取ったのか。... -
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鶴竜 栄光と戦いのグラフ
鶴竜の久々の優勝は、鶴竜ファンを熱狂させた。3度目の優勝は、取りこぼしはなく、横綱戦を制して堂々たる14勝1敗の成績だった。先行逃げ切り型の優勝で、唯一の1敗はガチンコ稀勢の里のパワーに負けたものだった。鶴竜の栄光と戦いを写真で見ていこう... -
大相撲
今年の年間勝利ランキング
納めの十一月場所が終わり、平成28年の大相撲は終了した。今年1年、各力士はどのような成績を残したか。前半勢いがあったが、後半伸び悩んだり、その逆、あるいは最後まで浮上することはなったりと様々な人間模様を見せてくれた。年間成績を出す上で気を... -
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十一月場所総評
★場所の相撲人気をどうみるか満員御礼が出なかったのは2日間だけだから、よく入ったといえる。ただし、客席がずいぶんプレス用などでつぶされている。今回は新たに大型のブースが設けられていた。こんなに多くの客席を犠牲にするのが、十一月場所の特徴で... -
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■福岡千秋楽 明暗を分けたモノ
鶴竜が日馬富士との横綱戦を制して、14勝1敗の堂々たる成績で優勝した。鶴竜が横綱に昇進して16場所目のことであった。今年1年間優勝争いをすることができず、存在価値を問われかねなかったが、見事脱却した。優勝か否か、明暗を分けたものは何か。それ... -
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■福岡14日目 優勝とともに決まったコト
展開は思わぬ方向に動いた。日馬富士が制限時間を勘違いするハプニングがあった。日馬富士対白鵬戦は予想を覆し、日馬富士が果敢に出るも、白鵬の動き勝ちとなった。日馬富士は3敗で自力優勝はなくなった。<白鵬、日馬富士を小手投げ> 1敗の鶴竜... -
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■福岡13日目 大関の限界
13日目から横綱戦が始まるが、なぜか緊張感は薄い。緊張感があるのは日馬富士対豪栄道戦、稀勢の里対栃ノ心戦である。栃ノ心は先場所、変化で稀勢の里をくだしているが、今場所の稀勢の里なら大丈夫だろうとみた。ところが、2敗稀勢の里は堅くなったのか... -
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平成21年十一月場所グラフ
▼11月26日用白鵬が年間86勝と驚異的数値をあげたのは、平成21年であった。納めの十一月場所は全勝優勝を達成している。独走で12回目の優勝であった。横綱は白鵬と朝青龍、大関は琴欧洲、琴光喜、日馬富士、魁皇、千代大海である。千代大海は途中休場してい... -
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■福岡9日目 場所のゆくえ
9日目までの成績を整理すると全勝は鶴竜、1敗は日馬富士、白鵬、2敗は稀勢の里、照ノ富士となった。(横綱・大関全員と対戦のない、または対戦予定のない力士は優勝の権威に関るので除外した。)こうみると、横綱3人が1歩リードし、大関2人が追走す... -
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■福岡8日目 薄れゆく場所の焦点
序盤戦、完璧な相撲を取ってきた豪栄道。その歯車がこの3日間くるいが生じている。後退することがなかったのが、豪栄道の相撲だったのに、玉鷲、魁聖、そして今日の隠岐の海と後退だらけである。隠岐の海にはふところに入られる今場所最悪の体勢だった。... -
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■福岡6日目 波乱が低レベルに繋がることを懸念
豪栄道は以前の豪栄道ではない。強さを増している。玉鷲は以前の玉鷲ではない。すごみを身につけてきた。そんな両者が6日目に激突した。立ち合い両者が頭と頭で激しくぶつかりあう。玉鷲果敢に突きたて、豪栄道は今場所初めて後退する。土俵際かろうじて... -
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■福岡5日目 豪栄道に対する突破口
豪栄道はますます強みを増している。馬力相撲の碧山にさがることなく、途中傾きかけたが踏みとどまった。最後まで圧倒して前に出た。引いたのは碧山で、そこをつけこまれて敗れた。場所前、馬力相撲タイプは豪栄道を後退させれば、勝機が生まれると書いた... -
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■福岡4日目 大関陣のほころび
照ノ富士は今年1年で3度もカド番を迎えている。今年5場所の成績も25勝41敗9休と1場所平均5勝しかあげていないのである。今場所もカド番である。初日、2日目の照ノ富士は魂ここにあらずのような気の抜けた負け方であった。3日目、4日目、これでは... -
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■福岡2日目 豪栄道の心境
早くも実現した豪栄道対高安戦。豪栄道にとっては、対戦成績で負け越している強敵である。制限時間後、高安がつっかけるのが早く仕切り直し。昨日の隠岐の海のように気負っている。2度目の立ち合い、勝負は一瞬にしてついた。高安が膝からがくっと落ちた... -
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■福岡初日 厭な相手をのりきった豪栄道
横綱・大関陣は初日から厭な相手との対戦となった。試練、つまり試されているのだ。稀勢の里対碧山戦。稀勢の里に先場所のような1敗もできないという切羽詰った様子は微塵もなかった。何度か苦戦してきたことがある碧山を無難にさばいた。騒がれない立場... -
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相撲通が語る十一月場所の展望
明日から福岡で十一月場所が始まる。九月場所全勝初優勝した大関豪栄道の成績は、全休からの復活はあるか白鵬、年間最多勝を争う稀勢の里と日馬富士。今年納めの場所のメインエベントは誰対誰になるのか。十一月場所の展望を相撲通6氏にきいてみた。★豪栄... -
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横綱審議委員長が示した見識
横綱の問題点は何か。それは同じ横綱でも天と地ほどの開きがある点である。双葉山も武蔵山も同じ横綱扱いである。それは安易な横綱づくりに原因があると指摘してきた。昭和33年以降、その大元として横綱審議委員の2場所連続優勝または準じる成績に起因し...