大相撲

■春5日目 予想を超えた稀勢の里

2017年3月16日

2敗白鵬が今日から休場した。4横綱の皆勤
は、最初の場所から崩壊した。豪栄道が4連
敗で今後どうするか気になる。負けが込ん
だから休場するのはおかしいし、みっとも
ない。悪いところがあるなら最初から休む
べきである。「休場は試合放棄である」と
言ったのは魁傑である。

今日の稀勢の里の対戦相手は勢である。前日
白鵬を倒した勢は、今や人気は大阪だけで
なく、全国区である。相撲はこうなった。
左四つ互いに上手が取れない。稀勢の里が
圧力をかけるが、上手が取れていないため、
無理をしない。こうした展開が続く。よう
やく土俵に追い詰めて上手を取ると寄り切っ
た。磐石である。

稀勢の里はますます強くなって大阪にのり
込んで来た。強さはの中身は地力と精神面で
ある。2つは、揺るぎないモノとなっている。
それは、優勝した先場所を超えている。むし
ろ優勝したことで一皮むけたともいえる。
また、優勝した琴奨菊のようにイベント、
テレビ出演を増やさなかった。いわば、琴奨
菊に学んだのである。

新横綱のプレッシャーは半端ではなかった
はずである。大正15年の協会認定の優勝制度
以降では、新横綱の優勝は双葉山、大鵬、
隆の里、貴乃花のわずか4人しかいない。
土俵入りを指導した元大乃国は8勝7敗の
成績に終わっている。稀勢の里はここまで
まったく危なげなく、5連勝である。序盤戦
をのり切った。安定度は最もある。

さて稀勢の里の中盤戦はどう展開するか。
明日からの対戦相手は、宝富士、嘉風、御嶽
海、松鳳山、琴奨菊が予想される。動きの
速い嘉風、奇襲がありえる松鳳山、パワーの
御嶽海、先場所負けている琴奨菊、油断でき
ない力士が続く。土俵は荒れている。荒れた
土俵を引き締めるのも横綱の務めである。
稀勢の里ならやれる。

大阪行きの準備完了。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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