大相撲のニュースは今、稀勢の里を中心に
展開している。これはやむを得ない。しかし、
十一月場所前は、豪栄道が横綱の期待を担っ
て、話題をさらっていたのだ。土俵の目撃者
も以下のテーマで取り上げてきた。(クリッ
クすると読めます)
豪栄道が稀勢の里と違うのは、たった1度の
13勝以上の成績が優勝に結びついた点である。
ただし、このときの豪栄道は強くスキがなか
った。それは十一月場所の序盤まで続いた。
結局結果的に9勝6敗に終わり豪栄道の戦い
は終わったように見えた。一月場所は稀勢の
里、白鵬との対戦を残して最終盤戦に突入
したが、休場で存在感を示せなかった。
<昨年九月場所全勝優勝した豪栄道>
しかし、1度やれたことが再びできない理由
はない。豪栄道は真剣に相撲を取るタイプで
ある。そのため、大関昇進時は苦しい成績の
繰り返しだった。全勝優勝は長い地味な苦労
が身を結んだ結果である。昨年の三月場所は、
見事に12勝をあげている。
豪栄道は忘れたころにやってくる。引かずに
前へ、前へ攻めれば、昨年の九月場所の再現
は可能である。地元大阪のファンは期待し、
見守っている。
<母校で優勝パレード>
照ノ富士は1場所おきにカド番を繰り返して
いる。現在4度目のカド番で三月場所を迎え
ている。これは情けない状態である。ケガに
原因があるのだろうが、「なんぼ健康上の
理由を言い立てても相手には勝てん」と言っ
たのは力道山である。
<平成27年五月場所関脇で優勝した照ノ富士>
4度の負け越しのうち、3度は大負けのフル
出場である。この点はまだ救いがある。どう
しても負けが込むと、理由をつけ休場に逃げ
込むケースが多い。ただ、フル出場しても
白星配給王ではいけない。根がない負け方
ではだめだ。出場する以上気力ある相撲を
みせて抵抗を示していただきたい。
<照ノ富士の優勝パレード 旗手日馬富士>
カド番の場所、白鵬はなぜか照ノ富士に2連
敗中である。この取組は序盤に当てることを
強く望む。
野球、サッカーは国際試合ほど熱くなり
ます。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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