大相撲

■初7日目混迷の時代は新しい英雄の出現を待望

2018年1月20日

鶴竜と栃ノ心の全勝対決が結びで実現。地位
も対戦成績もはるかに上の鶴竜が、危なげ
なく寄り切った。今の鶴竜は充実している。
結果論だが、思い切って十一月場所を全休
したのがよかったと思う。稀勢の里が中途
半端に出場して、結果を出せずに苦しんで
いるのとは対照的である。伝え聞くところに
よると「神はのり越えられない試練は与え
ない」という言葉が鶴竜を勇気づけていると
いう。

鶴竜に対抗するのは大関ではない。豪栄道、
高安はどうしても安定感に欠ける。本来大関
は優勝争いをし、時には横綱以上の存在価値
を示す立場である。大関の優勝は平成28年
九月場所の豪栄道以来でていない。平成20年
代の大関止まりの大関の優勝は、琴欧洲、
把瑠都、琴奨菊、豪栄道と1度だけである。
もっとも杉山桂四郎氏は、昭和の名大関は
清水川一人と断言していた。それは平成でも
変わらない。
170514初日幕内 678
<H29年5月 鶴竜を圧倒する御嶽海>

昨年6場所すべてを勝ち越した御嶽海がここ
まで全勝できた。貴景勝、阿武咲、北勝富士
を退け、予想をはるかにこえる快進撃である。
これからは御嶽海にとって未知の領域になる。
明日は逸ノ城戦。今後は鶴竜、両大関戦、
栃ノ心、正代、遠藤あたりになる。今の横綱
は30歳以上で、今後多くを望めない。今期待
される大関は、横綱になれる大関である。

今場所は日馬富士が去った土俵である。加え
て第一人者の白鵬、日本人横綱の稀勢の里が
相次いで休場し、場所が盛り上がりにくい
条件がそろってしまった。それは、今後も
あり得ることかもしれない。それだけに、
新しい英雄の出現を一刻も早く待望してい
る。

嘉風の肉筆手形が複数出てきました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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