大相撲

■初 7日目 大関の終焉

2017年1月14日

好調稀勢の里は、不調栃煌山をまったく問題
にしなかった。6場所制最強の大関稀勢の里
は先場所で大関30場所を迎えた。318勝132敗
(1不戦敗あり)で勝率は7割7厘である。
1場所10.6勝である。6場所制になって大関
の通算成績で1場所平均10勝を超えている
のは稀勢の里一人である。

問題はほかの大関である。
琴奨菊 大関在位31場所 カド番7回 1場所平均8.7勝
豪栄道 大関在位14場所 カド番4回 1場所平均8.4勝
照ノ富士大関在位9場所 カド番3回  1場所平均7.7勝

平成28年十一月場所まで

琴奨菊は高安に負け、2勝5敗と窮地にたっ
た。1場所おきにカド番を繰り返す照ノ富士
は誰の目にも大関の実力はないとしか映ら
ない。そもそも2場所連続して負け越して
初めて大関を陥落する、という規定は適切
なのか。これは関脇以下よりゆるやかである。
大関は2場所8勝22敗で守れることになる。
最近はあまりいわれなくなったが、かつて
9勝6敗の大関のことをクンロク大関と揶揄
していた。今いわれないのはけしていいこと
ではない。

土俵の目撃者では、大関陥落制度に関して
これまで様々な考察をしてきた。
1.カド番3回で陥落
2.6勝、7勝はカド番 5勝以下は陥落
3.1場所負け越しで陥落
4.大関の勝ち越しを10勝として、2場所
連続9勝以下なら陥落
5.大関の給料を成績で決める。9勝以下
なら関脇と同じ。負け越しなら平幕と同じ。
6.上位で3場所通算最多勝力士を大関に
する
7.大関の地位廃止
などである。

1から4を適用すると琴奨菊、豪栄道、照ノ
富士はとっくに大関の地位を追われている。
地位だけ大関はいらない。今場所琴奨菊は
横綱・大関戦を残して2勝5敗と大ピンチ
である。照ノ富士は横綱・大関戦を前にして
負けが先行している。3大関はとっくに終焉
を迎えているのである。

暑いのも寒いのも苦手です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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