大相撲

■秋4日目 失われた横綱・大関の権威

2017年9月13日

横綱・大関は特別な好成績をあげ続けて初め
てなれる地位である。そこには、協会の看板
として、好待遇と権威がある、

今場所は、3横綱・1大関と過半数以上の
横綱・大関陣が休場しただけではすまない
状況になってきた。残された横綱日馬富士
2勝2敗、カド番大関照ノ富士1勝3敗と
惨憺たる成績である。もう1人のカド番
大関豪栄道は3勝1敗だが、昨日、今日と
変化に頼った相撲である。今場所は横綱・
大関の権威が崩れた情けない場所になって
きた。

4日目の日馬富士対北勝富士戦は信じられ
ない展開だった。日馬富士出足よく右差し
で攻め込んだが、北勝富士がまわり込んで
攻め込むと、もう残せないのだ。こんなあっ
けなく負けて15日間務まるのかと、懸念を
抱いてしまう。明日は日馬富士対全勝阿武咲
戦があるが、日馬富士有利とはいえなくなっ
てしまった。

今の4横綱は全員30歳を超えている。大関
豪栄道も同様である。勤続疲労がでても不思
議ではない。高安は27歳だから、若いという
域ではない。そう考えると横綱・大関の権威
は、危うさの上にあったのかもしれない。

昭和47年一月場所、横綱北の富士7勝7敗
1休、大関大麒麟全休、大関前の山途中休場、
大関清国9勝6敗、大関琴桜10勝5敗と横綱・
大関は休場を含め、総崩れであった。優勝は
平幕の栃東が史上初の4敗しての優勝となっ
た。当時これは優勝ではない。単なる1位だ
という批判があった。しかもこうした混乱が
この後3場所続いたのである。

今場所は昭和47年一月場所が繰り返されても
不思議ではない。しかし、それはけしていい
ことではない。

今日、NHK総合は15時22分開始でした。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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