一月場所の白鵬は14日目に平幕の貴ノ岩に
よもやの敗戦をきっし、稀勢の里の優勝が
自動的に決まってしまった。貴ノ岩は前頭
10枚目で13日目まで10勝3敗だが、上位戦は
小結の高安としか当たっていない。ところが、
終盤にきて横綱鶴竜、大関豪栄道が休場して
急遽白鵬戦が組まれた。普通なら横綱には歯
が立たないところだが、実際は貴ノ岩が堂々
と白鵬を寄り切ってしまった。

<貴ノ岩に敗れた白鵬>
貴ノ岩はがちんこ力士であるが、白鵬を脅か
す要素はない。それが負けたのだから、深刻
な敗戦であった。その結果、白鵬は横綱とし
て初めて4場所連続優勝なしという記録を
つくってしまった。成績も悪い。4場所で
32勝13敗15休である。ちなみに稀勢の里は
4場所で48勝12敗である。
今まで見たこともない白鵬である。大鵬は
晩年、1年に2回、1回、1回という優勝
回数であった。北の湖は1年に1回、なし、
1回の後 新国技館開設の一月場所引退した。
3者は若くして横綱に昇進したという共通点
をもっている。大鵬は30歳で引退し、北の湖
は31歳だったが、最後は新国技館での出場の
ため、かなり無理をしていた。白鵬は三月
場所前で32歳をむかえる。
白鵬は東京オリンピックまで取ると意気込ん
でいる。しかし、白鵬の相撲は以前の相撲
ではない。明らかに後退している。取りこぼ
しも目立つようになってきた。ただ、幸か
不幸か日馬富士、鶴竜、稀勢の里、豪栄道と
いった周囲も30歳を超えている。照ノ富士は
覇気がない状態である。

<荒鷲になすすべなく敗れた白鵬>
白鵬最大の強敵は稀勢の里である。稀勢の里
は、今心技体が一番充実している。しかし、
新横綱の場所はなかなか難しいのが、これ
までの歴史である。白鵬が稀勢の里の優勝
阻止にむけて燃えれば、三月場所はおもしろ
くなる。そのためにも十分な稽古の裏づけが
不可欠である。
風が強く、体感温度が寒い日でした。
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