大相撲

平成29年一月場所総評

2017年1月23日

★15日間満員札止めの盛況だった
前売りが売り切れたのが発売初日から3週間
ほどだから驚異的な人気である。場所は15日
間満員札止めとなるほど盛況だった。ただ、
ネットで高値販売するネットダフ屋及びにわ
かダフ屋がはびこっているとの指摘がある。
主催者権限で高値取引をサイトから削除すべ
きとの意見が、相撲ファンの間で出始めて
きている。ダフ屋に関して、相撲ファンは
怒っている。

★優勝した稀勢の里について
稀勢の里の優勝は期待しないほうがいいと
まで言われた時期があった。それほど期待を
そがれてきた。
170122千秋楽パレード 089
<優勝パレード 旗手高安>
 
稀勢の里は必ずしも万全の相撲ではなかった。
特に琴奨菊に1敗してからは慎重になった。
稀勢の里の優勝は取りこぼし=関脇以下の
敗北がなかったこと。特に思いがけない相手
に負ける傾向があっただけに大きかった。
白鵬が追いかける展開になったこと。モン
ゴル包囲網がくずれたことなどが、表面的
にはあげられる。

しかし、稀勢の里の優勝に関しては別な見方
をしたい。稀勢の里はがちんこ相撲一途で
取ってきた。愚直なまでのがちんこだから、
思いがけない敗北もあった。そんな生真面目
の稀勢の里を相撲の神様はけして見捨てなか
ったのではないだろうか。神様はいないと
思う方がいるかもしれない。だが、苦しくて
もがちんこを貫いた姿をじっと見ていて、
相撲の神様はそっと優勝を授けてくれたの
では。稀勢の里の優勝の表彰式をこの目で
見ていて、そんな思いにかられた。
170122千秋楽幕内・表彰 666
<内閣総理大臣杯を受ける稀勢の里>
 
★稀勢の里の横綱昇進について
メディアは横綱昇進決定で一色である。最近
5場所で61勝、1ケタ勝利はなく安定感は
ある。それを受けて横綱審議委員会は横綱
推薦を決定した。心配は年齢が30歳、今年
31歳になる点である。何歳までやれるか。
3年はがんばってほしい。横綱稀勢の里は
今後常に優勝争いをして、最低でも12勝を
あげていかなければならない立場になる。

★ほかの横綱・大関に関して
白鵬は衰えが目立ち始めた。日馬富士に取り
こぼしはつきものになったし、鶴竜は負け
すぎた。栃木山は言う。横綱は大関の倍稽古
しなければ務まらない。鶴竜、日馬富士、
豪栄道が休場して取組は寂しくなる一方に
なった。照ノ富士、琴奨菊は負け越しで、
3横綱、4大関は、実質1横綱、1大関で
あった。
170122千秋楽パレード 006
<寂しい千秋楽の協会ご挨拶>
 
★幕内上位陣について
今場所横綱・大関は関脇以下に31敗(不戦敗
含む)もした。随分気前よく負けたもので
ある。それだけに勝ち越しが4人出た。9勝
の玉鷲、11勝の高安、11勝の御嶽海、8勝の
勢である。玉鷲は9勝に終わったが、力強い
攻めが引き続き見られた。御嶽海と正代は
明暗を分けた。横綱・大関とフル対戦で初め
て勝ち越した御嶽海が、今後へ大きく踏み
出した。高安が白鵬を倒したとき、援護射撃
ではなく「自分のため」と答えたのがよかっ
た。「人のために相撲は取らない」と言った
のは玉錦である。その通りだと思う。
170109二日目幕内 670
<御岳海、日馬富士から勝利>
 
★三賞について
殊勲賞貴ノ岩は11勝の白鵬に勝っただけで
違和感を覚える。白鵬に勝った高安もいる。
2横綱に勝った御嶽海もいる。

★そのほか目についたのは
宇良は惜しくも十両優勝を逃したが、11勝を
あげて入幕を確実にした。豊響戦では反り
返って残し、天風戦ではたすき反りをみせた。
土俵の目撃者が前相撲から追いかけてきた
宇良の入幕は楽しみである。

★最後に場所の採点を
今場所は終盤にきて、休場の影響で取組が
寂しすぎた。また横綱・大関が負けすぎた。
救いは稀勢の里の初優勝である。以上から
50点。

明日から稀勢の里特集を予定しています。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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