大相撲

■初 5日目 崩れつつある優勝争い

2017年1月12日

22勝13敗。これは横綱・大関の5日目までの
成績である。よくもここまで負けたものだ、
という印象である。これでは15日間満員札止
めになるほど国技館に足を運んでくれるお客
さんに応えられる数字ではない。負け越し
そうな大関を予感させる成績さえある。相撲
はまだ、序盤戦が終わったばかりである。
それでこの成績では好待遇、地位に対する
責任を果たしているとは言いがたい。

横綱・大関は関脇以下と9度対戦する(日馬
富士と照ノ富士は10度対戦)。つまりあと
4戦残しているのである。残している主な
対戦相手は以下である。
鶴竜 玉鷲・正代
日馬富士 玉鷲(6日目)・正代・勢
白鵬 玉鷲・高安
稀勢の里 正代(6日目)・勢

5日目までで2敗は事実上優勝争いから大き
く後退している。2敗力士鶴竜・日馬富士・
豪栄道がこのあと全勝するのは不可能に近い。
まず、3力士で星をつぶし合うから多くても
13勝をあげられるのは最多で一人である。
まして相撲内容からいっても、この後の玉鷲
戦はじめ、横綱・大関リーグ戦を突破できる
とは考えにくい。つまり序盤戦でほとんど
優勝争いは破綻しているのである。

ここのところ優勝争いはサバイバル戦で展開
していった。今場所は白鵬、稀勢の里のマッ
チレースになるしかない。それも条件付で
ある。
1.稀勢の里が追いかける展開では優勝は
難しい。せめて相星で併走すること。
2.両力士あるいはどちらかが休場しない
こと。アクシデントで白鵬、稀勢の里のどち
らか一方が休場したら場所はおしまいである。

白鵬、稀勢の里ともに相撲内容はいい。この
ままいけば両雄が激突するのは千秋楽になる。
締まらない土俵を締めくくるのは、白鵬対
稀勢の里戦以外ない。

ブルーレイのリモコンを思わず探して
しまいました。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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