大相撲

■初 4日目 正代、御嶽海どちらが出世する

2017年1月11日

正代は寄り立てる琴奨菊相手に土俵を回り
こんで、琴奨菊の攻めをしのぐ。もろ差しの
体勢に成功すると、反撃に転じて寄り切った。
御嶽海は横綱鶴竜に怒涛の圧力。鶴竜がまわ
り込むも最後は出足で圧勝した。御嶽海は
横綱戦を2勝1敗で終えた。

正代と御嶽海どちらが出世するか。正代が
入幕したのは、1年前の一月場所である。
御嶽海はその1場所前の十一月場所である。
2人よりはるかに早く入幕した学生出身力士
に遠藤がいる。十両を1場所で突破し、今の
大相撲人気のきっかけをつくった。しかし、
現在の遠藤は頭打ちである。大きくは望み
にくい。

正代、御嶽海には共通点がある。それは横綱・
大関とフル対戦して勝ち越したことがない点
である。もっとも勝ち越せるのは1場所に
1人か2人しかいないのだから、簡単では
ない。先場所、関脇以下で上位で勝ち越し
たのは玉鷲だけであった。

御嶽海は横綱に2勝し、大関に1勝している
のだから勝ち越せるのでは、と思いがちだが、
現時点ではまだそこまでいっていない。先場
所の遠藤は1横綱3大関を倒しながら負け越
している。御嶽海は突き押し相撲だが、重心
が安定している。前のめりになってばったり
倒れるケースは少ない。
                         
正代は胸を出す立ち合いを指摘されている。
3日目玉鷲戦になすすべもなく敗れたのも
この欠点によるものである。正代は大関に
勝ててもまだ横綱には勝てずにいる。すでに
白鵬戦は終えている。今後の鶴竜、日馬富士
戦がカギになる。

結論。今場所勝ち越したほうが出世する。
両方負け越せば出直しである。両方勝ち越せ
ばその相撲内容、相手次第で決まる。

場所中は余分なことが何ひとつできません。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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